BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY
「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」(バトル・ウィズアウト・オナー・オア・ヒューマニティー)は、日本のギタリストである布袋寅泰の楽曲。阪本順治監督の映画『新・仁義なき戦い。』のメインテーマとして作曲された楽曲で、その際のタイトルは「新・仁義なき戦いのテーマ」(しん・じんぎなきたたかいのテーマ)。後にクエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』のメインテーマとしても使用された。 2004年6月30日に『アナザー・バトル』としてシングル・カットされた。 背景2000年に阪本順治監督の映画『新・仁義なき戦い。』が公開された。同作に布袋は俳優としての出演オファーと同時に、音楽監督も任されることとなり本作のための新しいテーマ曲を書くように依頼された[1]。映画の撮影開始当初、布袋は楽曲があまり思い浮かばずにいたが、阪本に 映画の公開後、クエンティン・タランティーノから自身が監督を務める映画『キル・ビル』でメインテーマとして使用したいという依頼を受ける[1]。布袋は『キル・ビル』用の新曲を書き下ろして提供したいと申し出たが、タランティーノはそれを断り本作の使用にこだわった[1]。これを受けて布袋が阪本に確認を取ったところ、阪本が楽曲の使用を快諾したことから『キル・ビル』のメインテーマとして使用されることとなった[1]。 アナザー・バトル
2004年6月30日に東芝EMIからシングル『アナザー・バトル』としてリカットされた。布袋にとって25枚目のシングルとなる[注 1]。シングルには、オリジナル・バージョンにリミックス・バージョンとカラオケ・バージョンを追加した全3曲が収録された[4]。 リミックス・バージョンの「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY SAMURAI MIX」のミックスは布袋が自ら手がけ、『キル・ビル』の登場人物であるオーレン・イシイのセリフ「ヤッチマイナー!」を合図にBPMが加速するエンディングが追加されている[4]。このアレンジは、2005年に発売されたベスト・アルバム『ALL TIME SUPER BEST』にも収録された[5]。 収録曲
クレジット受容日本国外から日本音楽著作権協会(JASRAC)に払われる国内作品の著作権使用料分配額では2014年度に年間8位[6]、2015年度に年間6位[7]、2016年度に年間10位[8]、2018年度に年間10位[9]、2019年度に年間3位[10]、2020年度に年間2位[11]に入った。 音楽雑誌『YOUNG GUITAR』(2019年7月号)に掲載された「ギター・インストの殿堂100」では80位に選出された[12]。 演奏披露『MONSTER DRIVE PARTY!!!』(2005年)、『MTV UNPLUGGED』(2007年)などのライブ・アルバムにライブ音源が収録されているほか、『MONSTER DRIVE PARTY!!!』(2005年)、『HOTEI presents "SUPER SOUL SESSIONS" BRIAN SETZER vs HOTEI vs CHAR』(2007年)、『MTV UNPLUGGED』(2007年)、『HOTEI+東大寺 布袋寅泰 SPECIAL LIVE -Fly Into Your Dream-』(2009年)などの映像作品や『ALL TIME SUPER GUEST』(2011年)の初回限定盤特典DVDにライブ映像が収録されている。 2021年12月31日に放送された『第72回NHK紅白歌合戦』に生演奏で出演した[13]。 2022年12月4日に大阪城ホールで開催された『サントリー1万人の第九』にゲスト出演。佐渡裕と共演し、本楽曲をオーケストラアレンジにて演奏した[14]。 その他の利用マッシュアップ
作品での使用
CM曲としての使用
その他BGMとしての使用
脚注注釈
出典
外部リンク
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