青山会(せいざんかい)は、民主党のグループ。通称、樽床グループ。
概要
鳩山由紀夫内閣総理大臣・民主党代表の辞任に伴う2010年6月民主党代表選挙で樽床伸二を支持した議員らを中心に30名が参加し、2010年10月4日に発足した[1]。グループ名は月性の漢詩の「人間到る処青山あり(じんかん、いたるところせいざんあり)」の句に由来する[2]。毎週木曜日に定例会を開いていた[3]。
同代表選後の党役員人事では樽床が国会対策委員長に就任した。2011年1月14日に発足した菅第2次改造内閣では松本剛明が外務大臣として初入閣した。8月の代表選では樽床が出馬に意欲を見せたが野田佳彦と前原誠司の候補者一本化調整に埋没して断念し、樽床が青山会を野田支持でまとめようとしたことに異論も出たため、自主投票の方向となった[4]。同選挙後の党役員人事では樽床が幹事長代行に就任した。2012年9月の代表選では青山会として野田再選を支持し[5]、10月1日に発足した野田第3次改造内閣では樽床が総務大臣、三井辨雄が厚生労働大臣として初入閣したが、12月の第46回衆議院議員総選挙で松本と笠浩史以外は落選し、議員グループとして消滅した[6]。
その後、事務局長を務めた笠が2014年4月の細野派(他の党内グループとの掛け持ちを認めない派閥)結成に参加[7]、幹事長を務めた松本が2015年11月に民主党を離党[8]、会長を務めた樽床が2016年4月に民進党を離党するなど[8]、旧幹部の離散が相次いだ。
議員グループとしての消滅後も政治団体としての「青山会」は休眠状態のまま残っていたが、2020年12月11日に解散が届け出られた[9]。
所属していた国会議員一覧
衆議院議員
- 自由民主党
- 立憲民主党
- 国民民主党
- 日本維新の会
元衆議院議員
- 民進党
- 希望の党
- 日本維新の会
- 自由民主党
- 無所属
元参議院議員
- 日本維新の会
- 無所属
政治資金収支報告書の記載
年 |
本年収入額 |
備考
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2010年(平成22年) |
56万5000円 |
[10][13]
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2011年(平成23年) |
224万8000円 |
[11]
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2012年(平成24年) |
126万円 |
[12]
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2013年(平成25年) |
0円 |
[14]
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脚注
注釈
出典
関連項目
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執行部 | | |
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党内グループ (設立順) ※Gはグループの略 ※併記年は結成年 |
解党まで存続 | |
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解党前に解散 全て2012(平成24)年解散 | |
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協力団体 |
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基本理念 | |
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公式組織 | |
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民主党歴代代表 (代表選挙) | |
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連立・合併 | |
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前身政党・会派 | |
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分裂政党 | |
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後継政党 | |
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系譜を汲む政党 | |
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党内の議員連盟 (設立順) | |
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主な出来事 | |
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関連項目 | |
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