| このページ名「 ALTARBOYZ」は 暫定的なものです。 代案としては ALTAR BOYZ、Altar Boyz、アルターボーイズなどがあります。 (2017年3月) |
『アルターボーイズ』(英: ALTAR BOYZ)は、アメリカ合衆国のミュージカル・コメディ作品である。ゲイリー・アドラーとマイケル・パトリック・ウォーカーが作詞および作曲を行ない、マーク・J・ケスラーとケン・デイヴンポートの考案を基にケヴィン・デル・アギラが脚本を執筆した。オハイオ州出身の架空のクリスチャン・ボーイ・バンドを中心に、ボーイ・バンド現象、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックの人気などを風刺を交えて描いている。2005年3月1日、オフ・ブロードウェイで開幕し、16回プレビュー公演ののち、2,032回の本公演が上演され、2010年1月10日、閉幕した。オフ・ブロードウェイで9番目のロングラン公演の記録を持っている。
概要
オハイオ州出身のボーイ・バンドがアメリカの保守風潮、マイノリティ問題を知性的な比喩を含ませながら、ロックありポップありバラードありヒップホップありラテンありのミュージックに乗せて生まれたポップ・ミュージカル。
2004年にて初演を迎え大ヒットし、2010年1月10日をもって閉幕となるまでに2000回以上も上演され、オフ・ブロードウェイにおいて歴代9位のロングラン作品であり、2005年には「ベストオブ・オフ ブロードウェイ賞」を受賞。
現在[いつ?]でもアメリカ国内含め、各地で地方公演が行われているほか、今日まで[いつ?]に日本を含む世界各国にて上演されている演目である。
概略
5人組のボーイ・バンドである「アルター・ボーイズ」が解散全米コンサート「レイズ・ザ・プレイズ」を行なう。メンバーのマシュウ、マーク、ルーク、フアンの4名は聖書に登場する人物から名付けられたとされる。残りの1人のエイブラハムはオープニング曲の中でユダヤ人であると紹介される。会場によってご当地ネタを語り、ボーイ・バンドのスタイルのダンスを踊りながら持ち歌を歌う。コンサートを通してグループの悩み、起源、メンバー個々人の強さや弱さが露見する。
舞台上に「ソウル・センサーDX-12」が設置され、劇場内のソウルの数量が表示される。数量を減らし、コンサート最後にゼロになるのを目指す。
プロダクション
スタフォード・アリマが演出、クリストファー・ガテリが振付を担当し、2004年9月、ニューヨーク・ミュージカル・シアター・フェスティバルの一環としてニューヨークにある47番街劇場で初演された。シャイアン・ジャクソンがマシュウ役、タイラー・メイナードがマーク役、アンディ・カールがルーク役、ライアン・ダンカンがフアン役、デイヴィッド・ジョセフスバーグがエイブラハム役を演じた。マーク・カディシュが曲『G.O.D 』の事前レコーディングを行なった。数週間のフェスティバル中、8回上演された。
2005年3月1日、オフ・ブロードウェイのドジャー・ステージ(現ニュー・ワールド・ステージ)のステージ4で16回プレビュー公演後、本公演が開幕した[1]。フェスティバルとほぼ同じ出演者であったが、スコット・ポーターがマシュウ役を演じ、シャドー・スティーヴンスが『G.O.D 』の事前レコーディングを行なった。2,032回上演ののち、2010年1月10日に閉幕し、オフ・ブロードウェイで9番目のロングラン公演となった[2]。閉幕時の公演はマイケル・カディン・クレイグがマシュウ役、とラヴィス・ネスビットがマーク役、リー・マーカムがルーク役、マウリシオ・ペレスがフアン役、ラヴィ・ロスがエイブラハム役を演じた。
2007年から2009年、全米ツアー公演が行なわれたほか、シカゴ、韓国、ハンガリー、フィンランド、オーストラリア、フィリピン、日本のプロダクションによる公演のほか、地方劇団など多くのアマチュア・プロダクションでも上演されている。2013年、アデレイド・フリンジ・フェスティバルの一部として上演された。
日本での公演
公演期間
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劇場
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Team名
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マシュー
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マーク
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ファン
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ルーク
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アブラハム
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2009年 2月10日 - 22日
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新宿FACE
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東山義久
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中河内雅貴
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植木豪
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田中ロウマ
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良知真次
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2010年 11月16日 - 28日 新宿FACE 12月4日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 12月6日 日本特殊陶業市民会館 12月10日 - 11日 新宿BLAZE
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Red
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東山義久
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中河内雅貴
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植木豪
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小林遼介
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良知真次
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Orange
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中塚皓平
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松下洸平
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和田泰右
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森新吾
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上間善一郎
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2012年 1月28日 - 2月24日 新宿FACE 2月18日 森ノ宮ピロティホール 2月25日 - 26日 新宿BLAZE
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RED
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東山義久
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橋本汰斗
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植木豪
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小林遼介
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良知真次
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ORANGE
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中塚皓平
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鯨井康介
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和田泰右
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森新吾
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三上俊
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GREEN
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大河元気
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海宝直人
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井澤勇貴
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上口耕平
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上間善一郎
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2014年 11月21日 - 30日
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新宿FACE
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RED
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大山真志
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法月康平
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大久保祥太郎
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川原一馬
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山下翔央
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2014年 11月24日 - 12月8日
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新宿FACE
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LEGEND
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東山義久
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中河内雅貴
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植木豪
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小林遼介
森新吾
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良知真次
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2014年 12月10日
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名鉄ホール
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TOUR
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東山義久
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中河内雅貴
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植木豪
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小林遼介
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良知真次
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2014年 12月13日
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松下IMPホール
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東山義久
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中河内雅貴
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植木豪
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森新吾
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良知真次
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2014年 12月14日
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松下IMPホール
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東山義久
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中河内雅貴
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植木豪
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小林遼介
森新吾
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良知真次
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2017年 2月3日 - 2月16日 新宿FACE 2月18日 森ノ宮ピロティホール
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Gold
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大山真志
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法月康平
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松浦司
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石川新太
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常川藍里
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Legacy
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東山義久
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中河内雅貴
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植木豪
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森新吾
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良知真次
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2017年 2月24日 - 26日
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ステラボール
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合同公演
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(Gold/Legacy参照)
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2017年 8月25日 - 27日
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舞浜アンフィシアター
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チャンソン(2PM)
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NIEL
(TEEN TOP)
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ハン・サンウク
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パク・ジンサン
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TAKUYA
(寺田拓哉)
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2017年 9月15日 - 16日
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舞浜アンフィシアター
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チャンソン(2PM)
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KEVIN
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ハン・サンウク
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セヨン
(MYNAME)
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TAKUYA
(寺田拓哉)
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2018年 8月24日 - 26日
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舞浜アンフィシアター
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Aチーム
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チャンソン(2PM)
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NIEL
(TEEN TOP)
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ハン・サンウク
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セヨン
(MYNAME)
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TAKUYA
(寺田拓哉)
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Bチーム
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イェソン
(SUPER JUNIOR)
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チョ・ビョンジュン
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キム・ナムホ
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ドンウ
(INFINITE)
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ドンウン
(HIGHLIGHT)
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2019年 3月20日 - 4月7日
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新宿FACE
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GOLD
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大山真志
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法月康平
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松浦司
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石川新太
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常川藍里
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SPARK
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良知真次
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金井成大
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観修寺玲旺
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川原一馬
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反橋宗一郎
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北乃颯希
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米原幸佑
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山本準也
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和田泰右
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2021年 4月9日 - 24日
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新宿FACE
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LEGEND
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東山義久
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中河内雅貴
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植木豪
松浦司
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浅川文也
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良知真次
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GOLD
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大山真志
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法月康平
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松浦司
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石川新太
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若松渓太
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SPARK
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小林亮太
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北乃颯希
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米原幸佑
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川原一馬
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和田泰右
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2023年 8月11日 - 29日
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新宿FACE
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GOLD
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大山真志
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法月康平
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松浦司
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石川新太
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常川藍里
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SPARK
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鍵本輝
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若松渓太
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米原幸佑
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川原一馬
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和田泰右
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SAPPHIRE
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中山優貴
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大野瑞生
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司波光星
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中本大賀
(円神)
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Rayshy
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2009年
「ALTAR BOYZ:アルターボーイズ」というタイトルで2009年2月10日から22日に新宿FACEにて上演。
- キャスト
2010年
「ALTAR BOYZ」というタイトルで2010年11月16日から28日に新宿FACE、12月4日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、12月6日に日本特殊陶業市民会館、12月10日・11日に新宿BLAZEにて上演。
- キャスト
※ダブルキャスト制
2012年
「ALTAR BOYZ 2012」というタイトルで2012年1月28日から2月24日に新宿FACE、2月18日に森ノ宮ピロティホール、2月25日・26日に新宿BLAZEにて上演。
- キャスト
※トリプルキャスト制の混合公演。
- REDキャスト
- ORANGEキャスト
- GREENキャスト
2014年
ALTAR BOYZ RED
2014年11月21日から30日に新宿FACEにて上演。
- キャスト
ALTAR BOYZ LEGEND
2014年11月24日から12月8日に新宿FACEにて上演。
- キャスト
※一部ダブルキャスト
- 植木豪
- 小林遼介
- 中河内雅貴
- 森新吾
- 東山義久
- 良知真次
ALTAR BOYZ TOUR
2014年12月10日に名鉄ホール、12月13日・14日に松下IMPホールにて上演。
- キャスト
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- 名古屋公演
- 大阪公演
- 12月13日
- 12月14日
- 植木豪
- 小林遼介・森新吾[3]
- 中河内雅貴
- 東山義久
- 良知真次
2017年
日本版
「ALTAR BOYZ」というタイトルで2017年2月3日から2月16日に新宿FACE、2月18日に森ノ宮ピロティホール、2月24日から26日にステラボール(合同公演)にて上演。
- キャスト
※ダブルキャスト制
- Team Gold(2017年2月3日 - 14日・24日 - 26日)
- Team Legacy(2017年2月6日 - 16日・18日・24日 - 26日)
韓国版
「ALTAR BOYZ」というタイトルで2017年8月25日~27日、9月15日・16日に舞浜アンフィシアターにて上演。[4]
- キャスト
2017年8月25日(金)~8月27日(日)全6回公演
2017年9月15日(金)・9月16日(土)全4回公演
2018年
韓国版
「ALTAR BOYZ」というタイトルで2018年8月24日~26日に舞浜アンフィシアターにて上演。[5]
- キャスト
2018年8月24日(金)~8月26日(日)全8回公演
- Aチーム
- Bチーム
2019年
日本上演10周年公演「ALTAR BOYZ 2019」というタイトルで2019年3月20日から4月7日まで新宿FACEにて上演。
- キャスト
ダブルキャスト制※一部トリプルキャスト(team SPARKの公演は日替わり)
2021年
2021年4月9日から4月24日に新宿FACEにて上演。
- キャスト
※トリプルキャスト制の混合公演。
- LEGENDキャスト
- 東山義久
- 植木豪
- 松浦司※一部日程キャスト変更によりGOLDと兼任
- 中河内雅貴
- 良知真次
- 浅川文也
- GOLDキャスト
- SPARKキャスト
2023年
2023年8月11日から29日に新宿FACEにて上演予定[6]。
- キャスト
- Team GOLD
- Team SPARK
- Team SAPPHIRE
楽曲
- We Are the Altar Boyz
- Rhythm In Me
- Church Rulez
- The Calling
- The Miracle Song
- Everybody Fits
- Something About You
- Body, Mind & Soul
- La Vida Eternal
- Epiphany
- Number 918
- Finale: I Believe
- Bows & Altar Boyz Remix
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受賞歴
- 海外批評家サークル賞オフ・ブロードウェイ・ミュージカル作品賞 (受賞)
- ドラマ・デスク・アワード・ミュージカル作品賞 (ノミネート)
- ドラマ・デスク・アワード・ミュージカル助演男優賞 (タイラー・メイナード、ノミネート)
- ドラマ・デスク・アワード振付賞 (クリストファー・ガテリ、ノミネート)
- ドラマ・デスク・アワード音楽賞 (ゲイリー・アドラー&マイケル・パトリック・ウォルカー、ノミネート)
- ドラマ・デスク・アワード作詞賞 (ゲイリー・アドラー&マイケル・パトリック・ウォルカー、ノミネート)
- ドラマ・デスク・アワード・ミュージカル脚本賞 (ケヴィン・デル・アギラ、ノミネート)
- ドラマ・デスク・アワード編曲賞 (ダグ・カッサロ&リン・シャンケル、ノミネート)
- ルシル・ローテル・アワード・ミュージカル作品賞 (ノミネート)
- ルシル・ローテル・アワード振付賞 (クリストファー・ガテリ、受賞)
- ルシル・ローテル・アワード助演男優賞 (タイラー・メイナード、ノミネート)
- ルシル・ローテル・アワード音響デザイン賞 (サイモン・マシュウズ、ノミネート)
- ドラマ・リーグ・アワード・ミュージカル・プロダクション賞 (ノミネート)
- ドラマ・リーグ・アワード・パフォーマンス賞 (ライアン・ダンカン、デイヴィッド・ジョセフスバーグ、アンディ・カール、タイラー・メイナード、スコット・ポーター、ノミネート)
- シアター・ワールド・アワード (タイラー・メイナード、受賞)
キャスト・レコーディング
2005年3月、レコーディングされ、5月17日、ゴーストライト・レコードからキャスト・レコーディングがリリースされた。
脚注
外部リンク