南條愛乃
1984年7月12日[1][3] -)は、日本の女性声優、歌手、fripSideの元ボーカル(2009年 - 2022年)、μ'sのメンバー。 (なんじょう よしの、静岡県[3]静岡市清水区[4]出身、所属芸能事務所はボイスキット。所属レコードレーベルはNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン。公式ファンクラブは「ごきんじょるの 友の会」[5][9]。 略歴デビュー - 2014年
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人物声優・歌手として子供の頃は、引っ込み思案で、人見知りだった[8]。学生時代、母はアニメーターであり、その影響で絵を描くことが好きだったという[28]。中学時代に『カードキャプターさくら』をよく見ており、同作に登場する李小狼(CV:くまいもとこ)が声優を目指したきっかけとなったと語っている[8][29][30]。学生時代はくまいにファンレターを送っていたという[30]。中学2年生のある日、母が雑誌に掲載されていた声優養成所の研究生募集の広告を指して、「受けてみれば?」と言い出し、養成所のオーディションを受けたところ合格したが、当時は中学生だったこともあり、「高校を卒業してから専門学校へ行きなさい」という親のアドバイスもあり、見送ったという[8]。当時は何をやっても続かない性格だったため、両親は、「本当に声優になりたいなら、高校3年間毎晩お皿洗いをしなさい」と言われ、3年間お皿洗いをやりきり、高校卒業後、静岡から上京[8]。 演じる際のこだわりとして「似たビジュアルのキャラでも生きてきた過程は違うので、少しの違いでも自分の中ではつけてみます。自分以外が聞いたらわからない範囲かもしれませんが(ビジュアルが似ていると声は似たり寄ったりになってしまう事が多いので…)、語尾の収めかたとか、もう自己満(自己満足)のレベルかもしれないんですが」と述べている。また、一つのキャラクターを長きにわたり演じることが少なくない(一例として、『ラブライブ!』絢瀬絵里役、『探偵オペラ ミルキィホームズ』明智小衣役、『戦姫絶唱シンフォギア』月読調役など)[注 5]。 2016年夏のインタビューでは、声優活動に自信を持つきっかけとして、『D.C.II 〜ダ・カーポII〜』に出演した際に共演者のあおきさやかと出会い、「ここぞというときに力を入れるためにも、力を抜くところは抜いて、自然体でいること」を学んだことだと述べている[31]。 幼少期、母に音痴と言われて、歌に対しては、コンプレックスがあったという[28]。歌手活動も精力的であり、特に『Animelo Summer Live』には、2010年にfripSideとして初出演して以来、2015年まで6年連続で出演した[注 6]。2014年から、ソロ歌手としての活動を本格化させている。 自身の音楽活動に対するスタンスとして、fripSideの活動は「ボーカリストとして、八木沼悟志(以下、sat)が表現したい世界観への協力」、ソロ歌手としての活動は「自分が表現したい世界観を出し惜しみなく伝えたい」という相違がある。ただ、ソロ歌手、fripSide、μ'sの活動を同時並行することで、例えば、fripSideやμ'sで得たものをソロ活動に活かすといったように、いずれにおいても充実した活動ができているという。そのため、ソロ歌手としての活動においては、先述のように、声優、ソロ歌手、fripSide、μ's、これらの活動を包含して、「『これ全部、南條愛乃です!』ということを伝えられる場にしたい、ということを心掛けている」と述べている[31]。 自身が得意とする音楽として、アップテンポでデジタルを基調とする曲調を挙げているが[32][注 7][注 8]、ソロ歌手としての活動としてはそのような曲はあくまでも音楽のレパートリーの一つという位置付けで、比重としては大きくない[33][注 9]。 特にソロ歌手としての活動において強く意識していることは、「声優でもあるので、感情をどこに入れようかな、どこに引いていこうかな、という細かい表現」であり[32][注 10]、特にライブの際は、「例えば友達同士はもちろんカップルとか家族とかで観ても安心して見られるライブになったらいいな」[34]、「距離感を大事にしたいんです。同じ日常を生きている仲間として、同じ時間を共有できたらいいなというのはありますね」と述べている[35]。 人物的特徴・エピソード「ナンジョルノ」という愛称で特に親しまれている[注 11]。名付け親は春夏ひとみ[36]。愛称は他にもいくつかあり、『ラジオ ダ・カーポII 〜初音島日記〜』において、浅沼晋太郎から「お嬢」と呼ばれ、『ラブライブ!』で共演している飯田里穂、楠田亜衣奈、fripSideで共に活動するsat、及びfripSide初代ボーカルのnaoからは、「なんちゃん」と呼ばれており[37][38]、ファンの中では、呼び名の一つとして、ナンジョルノの略称型である「ジョルノ」と呼ばれている。また親交の深い久保ユリカからはよしのんなどと呼ばれることもある。子ども時代は、「よっちゃん」と呼ばれていた[39]。 自身の性格は、「努力してることを知られたくはないし、しれっとした顔でやっておきたい」、「人見知り」「後ろ向き」とする一方で、「応援してくれる人に対して誠実でいたい」とも述べている。また、「負けず嫌い」「こだわりが強い」「物事を億劫がる」性格については、子どものときから変わっていない、としている[40][41]。 人物的な特徴として、satは「自分の世界観を持っていて独自の感性でプラスの方向に作用させる力量がある」、茅野愛衣は「透明感ある歌声を持ち、オシャレ女子である。ゲームの話をするとテンションが上がる」、飯田里穂は「弱い部分とか努力してる部分を絶対に見せないプロ意識。自分がイメージしてることを相手に納得させる力量がある」ことを挙げている[42][43]。 透明感ある声質は南條の大きな特徴の一つとして挙げられることが多く、2009年にsatがfripSideのボーカルとして招聘に動いた理由にもなっている[44]。南條は当時、オファーを何回も断り続けていて、引き受ける決断をなかなかできなかったと述べており、[44]「声優としてもまだ安定していないし、fripSideっていう歴史があるユニットのボーカルっていう、フロントマンとしての役割ができるのか……? いや、できない! みたいな」とその理由を述べている[44]。本人曰く、2012年のアルバム『Decade』発表を機に、fripSideのボーカルとして活動する自信を持てるようになったという[44]。 自身の好きな言葉として、「今日もいい天気だよ」を挙げている。この言葉は、ブログのタイトル、及び、ソロ歌手活動における2ndフルアルバム『Nのハコ』収録曲のタイトルにもなっている。「雨の日でも雷の日でも、隣に君がいてくれたら、それがいい天気」という気持ちを、ずっと大切にし続けていたいからとのこと[45][46]。 趣味・交友関係ゲーム、写真(Olympus PEN-FTを愛用[47])、イラスト[48][49]を趣味として挙げており、特にゲームへの愛好ぶりはインタビューでもたびたび触れている[50][39]。また、イラスト(絵を描くこと)は子どもの頃から大好きで、子ども時代は「絵は常に傍らにある」存在であったという[51][52]。 以前、実家では犬を、現在住んでいる家では(猫アレルギーを持っているが)「むぎ」と「ちび」と名付けた二匹の錆び猫を飼っている[54]。 ヘアアレンジを好み、ウィッグを愛用して様々なものを使い分けているため、ブログや雑誌の取材など、同時期に写っている写真で全く髪型や髪の長さが異なる姿が見られる[注 12]。 Twitter上で「麺ジョルノ」というイベントを突発的・不定期で開催している。自身とフォロワーが同時に麺料理を食べることで、ファンとの一体感を得ようとするムーブメントである。このイベント関連でのツイートのTwitterハッシュタグは「#menjolno」。 インタビューにおいて、μ's(ラブライブ!)の楽曲の作詞を担当する畑亜貴に対する尊敬の念を伺わせる発言をすることが少なくない[55][56]。また、活動における心の支えとして、NBCユニバーサルの担当プロデューサーである西村潤の温かいサポートを挙げている[57][注 13]。 本人曰く、人付き合いが苦手で、公私両面で親交のある声優は少ないとのことだが、その中でも親交の深い声優として、『ラブライブ!』で共演した飯田里穂、楠田亜衣奈、久保ユリカ、『戦姫絶唱シンフォギア』で共演した日笠陽子、茅野愛衣が挙げられる。特に久保とはラブライブ!のプロジェクトがスタートした頃からの仲であり、二人を題材にした写真集「インジョルシカ」を出版するなど、公私ともに付き合いがある(久保が南條の実家に泊まったこともあるほど)。また飯田とは、互いのアルバムに歌詞を提供し合うほどの仲で[注 14][注 15]、「(お互いに接するたびに)お互いを肯定し合える前向きな感覚になれる」関係であるという[58]。また、自身が声優活動を始めた頃からずっと懇意にしてくれている「同志のような存在」として、春夏ひとみ、ミルノ純[59][60][注 16]を、自身が歌手活動を始めた頃から懇意にしてくれている「尊敬できる存在」として、川田まみ、KOTOKO[59][60][注 17]を、それぞれ挙げている。 その他座右の銘は、"神様はその人に越えられない壁は与えない"[29]。 5歳下の弟がいる[61]。 出演太字はメインキャラクター。 テレビアニメ
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ディスコグラフィ→fripSideの作品については「fripSide § ディスコグラフィ」を、μ'sの作品については「ラブライブ!のディスコグラフィ」を参照
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