DENGEKI 電撃
『DENGEKI 電撃』(でんげき、Exit Wounds)は、2001年公開のアメリカ合衆国のアクション映画。監督はアンジェイ・バートコウィアク、出演はスティーヴン・セガールとDMXなど。バートコウィアク監督によるヒップ・ホップ・カンフー三部作の第2作である[2]。 ストーリーデトロイト警察21分署の刑事オーリン・ボイドは、副大統領を襲ったテロリストを一掃するが、シークレットサービスの管轄を侵したうえに、副大統領を逃がすために川に投げ込むなど過激な手段に出たため、これ以上ボイドをかばいきれなくなった友人フランクと、日頃からボイドの過激な行動に頭を悩ませていたヒンジス本部長によって、犯罪地帯と呼ばれる15分署へ左遷される。15分署の女署長マルケイヒーに感情を抑制するためのセミナーへ通うよう命じられるも、初日からセミナーに嫌気がさして机を破壊するなどの乱暴ぶりを見せつける。 ある日、ボイドは偶然麻薬の密売現場を目撃して売人を逮捕するが、それは囮捜査官のモンティーニだった。この失敗により、ボイドは交通整理に格下げされてしまうが、独断で事件の捜査を始め、買人ラトレルの情報を集めるため情報管理庫を訪れる。しかし、そこで覆面をした襲撃犯たちに遭遇し、ボイドは事務室に取り残されていた事務員トリシュを救出する。襲撃犯たちは保管されていた大量の麻薬を強奪し、ボイドは事件に関係があるものと考える。 マルケイヒーに訴えて刑事に復帰したボイドは、新しい相棒のジョージと共に捜査を進め、買人の一人T.Kの経営するクラブに乗り込む。そこにはラトレルもおり、ボイドは二人を逮捕しようとするが逃げられてしまう。ラトレルが収監中の麻薬買人ショーンと面会していたことを突き止め、ボイドは警察内部の人間がラトレルに麻薬を横流ししていると判断した。ボイドはセミナーで知り合ったテレビ番組司会者ヘンリーにラトレルの情報を集めるように依頼し、同時にマルケイヒーにも事実を伝える。同じころ、ラトレルはモンティーニと共に麻薬の取引場所に向かい、黒幕のストラット巡査部長と取引の方法を確認する。 ヘンリーから、ラトレルの正体がショーンの兄だと聞かされたボイドはラトレル逮捕に向かうが、モンティーニに拉致されて殺されそうになる。ボイドは反撃して脱出に成功し、ラトレルを逮捕しようとするが、彼から「警察の不正を暴く証拠を集めるために買人を装っていた」と聞かされる。ラトレルは密売の罪を擦り付けられたショーンを助けるため、T.Kやトリシュと共に警官の不正の証拠を集めていた。ボイドはラトレルに協力することに決め、マルケイヒーに事実を伝える。しかし、モンティーニの仲間から襲撃され、逃走途中に車の事故でマルケイヒーが死んでしまう。脱出に成功したボイドはフランクに応援を求め、取引場所に向かう。 ボイドはフランクと共に取引現場に乗り込むが、そこで本当の黒幕がフランクだったことを知る。フランクはボイドを殺そうとするが、そこにヒンジスとジョージが駆け付け、銃撃戦になる。ボイドは逃走するストラットを追い詰めて彼を殺し、モンティーニはラトレルに、フランクはヒンジスに殺され、事件は解決する。ヒンジスの計らいでショーンは釈放され、彼はボイドに21分署への復帰を持ち掛けるが、ボイドは15分署に残ることを伝える。 登場人物
キャスト
作品の評価Rotten Tomatoesによれば、66件の評論のうち、33%にあたる22件が高く評価しており、平均して10点満点中4.39点を得ている[3]。 Metacriticによれば、9件の評論のうち、高評価は1件、賛否混在は4件、低評価は4件で、平均して100点満点中39点を得ている[4]。 出典
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