『空小経』[1](くうしょうきょう、巴: Cūḷasuññata-sutta, チューラスンニャタ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第121経。『小空経』(しょうくうきょう)[2]、『小空性経』(しょうくうしょうきょう)[3]とも。
類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第190経「小空経」がある。
釈迦が、アーナンダに、空の境地について説く。
構成
登場人物
場面設定
ある時、釈迦はサーヴァッティー(舎衛城)のミガーラマーター講堂に滞在していた。
そこにアーナンダが訪れ、釈迦に空の境地について問う。
釈迦は、あるものへと心を傾け合一させていくと、他の観念が消えていき空っぽになる性質を説明していく。
アーナンダは歓喜する。
日本語訳
- 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典4』(第11巻下) 大蔵出版
- 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇I』 片山一良訳 大蔵出版
- 『原始仏典 中部経典4』(第7巻) 中村元監修 春秋社
脚注・出典
- ^ 『南伝大蔵経』
- ^ 『原始仏典』中村
- ^ 『パーリ仏典』片山
関連項目
外部リンク