統一国民党(とういつこくみんとう)は、盧泰愚(ノ・テウ)政権・金泳三(キム・ヨンサム)政権時代の韓国に存在した政党。略称は「国民党」。韓国の大手財閥「現代グループ」の名誉会長(当時)であった鄭周永(チョン・ジュヨン)が結成した。
概要
1992年1月3日に鄭周永が政界進出と新党結成を表明、金東吉らが結成していたセハン党(新しい韓国党)や民主自由党を離脱した朴哲彦らの一派を吸収して2月2日に統一国民党を旗揚げした。結成直後の3月に行なわれた総選挙では31議席(地域区24議席+全国区7議席)を獲得して躍進したが、12月に行なわれた大統領選挙では、金泳三と金大中(キム・デジュン)の二金の争いに埋没、大統領候補の鄭周永は16.3%の得票で3位に終わった。大統領選挙に敗れた鄭周永は政界から引退を表明、離党者が続出した。その後、1994年5月に「新民党」(70年代の新民党とは関係なし)へ党名を改称、7月に朴燦鍾率いる新政治改革党と合同し、1995年3月に結成された自由民主連合(自民連)に合流した。
党勢推移
大統領選挙
年
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代
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候補者
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得票数
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得票率
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当落
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1992年12月18日
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第14代大統領選挙
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鄭周永
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3,880,067
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16.3%
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落選(3位)
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総選挙
年
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代
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議席数
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得票数
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得票率
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合計
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地域区
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全国区
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1992年3月24日
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14代総選挙
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31
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24
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7
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3,574,419
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17.4%
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出典資料
関連項目