男ありて
『男ありて』(おとこありて)は、1955年5月10日に公開された日本映画。製作、配給は東宝。モノクロ、スタンダード。架空のプロ野球チームを題材としており、監督を志村喬、監督の右腕として面倒見のいい主将を三船敏郎、新人ピッチャーを藤木悠が、それぞれ演じている。 志村が演じた監督のモデルには、天知俊一や鶴岡一人の名が挙げられている[1]。作中には中日ドラゴンズおよびその2軍(当時は「中日ダイアモンズ」を名乗っていた)が登場している。 ストーリー東京スパローズの監督、島村は仕事一筋で家族を顧みないため、家族との間には溝があった。試合中の乱闘で島村は出場停止になってしまう。時間ができたので、島村は数年ぶりに妻と出かけた。 スタッフキャスト
テレビドラマ本映画を原作としたテレビドラマが3本放送された。 1959年版1959年3月22日から同年4月19日までKRT系列(現:TBS系列)で、新国劇で公開された作品をドラマにリメイクして放送する枠『新国劇アワー』(日曜20:30 - 21:00。塩野義製薬一社提供)で放送。全5話で、シリーズでは唯一の連続作品。なお作品終了後はナイターシーズンに入るため、『新国劇アワー』は木曜22:00 - 22:30(JST)に移動して継続する。
1963年版1963年4月30日にフジテレビ系列で放送。全1回。放送時間は火曜20:00 - 21:30(JST)で、唯一の「1話完結」・「1時間越え」。元々この枠は、ナイターシーズン中は定時番組を置かず、中継の無い時は映画を放送していたが、本作は珍しいドラマだった。 映画に主演した志村喬が本作にも主演している。
1964年版1964年10月6日と同年同月13日の2回にわたって、日本テレビ系列の単発ドラマ枠『男ありて』(火曜21:00 - 21:30。いすゞ自動車一社提供)で放送。ただし第1回は「日本シリーズ中継」(阪神×南海。読売テレビ制作。18:30 - 21:30)のため30分繰り下げて放送。 本作は2回で終わったが、その後も同枠では1965年1月5日まで男性が主人公の1話完結ドラマが放送された。
脚注
外部リンク
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