田丸浩史
田丸 浩史(たまる ひろし、1970年2月21日 - )は、日本の漫画家、同人作家。大阪府枚方市出身、在住。大阪府立牧野高等学校、大阪商業大学卒業。代表作は『超兄貴』、『アルプス伝説』、『最近のヒロシ』、『レイモンド』、『ラブやん』など[1]。 略歴1990年、新人作家の作品を集めたアンソロジー『キャプテングランプリVol.1』(徳間書店)に掲載の『野球戦士カツヒコ』でデビュー[2]。 1993年、『月刊少年キャプテン』(徳間書店)誌上にて『超兄貴』の連載を開始する[2]。この作品は同名ゲームの漫画化だったが、ゲーム版の主人公が第1話で死ぬなどゲームの設定からは大きく逸脱していた。 1995年に引き続き『月刊少年キャプテン』誌上にて『アルプス伝説』の連載を開始するが、1997年に掲載誌が廃刊となったことに伴い、作品も未完のまま連載終了となる[2]。 その後暫く商業誌での活動から離れ、趣味のテレビゲーム、早撃ち、同人などに没頭する。早撃ちはモデルガンを用いた拳銃早抜き撃ち(クイックドロウ)全国大会で優勝するが、参加不参加自由のエキシビションの結果も順位に反映されるという得点集計方法の突然の変更により降格し2位になる。その事と当時人間関係に軋轢が生じ始めていた事で競技に対する熱意や興味を失っていったと語っている[要出典]。 1999年、『アルプス伝説』の完全版を『スペースアルプス伝説』として刊行する。同年、テレビアニメ『課長王子』の漫画版『課長王子外伝』を『AICコミックLOVE』(AIC)誌上で連載開始し、その後は他誌でも連載を持つようになり商業誌での活動を再開する[2]。 同人活動については、かつてアシスタントが主宰していた同人サークル「胸キュン部隊」に寄稿していたが、その後は「甲冑娘」への寄稿に一本化している。2008年8月のコミックマーケット74(2日目)で、『ラブやん』のネタ等でのノウハウを活かし、「クリアちくわ」と名づけたオナホール[注 1]を抽選で頒布した[3]が、本体が既成品であったためコミックマーケットのルールである頒布・提供禁止物のうち「法人が発行、製作した物」[4]に抵触し、運営サイドから注意を受けた[要出典]。 前述の早抜き撃ちを含めトイガン、特にエアガン・ガスガンを趣味の一つとして愛好しており、各作品中や近況報告漫画『最近のヒロシ。』中での銃器類に関する知識・描写は正確である。また、自作のトイガン用ドレスアップパーツが一般製品化されている[要出典]。 2008年秋にTシャツショップスエヒロガリにて、オリジナルTシャツのデザインを手がける[5]。 うしじまいい肉 と親交がある(ワンダーフェスティバルでのコスプレ合わせを計画している)。 作風ギャグを中心とした作品を得意とし、特にパロディを多用する傾向にある。ながいけんの影響を受けていることを公言しており[6]、ありきたりな結末を嫌っているため、完結した作品はバッドエンド、そうでなくともハッピーエンドとは縁遠い結末で締めくくられる事が多い。連載デビュー作の『超兄貴』など、コミカライズ作品を何度か手がけているが、原作の内容から激しく逸脱した展開になる事が多い。 またメガネっ娘に対する造詣が深く、マッチョやオヤジと共に作品内に頻繁に登場させる。そのためメガネを主眼においたアダルトPCゲーム『おめがねティーチャー』(すたじおみりす)に、メガネのデザインとして参加している。 ヘヴィメタルバンド「マノウォー」の大ファンで、作品には度々マノウォーなどメタル系バンドのネタが出てくる[注 2]。『超兄貴』2巻から単行本のおまけページに執筆時愛聴していたアルバムタイトルと簡単な解説・感想が書かれていたが、『ラブやん』『マリアナ伝説』以降は『最近のヒロシ。』のみである。 作品リスト漫画作品
イラスト
その他
脚注注釈出典
関連人物外部リンク
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