西義之
西 義之(にし よしゆき、1976年〈昭和51年〉12月27日 - )は、日本の漫画家。男性。 東京都八王子市出身。多摩美術大学美術学部デザイン科染織デザイン専攻卒業。 人物2000年、多摩美術大学美術学部デザイン科染織デザイン専攻卒業。美術系予備校の立川美術学院の元講師。 小畑健、村田雄介のアシスタントを経験後、2004年から『週刊少年ジャンプ』にて「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」を連載、2008年14号にて終了。SFやファンタジー、その他少女漫画などの影響も受けている[1]。 秋本治の30周年を祝う『超こち亀』の質問コーナーにて、秋本治の「一番仲の良い漫画家」にその名前を挙げられている。筆が早く[注 1]、乙女チックな物も好き。趣味はダーツ[2]と舞台鑑賞[3]。 来歴1999年、ヨコハマイラストコンペ入選。後述の「多摩火薬」メンバーとして漫画家デビュー。 2000年、フェルト作品の『森の歴史』で『第7回東京デザインセンター』新人賞銅賞受賞[4][5]。五美大展、大満月展などに出展。『LOVE THE MATERIAL』にフェルト作品で出品。[要出典] 2002年、『羊の冒険漫画(フェルト作品)』で「点線」出品。「意向する繊維」出品。[要出典] 2004年、読み切り「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」を西義之に改名『赤マルジャンプ』2004 SPRING掲載[6]。同名の読切を金未来杯出品作として『週刊少年ジャンプ』2004年37・38合併号掲載[7]。これらを元とした「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」を『週刊少年ジャンプ』2004年53号から連載開始。 2008年、『週刊少年ジャンプ』2008年14号にて「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」連載終了。『赤マルジャンプ』2008年春号に「秘蜜のヤミー」、『ジャンプスクエア』7月号に「四谷先生の大冒険」掲載。『週刊少年ジャンプ』2009年3号より『ぼっけさん』を連載開始、同年22・23合併号にて終了。 2010年、読み切り「魔境旅行師グラム」を『週刊少年ジャンプ』2010年(平成22年)28号にて掲載。 2013年、「HACHI -東京23宮- 」を『週刊少年ジャンプ』2013年42号にて連載開始。 2014年、『週刊少年ジャンプ』2014年12号にて「HACHI -東京23宮- 」連載終了。「魔物鑑定士バビロ」を『少年ジャンプNEXT!!』2014 vol.3より連載開始、同年vol.6にて終了[8]。この打ち切りから「売れる漫画を描かなければいけない」というスランプに陥り真っ暗な状況となる[9]。しかし「バビロ」宣伝のために始めたTwitterで反響があったことにより、2015年10月に書店委託のみで同人誌を発行。当初は同人活動に躊躇もあったが、「バビロ」の続きを書きたい一念が後押しになった[9]。以降サークル名『ナイーブタ』として同人作品を発表[9]。 2016年、「エルフ湯つからば」を『月刊モーニングtwo』6月号から不定期連載開始。「ライカンスロープ冒険保険」を『週刊ヤングジャンプ』2016年48号から連載開始[10][11]。 2018年、「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」のアニメ化が発表され8月より放送開始[12]。これに先立って続編である「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 魔属魔具師編」を『少年ジャンプ+』2018年3月19日配信分から連載開始[12][13]。 2019年、『少年ジャンプ+』2019年3月7日配信分にて「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 魔属魔具師編」連載終了[13]。 2020年、初の18禁作品となる「魔女は結局その客と」を同人誌として発刊[14]。 2023年、「魔女は結局その客と」が、ピンクパイナップルよりアニメ化[15]。 作品リスト
多摩火薬
多摩火薬は西義之を含めた4人の漫画作家によるユニット。1人が脱退後「多摩火薬。」に改名し、その後解散。 来歴1994年、11月4人組の漫画作家ユニット「多摩火薬」結成。 1998年、『ビッグコミックスピリッツ』のスピリッツ賞奨励賞、桂正和賞、尾田栄一郎賞を受賞する。 1999年、「サバクノオオクジラ」で『第57回手塚賞』準入選。後に『赤マルジャンプ』1999年夏号に掲載され漫画家デビュー。 2001年、ユニット名を「多摩火薬。」に変更。「ARROWS」を『赤マルジャンプ』2001年春号掲載。その後にユニットを解散。 作品リスト
師匠アシスタント脚注注釈
出典
外部リンク
YouTube 西義之チャンネル https://www.youtube.com/channel/UC8bleHvlqnZHNcw8tbxWrnA |