舌骨舌筋(ぜっこつぜっきん)は頭頸部の筋肉の一つ。薄い四角形で、舌骨の体の側面と大角全体から生じ、ほぼ垂直に上方へ向かい、茎突舌筋と下縦舌筋の間で舌側面に入る。舌縁を下方に下げ、舌を後方に移動させ、舌背を凸状にする[1]。
体部から生じた筋繊維は大角からのものと重なる。舌骨舌筋は歌う際に重要である。舌静脈は舌骨舌筋の内側を通り、舌動脈は舌骨舌筋の深層を通る。
舌骨舌筋と顎舌骨筋の間には舌下腺、顎下腺管、舌神経、舌下神経の伴行静脈、舌下神経といった重要な構造が存在する。後方では舌神経が顎下腺管の上方に有り、顎下腺の一部が舌骨舌筋と顎舌骨筋の間に出ていることを注意しなければいけない。
舌骨舌筋の内側および表層には舌咽神経、茎突舌骨靱帯、舌動脈、舌静脈が通る。これらの構造が最表層にあるので、最も損傷の可能性が高い
この記事にはパブリックドメインであるグレイ解剖学第20版(1918年)1129ページ本文が含まれています。
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