若木勝蔵

若木 勝蔵（勝藏^[1]、わかき かつぞう、1897年（明治30年）1月10日^[2] - 1969年（昭和44年）11月9日^[3][4]）は、大正・昭和期の教育者、労働運動家、政治家。参議院議員（2期）。

北海道岩内郡、のちの岩内町で生まれる^[5]。1916年（大正5年）札幌師範学校本科一部を卒業した^[3][4][5]。

虻田第一小学校、札幌北九条小学校、札幌師範学校訓導、小樽市潮見台小学校長、札幌市中央創成小学校長、同市西創成小学校長を歴任^[3][5]。この間、教材の改良などを行い、児童の自発的な活動を重視した教育を実践した^[5]。

1945年（昭和20年）12月、札幌市教職員組合委員長に就任^[5]。1946年（昭和21年）北海道教員組合（現北海道教職員組合）初代委員長となる^[3][5]。北海道教育会副会長にも在任^[3][4]。

札幌市西創成小学校長を退職し^[5]、1947年（昭和22年）4月、第1回参議院議員通常選挙で北海道地方区から出馬して当選（補欠、任期3年）^[3][5][6]。次の第2回通常選挙でも再選され^[6]、参議院議員を連続2期務めた^[3][4][5]。1956年（昭和31年）7月、第4回通常選挙に出馬せず引退した^[6]。この間、参議院文部委員長、北海道総合開発審議会委員などを務めた^[3][4]。戦後の教育改革に尽力した^[5]。

1967年（昭和42年）秋の叙勲で勲三等旭日中綬章受章^[1]。

その他、北海道教育評論社取締役会長などを務めた^[3]。

• 『読売年鑑 昭和28年版』読売新聞社、1952年。
• 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
• 『北海道歴史人物事典』北海道新聞社、1993年。
• 『新訂 政治家人名事典 明治～昭和』日外アソシエーツ、2003年。ISBN 9784816918056
• 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。

議会
先代 梅原真隆	参議院文部委員長	次代 川村松助

表 話 編 歴 参議院文部委員長
田中耕太郎 山本勇造 堀越儀郎 梅原眞隆 若木勝藏 川村松助 堀末治 廃止

表 話 編 歴 北海道選挙区選出参議院議員(1947年 - )
第1回 （定数8）	板谷順助↓ 堀末治 千葉信 加賀操 有馬英二↑ 3年議員 若木勝蔵 木下源吾 町村敬貴 小林米三郎
偶数回 定数4 第2回 木下源吾 東隆 若木勝蔵 松浦定義 第4回 苫米地英俊 大矢正 東隆 西田信一 第6回 大矢正 小林篤一 吉田忠三郎 西田信一 第8回 大矢正 河口陽一 西田信一 吉田忠三郎 第10回 小笠原貞子 吉田忠三郎 対馬孝且 相沢武彦 第12回 高木正明 岩本政光 対馬孝且 小笠原貞子 第14回 対馬孝且 岩本政光 高木正明 小笠原貞子 第16回 風間昶 中尾則幸 峰崎直樹 高木正明 定数2 第18回 峰崎直樹 中川義雄 第20回 中川義雄 峰崎直樹 第22回 長谷川岳 徳永エリ 定数3 第24回 長谷川岳 徳永エリ 鉢呂吉雄 第26回 長谷川岳 徳永エリ 船橋利実 奇数回 定数4 第3回 千葉信 北勝太郎 堀末治 有馬英二 第5回 米田勲 堀末治 井川伊平 千葉信 第7回 川村清一 井川伊平 高橋雄之助 竹田現照 第9回 高橋雄之助 川村清一 竹田現照 岩本政一 第11回 北修二 中村啓一 丸谷金保 川村清一 第13回 北修二 菅野久光 丸谷金保 工藤万砂美 第15回 竹村泰子 菅野久光 北修二 高崎裕子 定数2 第17回 菅野久光 小川勝也 第19回 伊達忠一 小川勝也 第21回 小川勝也 伊達忠一 第23回 伊達忠一 小川勝也 定数3 第25回 高橋はるみ 勝部賢志 岩本剛人
↓：途中辞職、失職、在職中死去など、↑：補欠選挙で当選。