渡利 (福島市)渡利(わたり)は、福島県福島市の地名。または、旧信夫郡渡利村の範囲を指す福島市の地域名である。 渡利 (地域)福島市役所渡利支所管轄の小倉寺・南向台・渡利の計3地区を指す。福島市都心部から阿武隈川を挟んだ江東エリア一帯の地域であり、複数のバイパス道路が整備され、主に住宅地として発展している地域である。渡利、小倉寺、それぞれ町村制施行以前の旧村の流れを汲んでおり、1980年代にそれぞれに跨る高台の山間部が新興住宅地「南向台ハイタウン」として造成されたのちに南向台として分離独立し町名変更が行われた。 歴史奥州街道整備以前、古代に東山道沿いの村々であった。福島城外堀の役割を担っていた阿武隈川に面している。そのため水運の要所として福島城下と渡利間では「天神の渡し」などの渡し船で東西の往来が頻繁に行われた。 →「渡利村」も参照
道路元標かつて旧道路法で定められた渡利村道路元標が役場前に立っていたが、長らく所在が不明となった。ところが近年、福島県道308号山口渡利線の道路工事を行った際に土中から発見され、現在の位置に置かれた。現在は福島市渡利学習センターの近辺の福島県道308号山口渡利線沿いにある。 地域
渡利(地名)
渡利(わたり)は、福島県福島市の地名で、渡利支所所管(旧渡利村)にあたる渡利地域内である。 地理福島市中心市街地とは阿武隈川を隔てている。範囲は阿武隈川に沿って広域にわたる。北から東にかけて市内東部地区(北から岡部、山口、大波)、東から南にかけて立子山、南で田沢、黒岩と、南西で小倉寺、南向台、鳥谷野と、西から北西にかけて中心市街地(南町、御倉町、杉妻町、舟場町、上浜町、腰浜町、東浜町)とそれぞれ接している。福島市街地に面した北側の平野部は住宅地として利用され、県営・市営住宅が建ち、山際には団地も建ち並ぶ。「福島に桃源郷あり」とも唄われる花見山公園をはじめ、弁天山や茶屋沼といった高台に立地する自然公園がある。一方、国道114号、及び旧国道114号沿いの地域は、阿武隈川と険しい斜面に挟まれたり山間であったりと、平地に乏しく街道に沿い住宅が点在するほか、小規模な田畑が見られる。 河川山
主な字
歴史渡利は概ね町村制施行以前の旧信夫郡渡利村の区域を指す。1947年(昭和22年)に福島市に編入合併され福島市渡利となった。第二次世界大戦時、福島市で唯一爆弾の投下(原子爆弾の模擬弾といわれている)があった。 渡利浄水場から取水された水道水が最後まで残った地区だったが、2007年(平成19年)3月19日に摺上川系統に切り替えられた。ただし、下水道は中心市街地を除くと比較的早期に整備された区域である。 世帯数と人口2017年(平成29年)6月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
施設
観光交通鉄道
バス
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