鳥伏信号場(「とりうしんごうじょう[1]」あるいは「とりふしんごうじょう[2]」[注釈 1])は、かつて北海道虻田郡豊浦村にあった、運輸通信省/運輸省鉄道総局(国有鉄道)室蘭本線の信号場である。
歴史
太平洋戦争の末期に戦時輸送力増強のための交換設備として設けられたが、わずか7か月程の運用で役目を終えた。
年表
信号場名の由来
構造
1線スルーのスイッチバック式交換形で、小幌側の礼文華山トンネルに向かって10パーミルの上り勾配に設けられており、交換用側線の礼文側が本線から離れて、ほぼ水平の加速線となっている。設置状況も併せて豊住信号場を180度ひっくり返した形をしている。
周辺
周辺は山林地帯。
隣の駅
- 運輸通信省鉄道総局/運輸省鉄道総局(国有鉄道)
- 室蘭本線
- 小幌駅 - (鳥伏信号場) - 礼文駅
脚注
注釈
- ^ a b 『鐵道停車場一覧[1]』では歴史的仮名遣により「とりふ」と記載され、ローマ字での読み仮名は「Toriu」と記載されている。一方『停車場変遷大事典[2]』では開設当時の「とりふ」が歴史的仮名遣いであることを認めた上で、現代仮名遣いにおいても「とりふ」であるとしている。
出典
関連項目
外部リンク