Cannon Lake(キャノンレイク)とは、インテルによって開発されたマイクロプロセッサのコードネームである[1]。
概要
Cannon LakeはSkylakeのシュリンク版にあたり、インテルとして初めて10nmプロセスで製造された。AVX-512に対応し、AI用のアクセラレータが統合[2]されている。
当初計画の2015年出荷は年単位で延期され[3]、2017年においても動作デモ[4]やアナウンス[5][6]に留まった。最終的には2018年のCESで出荷を告げるものの[7]、第8世代Intel Coreプロセッサの一部として限定出荷されただけであった[8]。これは10nmプロセスの歩留まりが壊滅的で、目標のスペックを満たせなかったからである。
これまでインテルが掲げてきたチック・タック戦略は事実上崩壊し、ムーアの法則限界論を加熱させた[9]。
なお一般的なモバイル向けプロセッサ、およびデスクトップ向けプロセッサには14nmプロセスのまま性能を強化したCoffee Lakeが用意された。
その後、インテルは改良された10nm+にてIce Lakeの量産出荷を果たした。
特徴
- 10nmプロセス
- Palm Coveコア
- AVX-512及びIFMA,VBMI
- SHA-NI,UMIP
- Intel Gaussian & Neural Accelerator (GNA)
- LPDDR4/X-2400対応
Gen10 Graphics (使用不可)
- 最大EU数72
- 共有L3キャッシュの増量
- HDMI 2.0
- DSC
- CNL-PCH
製品一覧
Cannon Lake-Uのみが出荷され、その他のCannon Lake-S[10][11], Cannon Lake-EP[12], Cannon Lake-Y[13]などは全てキャンセルされた。
モバイル向け
第10世代のGPUが搭載されたが、何らかの理由により無効にされた状態で出荷となっている[14]。
- Cannon Lake-U
Cannon Lake-U
ブランド
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型番
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CPU
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TDP (W)
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対応メモリ
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コア数 (スレッド数)
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クロック (GHz)
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キャッシュ (MB)
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定格
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ターボ
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L2
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L3
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Core i3
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8121U
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2 (4)
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2.2 |
3.2
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0.5
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4
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15
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DDR4-2400 LPDDR4X-2400
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脚注
関連項目
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生産終了 |
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現行 |
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その他 | |
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マイクロ アーキテクチャ |
P5 |
P5ベースのコア |
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0.90 μm | |
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0.60 μm | |
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0.35 μm | |
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0.25 μm | |
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P6 |
P6ベースのコア |
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0.50 μm | |
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0.35 μm | |
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0.25 μm | |
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180 nm | |
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130 nm | |
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90 nm | |
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65 nm | |
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NetBurst |
NetBurstベースのコア |
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180 nm | |
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130 nm | |
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90 nm | |
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65 nm | |
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Core |
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Atom |
Atomのマイクロアーキテクチャ |
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参考 | |
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45 nm | |
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32 nm | |
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22 nm | |
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14 nm | |
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10 nm | |
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Intel 7 | |
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Nehalem |
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Sandy Bridge |
Sandy Bridgeベースのコア |
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32 nm | |
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22 nm | |
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Haswell |
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Skylake |
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Cypress Cove |
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Sunny Cove |
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Willow Cove |
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Golden Cove (+Gracemont) |
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Raptor Cove (+Gracemont) |
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Redwood Cove (+Crestmont) |
Redwood Coveベースのコア |
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Intel 4 | |
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Intel 3 | |
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Lion Cove (+Skymont) |
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