西遊記〜はじまりのはじまり〜
『西遊記〜はじまりのはじまり〜』(さいゆうき〜はじまりのはじまり〜、原題:西遊 降魔篇)は、2013年公開の中国本土・香港合作映画。チャウ・シンチー(周星馳)監督作品。後に三蔵法師となる玄奘と孫悟空らの出会いが描かれる[5]。 エンディングに「Gメン'75」のオープニングテーマ曲が使用されている[6]。 2017年にはキャストを一新した続編『西遊記2〜妖怪の逆襲〜』(原題:西遊 伏妖篇、ツイ・ハーク監督)が製作された[7]。 あらすじ
妖怪ハンターを生業とする青年・玄奘は、川で謎の妖怪(後の沙悟浄)によって窮地に陥っていたところを、美人の同業者・段に救われた。その後、また別の妖怪(後の猪八戒)相手に悪戦苦闘していたところ再び段に救われ、一度はその妖怪を生け捕りにするも、逃げられてしまった。師匠から「五指山の麓に封印されている孫悟空がその妖怪を倒せるが、性格に難があり注意の必要な人物である」と教えられ、同業者たちとの接触や妖怪たちの妨害が発生する中、玄奘は五指山へ行った。そして、玄奘は、久々の来訪者に喜ぶ悟空に妖怪退治の協力を要請した。 キャスト
スタッフ
公開本作は中国で春節の2013年2月10日に公開され、初日興行収入8,165万元の中国国内新記録を樹立[9]。2月14日には1日の興行収入で中国史上最高の1.256億元を記録した[10]。公開から5週連続で中国国内1位の興行成績を記録。2013年の年間興行成績で中国国内1位の12.46億元を記録。 日本では2014年11月21日に、アジア映画の新レーベル『GOLDEN ASIA』の第1弾として日活と東宝東和の共同配給により公開された[11]。 全世界の興行収入は2.15億ドルを記録している。 影響本作は監督が熱烈なファンであるドラゴンボールに影響を受けたと述べており[12]、本作を絶賛したドラゴンボール原作者の鳥山明がポスターを描き下ろした[13]。 評価批評家からは好評だった。Rotten Tomatoesには24のレビューが寄せられ、レーティングは92%だった[14]。 加重平均値を求めるレビューサイト Metacriticでは13のレビューが寄せられ、平均点は 68点だった[15]。 盗作疑惑玄奘と孫悟空の戦いが決着する本作のラストシーンが、カプコンのゲーム『アスラズ ラース』のシーンの盗作ではないかとユーザーの間で話題になった[16][17]。ゲーム業界関係者によれば、カット割りやイメージの類似性の高さから「盗作と言える」と指摘されている[16]。 この件について、監督や配給会社からのコメントは出ていないが[17][18]、映画の関係者は、製作の過程で日本のゲームを参考にしたと監督が語ったことがあると述べている[18]。 脚注注釈
出典
外部リンク |