泰久寺駅
泰久寺駅(たいきゅうじえき)は、かつて鳥取県東伯郡関金町泰久寺(現・倉吉市関金町泰久寺)[注釈 1] にあった、日本国有鉄道(国鉄)倉吉線の駅(廃駅)である。倉吉線の廃線に伴い、1985年(昭和60年)4月1日に廃駅となった[1]。 歴史駅構造廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する無人駅で、地上駅であった。ホームは、気動車2両編成ですらはみ出してしまうほどの短いものだった。 駅舎は待合室程度の質素なもので、改札はなくホームには駅舎を通らずに上がれる構造になっていた。 駅周辺駅の裏手を鳥取県道45号線が通っている。倉吉線は泰久寺地区を横断するように通っていたものの、駅は同地区から数百メートルほど離れたところに設けられており、駅周辺には林や畑などしかなかった。
現状待合室は撤去されたものの、ホームや駅名標の枠、レールが当時のままに放置されている。当駅と隣の山守駅には、字の部分が透けたアクリル板でできている全国的に珍しい駅名標が存在した[注釈 2]。2014年(平成26年)現在、駅跡にはレプリカの駅名標が設置されている。
日本一美しい廃線跡当駅跡から山守トンネル方面へ数十メートル進んだ廃線跡に木々が線路をまたいで伸びる所があり、その先には竹林が広がる[新聞 1][4]。この2ヵ所は2019年11月27日にフジテレビ系列で放送した『世界の何だコレ!?ミステリー』で六角精児が廃線跡を旅する企画として放送された[5]。同番組では「日本一美しい廃線跡」と呼ばれる場所として紹介され[5][6]、SNSで話題となった[4][新聞 1][新聞 2][新聞 3]。乗りものニュースは2021年7月25日に発表した記事ではこの光景を「竹林と廃線のフォトジェニックな景観」と評している[7]。この廃線跡では地域活性化イベントとして「ウォーキングドッグデー」[8]・「日本一美しい廃線跡まつり」[9]・竹林のライトアップ(2023年11月11日初開催[10][新聞 4])などの各イベントを開催している。
隣の駅脚注注釈本文
新聞
関連項目外部リンク
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