腕挫腕固腕挫腕固 (うでひしぎうでがため)は、柔道の関節技アームロックの一つ[1]。講道館や国際柔道連盟 (IJF) での正式名。IJFでの別正式名腕固 (うでがため)、U.H. ude gatame。IJF略号UGA。 概要基本形は自分の肩とあごと両手や両腕を用いて、もしくは、自分の同じ側の上腕と前腕を用いて、相手の片方のひじ関節を極める。どのような体勢からでもねらえる特徴をもつ[1]。別名腕挫肩固 (うでひしぎかたがため)。 バリエーション肘巻込肘巻込(ひじまきこみ)は立ち姿勢からの腕挫腕固の基本形[2]。 崩肘巻込崩肘巻込(くずれひじまきこみ)はガードポジションからの腕挫腕固の基本形[3]。小見川道浩は2003年世界柔道大阪大会男子団体戦において、ガードポジションからこの技で一本勝ちしている。サリー・コンウェイ(イギリス)の得意技である。
この試合映像が『IJFレフェリング・アンド・コーチング・セミナー2019 Day 2』 で教材となった[9]。 腕挫腕挫(うでひしぎ)はニー・オン・ベリーからの腕挫腕固の基本形[10]。記録映画『柔道の真髄 三船十段』では腕固腕挫(うでがためうでくじき)[11]と呼んでいる。 胸逆胸逆(むねぎゃく)は受の右からの横四方固から受の左腕をとらえ左足を受の左肩付近に踏み込んでの腕挫腕固[12]。 外腕ひしぎ十字固め外腕ひしぎ十字固め(そとうでひしぎじゅうじがため)[13]は腕挫十字固を掛けようとしたが相手が両腕を組んで抵抗してきた時、極めようとしてるのと反対の相手の腕を基本形と同様に極める腕挫腕固。別名膝固別形(ひざがためべつがた)[14]。 肩袈裟固からの腕挫腕固相手の左からの崩袈裟固の一種肩袈裟固。左腋で相手の左上腕部をはさみ、相手の腕を伸ばす形の腕緘の様に相手の左手首を右手で掴み、左手で自らの右手首を掴み相手の左腕を伸ばして極めるアームロックも柔道の試合で極った際は「腕挫腕固」と発表された例がある。
映像資料『講道館柔道 固技 分類と名称』(講道館出版、NHKサービスセンター)で紹介されている小川直也が試合で極めた例がそうである。
脚注
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