「閃光少女」は、2007年9月に発表された東京事変の3作目のアルバム『娯楽(バラエティ)』製作時のセッション中に製作され、同年10月より開催されたライブツアー「東京事変 live tour 2007 Spa & Treatment」で新曲として発表された楽曲である[3]。「初めて曲に接する時は、正面から向き合って生で聴いて欲しい」という椎名をはじめとするメンバーの希望から、発売前に生演奏で初披露するという形がとられた[4][5]。ツアー最終公演日である11月21日から配信シングルと同タイトルの映像作品集が発売された。また同日発売のアナログ盤『娯楽 (バラエティ) 増刊号』には収録されたものの、しばらくCD音源化はされなかった[6][7]。その後、2010年発表の4thアルバム『スポーツ』において初めてCDに収録されることになった[8]。アナログ盤『娯楽 (バラエティ) 増刊号』とミュージック・ビデオ集には、同曲の別アレンジで英訳詞の「put your camera down」が収録されている。
アナログ盤とミュージック・ビデオ集に収録された「閃光少女」の英訳詞の別アレンジ・バージョン。この曲のトラックが「閃光少女」として最初に録音されたもの[4]。亀田のもともとのデモのテンポは完成版に近かったものの、バンドで演奏しているうちに次第にテンポが落ちて行ってこの「put your camera down」の速さになったため、椎名がテンポを上げてもう一度録り直したいと提案して「閃光少女」は現在の形となった[4]。
「put your camera down」(カメラを下に置いて)という英語のタイトルは、歌詞を英訳しているアメリカ人のRobbie Clarkが「どうしてもこのタイトルにしたい」と言ったことで決まった。
その意味は「カメラに焼き付けるんじゃなくその瞬間を頭や体に焼き付けよう」「今という瞬間を信じてその瞬間に没頭しよう」という歌詞の内容と同じことで、椎名曰く「みんな携帯で写真撮りすぎだと思います」とのこと[4]。
『閃光少女』(せんこうしょうじょ)は、2007年11月21日に発表された東京事変3作目のミュージック・ビデオ集。本作はシングルCDの制約に捉われない新たなリリース形態の提示としてDVDでリリースされ、タイトルにもなっている新曲「閃光少女」のミュージック・ビデオのほか、先に発売されたシングル「OSCA」と「キラーチューン」を加えた3作のミュージック・ビデオを96kHz/24bitの高音質で収録している[3][5][6]。さらに特典映像として「OSCA」のビデオ・クリップがバンド編、ダンサー編のマルチアングルで収められている[7]。また「閃光少女エンドロール編」として、英訳詞の別バージョン「put your camera down」も収録されている。