『青銅ランプの呪』(せいどうランプののろい The Curse of the Bronze Lamp )は、1945年に発表されたカーター・ディクスン(ディクスン・カー)名義の長編推理小説。ヘンリー・メリヴェール卿もの第16長編である。
あらすじ
エジプトの遺跡発掘をしていたジルレー教授が蠍に刺され死亡し、墓を暴いた呪によって殺されたと噂される。教授の共同発掘者セヴァーン伯爵の娘ヘレンは、発掘された青銅ランプをエジプト政府からの贈呈され、英国に帰国する。
彼女はロンドンに数日滞在した後、友人キット・ファレルとオードリー・ヴェーンとともにセヴァーン邸に戻る。ところが、邸宅の玄関ホールに入ったヘレンがいなくなり、ホールには彼女が着ていたレインコートのほか、青銅ランプがあるだけだった。
主な登場人物
- ジルレー教授 - エジプトの遺跡発掘をしていた考古学者。
- セヴァーン伯爵 - エジプト遺跡の共同発掘者。
- ヘレン・ローディング - 若き考古学者の女性。セヴァーン伯爵の娘。
- キット(クリストファー)・ファレル - ヘレンの友人の青年。
- オードリー・ヴェーン - ヘレンの友人の女性。
- アリム・ベイ - 預言者。
- ベンソン - セヴァーン邸の執事。
- ポンフレット夫人 - セヴァーン邸の家政婦。
- ヘンリー・メリヴェール卿 - 名探偵だがドタバタ騒ぎを演じることの多い三枚目。通称H・M卿。
特記事項
脚注
- ^ 『青銅ランプの呪』(創元推理文庫)巻頭
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長編・中編小説 |
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短編集 |
カー短編全集 |
- 1.不可能犯罪捜査課(マーチ大佐シリーズを含む)
- 2.妖魔の森の家(ギデオン・フェル、ヘンリー・メリヴェール・シリーズを含む)
- 3.パリから来た紳士(マーチ大佐、ギデオン・フェル、ヘンリー・メリヴェール・シリーズを含む)
- 4.幽霊射手
- 5.黒い塔の恐怖
- 6.ヴァンパイアの塔
- グラン・ギニョール(アンリ・バンコラン・シリーズと重複)
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エイドリアン・コナン・ドイルとの合作短編集 | |
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アンソロジー |
- 世界短編傑作集5(マーチ大佐シリーズ「見知らぬ部屋の犯罪」を収録)
- 51番目の密室 世界短篇傑作集(ヘンリー・メリヴェール・シリーズ「魔の森の家」を収録)
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その他 |
ラジオ・ドラマ集 | |
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評伝 |
- コナン・ドイル(原題:The Life of Sir Arthur Conan Doyle)
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