田中綾華
田中 綾華(たなか あやか、1993年 - )は日本の実業家、バラ農園経営者、ROSE LABO株式会社 代表取締役社長、農業女子プロジェクト(農林水産省)メンバー、アグリイノベーション大学校特別講師。東京都中野区生まれ、練馬区育ち。 概要東京都中野区出身。サラリーマン家系に生まれる(非農家)。バラに魅了され、二松學舍大学中退後、食用バラ農家にて修行をし、2015年(平成27年)22歳のときに「誰よりもバラを愛し、バラに愛される企業」を目標に「ROSE LABO(ローズラボ)株式会社」を設立[2]。 「GSEA学生起業家」日本代表をはじめ「マイナビ農業アワード」最優秀賞、SNB女性起業家賞、渋沢栄一ビジネス大賞ほか多数受賞。自称「キラキラ系じゃなくてメラメラ系起業家」。「食べられるバラ」を自社栽培。バラを加工した化粧品を販売、飛び込み営業を始め、約200店舗で常設販売中[3]。 現在、バラ農園経営者として埼玉県深谷市にある農園と、営業事務所がある東京都港区行き来する。栽培するバラは鑑賞用ではなく食用。エディブル・フラワー(食用花)として高級スーパーや契約レストランに卸している[4]。農林水産省 農業女子プロジェクトメンバー。「6次産業」の農家として、講義、セミナーなどを行っている[2]。 経歴1993年(平成5年)東京都中野区生まれ。起業家だった曽祖母の影響で幼い頃からバラが好きになる[5]。曾祖母は夫が早く亡くなり、引き継いだ会社を経営していた[6]。 幼少期より友達と楽しく毎日を過ごすことが第一で、特技や趣味に熱中したり、目標を立てて何かに没頭するといったこともなく、いわば漠然と過ごしてきた[7]。 2012年(平成24年)二松學舍大学に入学[6]。夢を持っている大学時代の友人たちに接し、また当時読んだアレックス・シアラー著『青空のむこう』に触発され、「自身の人生」「生と死」「自身の進む道」などを考えるようになり、好きな「バラ」を仕事にしたいと思うようになった。その思いが募ると大学を中退し、単身、大阪のバラ農家に弟子入り、そこで2年間修業した[4][5]。 独立のための農園用地を埼玉県深谷市に見つけると、2015年(平成27年)9月に独立し、「ROSE LABO」を設立。当初は「バラ」がうまく育たず、アルバイトをしながらの農園経営であった。当時は、早朝から埼玉で農園作業、昼頃からは東京で営業、夜は埼玉でアルバイトといった生活だったという[5]。バラ栽培技術向上のため、2016年(平成28年)にアグリイノベーション大学校入学、またそこで紹介を受けた大分のバラ農家の指導も受け、バラ栽培が軌道に乗る様になり、アルバイトに頼ることなくバラ農園に専念できるようになった[8]。 2017年(平成29年)世界56ヵ国から世界一の学生起業家を決める「GSEA学生起業家」日本代表に選出。食品や化粧品開発もあり、創業3年にして年商1億円を突破する様になった。[5]。同年、世界に羽ばたく起業家・女性起業家賞を受賞[9]。 2019年(令和元年)8月、東京・南青山に初の直営店をオープン。同年9月20日「マイナビ農業アワード」で最優秀賞を受賞[10]。同年11月15日「SNB女性起業家賞」受賞。高齢化が進む農業の世界で6次産業化を進めていることが評価[11]。 2020年(令和2年)2月5日、新たな事業・革新的な技術開発を表彰する「渋沢栄一ビジネス大賞」受賞[12]。 2022年(令和4年)29歳にNOW会社を設立。12月、柴咲コウが代表を務める「レトロワグラース」文化人枠として専属マネジメント契約を締結[13][14]。 2023年(令和5年)4月25日、Forbesが選ぶ新起業家100人「Forbes NEXT100」の1人に選出[15]。 現在、アグリイノベーション大学校の特別講師を務める(2018年~現任)[16]。 人物
書籍
出演テレビ
ラジオ
雑誌新聞ROSE LABO
ROSE LABO株式会社(英語表記は ROSE LABO, Inc.)は、埼玉県深谷市に本社を構える。2015年設立、代表取締役社長は田中綾華。土を使用しない水耕栽培で、農薬を使わずに「食用バラ(エディブルフラワー)」の栽培を行う。約1,000坪の農場で食用バラのみ栽培をしており、栽培施設、生産、出荷過程から商品企画、販売まで自社で運営する。 沿革
事業内容
会社構成脚注
関連項目外部リンク
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