辰馬 利一(たつうま りいち、旧姓・成瀬、1872年1月24日(明治4年12月15日)[1] - 没年不明)は、日本の酒造家、実業家、資産家[2]、兵庫県多額納税者[3]。恵美酒銀行頭取[3][4]。日本摂酒、西宮寒天各社長[3][4]。西宮米穀商会代表社員[5]。族籍は兵庫県平民[1]。
経歴
兵庫県平民・成瀬源兵衛の長男[1]。辰馬喜十郎の養子となり、1896年に家督を相続する[1]。1893年、慶應義塾正科を卒業する[6]。家業を継いで酒造業を営み、傍ら銀行会社の重役である[3]。
人物
辰馬利一について、『商工資産信用録 第29回』には「職業・酒造、調査年月・1927年3月、正身身代・H、信用程度・A」とある[7]。
『商工資産信用録 第34回 近畿版』には「職業・酒造、調査年月・1932年2月、正身身代・G、信用程度・Aa」とある[8]。
貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有する[9]。趣味はゴルフ[3]。宗教は真宗[3]。住所は兵庫県西宮市浜町[3]。
家族・親族
- 辰馬家
- 親戚
脚注
参考文献
- 人事興信所編『人事興信録 第3版』人事興信所、1903 - 1911年。
- 藤井亀若『西宮現勢史』兵庫県自治協会、1916年。
- 慶応義塾編『慶応義塾総覧 大正5年』慶応義塾、1916年。
- 東洋新報社編『大正人名辞典』東洋新報社、1917年。
- 織田正誠編『貴族院多額納税者名鑑』太洋堂出版部、1926年。
- 商業興信所編『商工資産信用録 第29回』商業興信所、1928年。
- 『商工資産信用録 第34回 近畿版』商業興信所、1933年。
- 人事興信所編『人事興信録 第12版 下』人事興信所、1940年。
- 森川英正『日本財閥経営史 地方財閥』日本経済新聞社、1985年。