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2006年公開のアメリカ映画(原題: Red Riding Hood)とは異なります。 |
『赤ずきん』(原題: Red Riding Hood)は、2011年のアメリカ合衆国の映画。デヴィッド・レスリー・ジョンソンが童話『赤ずきん』を基にして脚本を書いたホラー映画である。監督はキャサリン・ハードウィックが務め、レオナルド・ディカプリオが率いるアッピアン・ウェイ・プロダクションズが製作した[2][3]。
ストーリー
小さな村の美しい娘ヴァレリーは、木こりのピーターと愛し合っていたが、母親が鍛冶屋のヘンリーを婚約者に決めてしまう。そんな村に、久しぶりにオオカミが現れ、ヴァレリーの姉ルーシーが犠牲になる。オーガスト神父の反対をよそに、自警団が組織され、見事オオカミを退治するが、ヘンリーの父親が第2の犠牲者になってしまう。翌日、魔物ハンターとして知られるソロモン神父の一行が村に到着し、村人たちに意外な事実を知らせる。犯人はオオカミではなく、村人にまぎれて暮らしている人狼の仕業だというのだ。果たして、赤い月夜の晩、どこからともなく人狼が現れ、またまた犠牲者がでてしまう。人狼の正体について村人たちが疑心暗鬼になる中、ヴァレリーは恋人ピーターや婚約者ヘンリーにも疑いの目を向けるようになる。
キャスト
- ヴァレリー
- 演 - アマンダ・サイフリッド、日本語吹替え - 甲斐田裕子
- 村に住む美しい少女。「いい子」を演じている。
- ソロモン神父
- 演 - ゲイリー・オールドマン、日本語吹替え - 辻親八
- 魔物ハンターとして知られ、狼を退治するために部下を連れて村にやって来る。
- 二人の娘を救うために人狼となった妻を殺した過去を持つ。
- セザール
- 演 - ビリー・バーク、日本語吹替え - 咲野俊介
- ヴァレリーの父親。
- ピーター
- 演 - シャイロ・フェルナンデス、日本語吹替え - 小松史法
- ヴァレリーの幼なじみで恋人。
- ヘンリー
- 演 - マックス・アイアンズ、声 - 星野貴紀
- ヴァレリーの婚約者。村一番の裕福な家の息子。
- ヴァレリーの姉ルーシーに好意を寄せられていたが、ヴァレリーを愛している。
- スゼット
- 演 - ヴァージニア・マドセン、日本語吹替え - よのひかり
- ヴァレリーの母親。ヘンリーの父エイドリアンを愛していた。
- ヴァレリーの姉ルーシーはエイドリアンとの間に生まれた娘。
- オーガスト神父
- 演 - ルーカス・ハース、日本語吹き替え - 上田燿司
- ソロモン神父を頼りにしていたが、彼のやり方に反発を覚えるようになる。
- おばあちゃん
- 演 - ジュリー・クリスティ、日本語吹替え - 土井美加
- ヴァレリーの祖母。セザールの母親。
- ヴァレリーに赤い頭巾を作ってやる。
公開
元々は2011年4月22日公開を予定していた[4]が、同年3月11日に早まった[5]。
評価
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは210件のレビューで支持率は10%、平均点は3.80/10となった[6]。Metacriticでは36件のレビューを基に加重平均値が29/100となった[7]。
Blu-ray / DVD
日本ではワーナー・ホーム・ビデオより発売。
- 【初回限定生産】赤ずきん ブルーレイ&DVDセット(2枚組、2011年10月19日発売)
- ディスク1:本編Blu-ray
- 本編:劇場公開版本編と「もうひとつのエンディング」本編を収録
- 映像特典
- インムービー・エクスペリエンス(本編と同時に監督・製作総指揮:キャサリン・ハードウィック、アマンダ・サイフリッド、シャイロー・フェルナンデス、マックス・アイアンズによる映像解説をピクチャー・イン・ピクチャー形式で鑑賞可能)
- ビハインド・ストーリー
- 真正“赤ずきん”のダークな世界
- “赤ずきん”のイケメン紹介
- “赤ずきん”の音楽
- 人狼が出来上がるまで
- キャスティングについて
- シャイロー・フェルナンデス
- マックス・アイアンズ
- シャイローとマックス
- リハーサルの風景
- 短編“赤ずきん”
- 未公開シーン集
- クロードとルーシーの出会い
- ルーシーを思うヴァレリー
- ヴァレリーとおばあちゃん
- セザールのあこがれ
- NG集
- ミュージック・クリップ
- “The Wolf”by Fever Ray
- “Just a Fragment of You”by Anthony Gonzalez and Brian Reitzell
- ディスク2:本編DVD
- 封入特典
- 期間限定特典
参考文献
外部リンク