ツアー前に発売されたベストアルバム「BEST OF SOUL」を引っさげてのライブであり、BoA本人曰く、このライブツアーのコンセプトは「じっくり聴かせるライブ」、そして「アリーナツアーなのである程度の派手さ」をモットーにし、初めてマジック(イリュージョン)に挑戦したようである。また「LOVE&HONESTY」と「JEWEL SONG」を歌う際、初めてドレスを着て歌ったという。これらの発言は、当ライブDVDの2枚目に収録されたインタビューによるものである。
「Shine We Are!」を歌う際は、電飾車両に乗って会場全体を反時計回りに一周した。また、福岡公演と代々木公園初日のみであったが、メドレーがあり、ここでも同じく電飾車両に乗って、今度は「Shine We Are!」とは異なる時計回りで会場全体を一周した。
セットリスト
奇蹟
LISTEN TO MY HEART
Rock With You
Amazing Kiss
気持ちはつたわる
DOUBLE
コノヨノシルシ
B.I.O
Be the one
LOVE&HONESTY
JEWEL SONG
Shine We Are!
VALENTI
No.1
QUINCY
アンコール
メリクリ
DO THE MOTION
メドレー(Rock With You/ID:Peace B/VALENTI/With U)※福岡公演と代々木公演初日のみ
With U(代々木公演二日目から最終日まで)
Every Heart -ミンナノキモチ-
(計19曲)
出来事
福岡公演では、BoAが公演中に舞台裏で右足を怪我して肉離れのような症状を起こし、途中から踊れなくなってしまったが、彼女は痛みに耐え足を引きずりながらも見事に最後まで予定通りライブをやり遂げた。これは、スタッフがBoAの怪我の症状を考慮し振替公演まで考えたが、BoA本人の強い意志によるものである。この日のライブで途中の着替えに引っ込んだ後「Shine We Are!」での登場が少し遅れた上、これを歌い終わった後は本来そのまま「VALENTI」に入るはずだったが急遽MCが設けられ、BoA本人から怪我をしたことを伝え、このまま最後までライブをやることを宣言した。そして、アンコール1曲目の「メリクリ」では、感極まって号泣した。なお、その後回復し代々木公演からは通常通り踊れるようになったものの、医師らによるマッサージや痛み止めの薬の服用は、このアリーナツアーが終わるまで続くことになった。これらの模様の一部は、後述するライブDVDの2枚目に収録されている。
11月5日に開催された「BoA THE LIVE 2006“20th Birthday”」では、スペシャルゲストとしてm-floが登場し、シャンパンタワーでBoAの誕生日を祝ったほか、「the Love Bug」を一緒に歌った。また、最後の曲目である「QUINCY」の2コーラス目に入った際、BoAが歌詞を飛ばしてしまい、「ストーップ!ストーップ!」と叫び演奏を強制中断させるというハプニングがあり、逆に観客席が盛り上がった。その後、曲の直前のMCからやり直した。これは、この日のライブの模様をDVD化するための映像収録が行われていたため、やり直しが生じたものと思われる。
今までに無いショートカット姿で登場した。ちなみに、このショートカットスタイルは、この年の4月に発売されたシングル「Sweet Impact」のプロモーション時期にも披露された。本編中「Candle Lights」「LONG TIME NO SEE」「Winter Love」を歌った時と、アンコールで再び登場した際は“いつも通り”のロングヘアのBoAになっていた。なお、これらのショートカットスタイルは実はウィッグであったことを後にBoA自らが発言している(ファンクラブ会報に掲載)。また、後に発売されたこのアリーナツアーのDVDのインタビューの中で、ピンク色のウィッグがお気に入りだとも話している。