羽前水沢駅(うぜんみずさわえき)は、山形県鶴岡市大広(おおひろ)[2]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)羽越本線の駅である。
歴史
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅である。構内東側の単式ホームに隣接して駅舎が置かれており、その向かい側にある島式ホームとは跨線橋で連絡している。線名は、1番線が上り本線、2番線が中線、3番線が下り本線となっている。
酒田駅管理の無人駅である。
のりば
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待合室(2022年9月)
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1番線ホーム(2022年9月)
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2・3番線ホーム(2022年9月)
貨物取扱・専用線
JR貨物の駅は、専用線発着のコンテナ貨物・専用線発着の車扱貨物の取り扱い駅となっていたが、現在は定期貨物列車の発着はない。
以前は駅北東にある水澤化学工業水沢工場へ至る専用線が駅から分岐していた。この専用線は、12フィートコンテナによる製品輸送やタンクコンテナによる化学薬品の輸送などに使用されていたが、2014年(平成26年)5月ごろをもってトラック輸送に切り替えられた。このため当駅は、『鉄道要覧』では2014年(平成26年)版から、『貨物時刻表』では2015年(平成27年)版からオフレールステーション(羽前水沢オフレールステーション)として扱われるようになった。2015年(平成27年)3月改正時点では、酒田港駅との間に6往復のトラック便が運行されている[4](『山形県の鉄道輸送』によると、「5月7日からトラック代行駅となり」とある[5])。羽前水沢オフレールステーションは、2017年(平成29年)3月31日をもって廃止された[5]。
かつては、安中駅からタンク車で濃硫酸が到着していたが、タンクコンテナ化に伴い、2008年(平成20年)に廃止された。1985年(昭和60年)時点の常備貨車はタキ6050形(液体硫酸アルミニウム専用)3両、タキ15900形(液体硫酸アルミニウム専用)1両、水澤化学工業所有[6]。
利用状況
1日平均乗車人員および年間乗車人員の推移は以下のとおりであった。
乗車人員推移
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年度
|
1日平均乗車人員
|
年間乗車人員
|
出典
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一般
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定期
|
合計
|
1965年(昭和40年)
|
|
|
757
|
|
[7]
|
1970年(昭和45年)
|
|
|
607
|
|
[8]
|
1975年(昭和50年)
|
|
|
416
|
|
[9]
|
1989年(平成0元年)
|
24
|
94
|
118
|
43,100
|
[10]
|
1990年(平成02年)
|
22
|
87
|
109
|
39,800
|
1991年(平成03年)
|
19
|
89
|
109
|
39,800
|
1992年(平成04年)
|
18
|
87
|
105
|
38,400
|
1993年(平成05年)
|
16
|
82
|
98
|
35,700
|
1994年(平成06年)
|
14
|
71
|
85
|
31,100
|
1995年(平成07年)
|
14
|
75
|
89
|
32,400
|
1996年(平成08年)
|
15
|
62
|
77
|
28,000
|
1997年(平成09年)
|
13
|
59
|
73
|
26,500
|
1998年(平成10年)
|
13
|
53
|
66
|
24,000
|
1999年(平成11年)
|
13
|
61
|
74
|
27,100
|
2000年(平成12年)
|
12
|
54
|
66
|
24,200
|
2001年(平成13年)
|
12
|
59
|
70
|
25,700
|
2002年(平成14年)
|
11
|
47
|
58
|
21,100
|
2003年(平成15年)
|
11
|
47
|
58
|
21,200
|
2004年(平成16年)
|
10
|
32
|
41
|
15,100
|
2005年(平成17年)
|
10
|
35
|
44
|
16,100
|
2006年(平成18年)
|
9
|
35
|
44
|
16,200
|
2007年(平成19年)
|
10
|
29
|
39
|
14,100
|
2008年(平成20年)
|
8
|
30
|
38
|
13,800
|
2009年(平成21年)
|
7
|
35
|
42
|
15,200
|
駅周辺
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■羽越本線
- 三瀬駅 - 羽前水沢駅 - 羽前大山駅
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
羽前水沢駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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酒田港線 | |
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