甲斐田 裕子(かいだ ゆうこ、1980年1月14日[4][7] - )は、日本の声優、舞台女優。神奈川県川崎市出身[2]。賢プロダクション所属[5]。
経歴
少女時代に憧れていた職業は漫画家だった[4]。
神奈川県立神奈川総合高等学校卒業[8][9]。
1期生として高校に進学して、当初は漠然と「大学に行って母になるんだろう」と思っていた[9]。
中学時代に廃部寸前だった演劇部に所属していた友人に「名前だけでも貸してよ」と言われて入部して、高校時代でも違う部に所属していたが、友人に誘われ、演劇部に入部[9][10][11]。
その後、芝居の面白さが分かり、「続けよう!」と友人と一緒に専門学校 東京メディアアカデミーの声優ボーカル科(現:東京声優・国際アカデミーの声優養成科)へ入学[6][10][11][12]。卒業前のオーディションにて、賢プロダクションに合格[6]。スクールデュオでの養成期間中の2000年に海外ドラマ『シナリオライターは君だ!』の吹き替えでデビュー、この際は台詞が一言のみだったという[6]。2001年には『ジーンシャフト』のソフィア役で初のレギュラーを獲得した[11]。
その頃、同プロダクションの養成所在籍中に「勉強が足りない」と思い、シェイクスピアが好きだったため、劇団シェイクスピア・シアターに入団[11]。
2002年に事務所の本所属オーディション合格し、賢プロダクションに所属している。映画『プリティ・プリンセス』の吹き替えにおいて、ミア役[13]で初の主人公を担当した[6]。初レギュラーはアニメだったが、以後は志望通り吹き替えをメインに活動している。
2019年3月9日、第13回声優アワードにて、外国映画・ドラマ賞を受賞[14]。
人物
外国映画吹き替え志望であり、その分野でのキャリアを豊富に持ち、ガル・ガドットやアン・ハサウェイ、ブレイク・ライヴリー、レイチェル・ワイズなどを持ち役としている[15][16][17]。吹き替えを担当した中で特に思い入れのある役者には、『ゴシップガール』他のブレイク・ライヴリーを挙げている[18]。
舞台女優としても活動しており、特にシェイクスピアが好きということもあり、『ハムレット』などのシェイクスピア劇に出演することが多い。本人は自身の所属事務所の会長であった内海賢二といつかシェイクスピア劇をやりたいと語ったこともあった[10]が、2013年に内海が死去した[19]ため、その夢は叶わなかった。
趣味・特技は日本舞踊[5]、散歩[3]。
夫は劇団シェイクスピア・シアター所属の舞台俳優・平澤智之[1]。
エピソード
一部の声優からは「先輩」と呼ばれている。命名者の井上喜久子以外に川澄綾子、花澤香菜からも呼ばれている。ただし井上、川澄は年齢も声優としてのキャリアも上である[20]。『銀魂』原作者の空知英秋からは出演イベントの手紙で「かいーだ」と呼ばれていた[21]。
『バイオハザードシリーズ』のメインキャラクターの一人クレア・レッドフィールドを担当しているが、テレビゲームはあまり得意ではなくNetflix配信のCGドラマシリーズ『バイオハザード: インフィニット ダークネス』に関する取材を受けるにあたって『バイオハザード リベレーションズ2』と『バイオハザード RE:2』をプレイし直したのだが、序盤から死んでしまったり、コントローラーの操作もおぼつかない、走り方すらよくわからないと述べている。また長期間に渡って様々な年代のクレアを演じているので年齢感の調節が一番大事で、先に成長したあとのクレアを演じたあとにリメイクされた『RE:2』で女子大生時代のクレアを演じたので『RE:2』が一番大変だったと述べている[22]。
『ドラゴンボール』が好きであり、台詞、エピソードを聞けば、「何巻の話だね!」と即答出来るくらいに読み込んでいた[23]。中学生の時に偶々見ていたテレビアニメ『ドラゴンボールZ』で孫悟空役の野沢雅子の演技を通して垣間みた時にエンディングで「声の出演 野沢雅子」というのを目にして職業としての声優を認識した[23]。
NOMORE 無断生成AI
2024年、山寺宏一、梶裕貴ら他の有名声優26名と共同で、本人に無断で学習・生成されるAI音声や映像に反対する有志の会として『NOMORE 無断生成AI』を結成し、啓発動画を公開した。声明文では「やった覚えのない朗読や歌、そして声そのものが、ネット上に公開され、時に販売」される現状への強い懸念を表明した[24]。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 2001年
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- 2002年
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- 2003年
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- 2004年
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- 2005年
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- 2006年
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- 2007年
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- 2008年
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- 2009年
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- 2010年
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- 2011年
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- 2012年
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- 2013年
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- 2014年
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- 2015年
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- 2016年
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- 2017年
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- 2018年
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- 2019年
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- 2020年
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- 2021年
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- 2022年
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- 2023年
-
- 2024年
-
劇場アニメ
- 2003年
-
- 2004年
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- 2009年
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- 2010年
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- 2011年
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- 2012年
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- 2013年
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- 2014年
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- 2016年
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- 2017年
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- 2019年
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- 2020年
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- 2021年
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- 2023年
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- 2024年
-
OVA
- 2004年
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- 2005年
-
- 2007年
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- 2008年
-
- 2010年
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- 2012年
-
- 2015年
-
- 2016年
-
- 2017年
-
Webアニメ
- 2000年代
-
- 2010年代
-
- 2020年代
-
ゲーム
- 2002年
-
- 2003年
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- 2004年
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- 2005年
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- 2006年
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- 2007年
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- 2008年
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- 2009年
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- 2010年
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- 2011年
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- 2012年
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- 2013年
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- 2014年
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- 2015年
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- 2016年
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- 2017年
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- 2018年
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- 2019年
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- 2020年
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- 2021年
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- 2022年
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- 2023年
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- 2024年
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- 2025年
-
ドラマCD
ラジオ
※はインターネット配信。
デジタルコミック
吹き替え
担当女優
- アン・ハサウェイ
-
- イ・ヨウォン
-
- エミリー・ブラント
-
- オリヴィア・ワイルド
-
- オルガ・キュリレンコ
-
- ディバイナー 戦禍に光を求めて(2016年、アイシェ[193])
- ハイ・ヒート その女 諜報員(2023年、アナ)
- ガンズ&バレッツ CODE:White(2023年、ヴァネッサ・フリン)
- ザ・ガーディアンズ 報復(2024年、カリーナ)
- フューリー 戦場の女神(2024年、ブーディカ)
- ガル・ガドット
-
- ケリー・ラッセル
-
- サラ・シャヒ
-
- ジェマ・アータートン
-
- ブライス・ダラス・ハワード
-
- デニス・リチャーズ
-
- ブレイク・ライヴリー
-
- マンディ・ムーア
-
- ミーガン・フォックス
-
- ミシェル・ロドリゲス
-
- メーガン・ブーン
-
- ラシダ・ジョーンズ
-
- ソーシャル・ネットワーク(2011年、マリリン・デプリー)
- セレステ∞ジェシー(2013年、セレステ)
- ビトウィーン・トゥ・ファーンズ: ザ・ムービー(2019年、本人役)
- アニマル ー自然界の実力者たちー(2022年、ナレーター)
- メラニー・ロラン
-
- オーケストラ!(2009年、アンヌ=マリー・ジャケ)
- 社会から虐げられた女たち(2021年、ジュヌヴィエーヴ)
- ヴォルーズ(2023年、キャロル)
- レイチェル・ワイズ
-
映画
ドラマ
アニメ
特撮
実写映画
舞台
その他コンテンツ
ディスコグラフィ
キャラクターソング
脚注
シリーズ一覧
- ^ 第1期(2002年)、第2期『はむはむぱらだいちゅ!』(2005年)
- ^ 第1期(2003年)、第2期『Dragon Destiny』(2007年)、第3期『Great Guardians』(2008年)、第4期『XTREME XECUTOR』(2010年)
- ^ 第1期(2003年)、第2期『SECOND SEASON』(2004年)
- ^ 第1期(2004年)、第2期『〜春〜』(2004年)
- ^ 第1期(2008年)、第2期『〜Pure Engagement〜』(2010年)
- ^ 第1期(2009年)、第2期『銀魂’』(2011年 - 2012年)、第2期延長戦『銀魂’延長戦』(2012年 - 2013年)、第3期『銀魂゚』(2015年)、第4期『銀魂.』(2017年 - 2018年)
- ^ 第1期『流浪の戦士』(2009年)、第2期『玉座を継ぐ者』(2009年)、第3期『リベリオン』(2012年)
- ^ 第1作(2009年)、第2作『阿知賀編 episode of side-A』(2012年)、第3作『全国編』(2014年)
- ^ 第1期(2009年)、第2期『弐』(2010年)、第3期『Judge End』(2014年)
- ^ 第1期(2009年 - 2010年)、第2期『S』(2013年)、第3期『T』(2020年)
- ^ 第1期(2009年)、第2期『II』(2010年 - 2011年)、第3期『III』(2018年)
- ^ 第1期(2009年)、第2期『あらいぶ』(2011年)
- ^ 第1期(2011年)、第2期『ヴァイブレーション』(2013年)
- ^ 第1期(2011年)、第2期『Z』(2013年)
- ^ 第1期(2012年)、第3期『3』(2019年)
- ^ 第1期(2014年)、第2期『リベンジ』(2016年)
- ^ 1stシーズン(2015年)、2ndシーズン(2016年)
- ^ SEASON1(2017年 - 2018年)、SEASON2(2023年)
- ^ テレビシリーズ(2018年)、特番『Dark Sun...』(2018年)、特番『Stars and Ours』(2019年)
- ^ 第1期(2019年)、第2期(2021年)
- ^ 第1クール(2019年)、第2クール(2020年)
- ^ 第1期(2019年)、第2期(2021年)
- ^ 第1期(2020年)、第2期『ぱーんち!』(2023年)
- ^ 第1期(2021年)、第2期(2023年)、第3期(2024年)
- ^ 第1期(2021年)、第2期『2』(2024年)
- ^ Season 1(2022年)、Season 2(2023年)
- ^ Season 1:第1クール(2022年)、Season 1:第2クール(2022年)、Season 2(2023年)
- ^ 1st Season(2022年)、2nd Season(2023年)
- ^ 第1期(2022年 - 2023年)、第2期『VS. U-20 JAPAN』(2024年)
- ^ 『Ⅴ』(2008年)、『Ⅵ』[99](2009年)、『Ⅷ』[100](2011年)、『Ⅸ』[101](2012年)
- ^ 『エクストリームバーサス』(2010年)、『フルブースト』(2012年)、『マキシブースト』(2014年)、『フォース』(2015年)、『マキシブースト ON』(2016年)
- ^ 『WORLD』『3D』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)、『CROSSRAYS』(2019年)
- ^ 『エクストリームバーサス2』(2018年)、『クロスブースト』(2021年)、『オーバーブースト』(2023年)
出典
外部リンク
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インフルエンサー賞 | |
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MVS | |
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海外ファン賞 | |
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1第17回より各男女部門を統合。 2第1・2回は「サブキャラクター賞」。 3「もってけ!セーラーふく」の歌唱者として受賞。 |