内田 直哉(うちだ なおや、1953年5月1日[2][3][9] - )は、日本の俳優、声優。大沢事務所所属[6]。東京都出身[3]。
来歴
15歳の時、劇団若草に入団し、1972年『幻の殺意』(NHK)でデビュー[7][8]。大学中退後は若駒プロ入り[7]。1970年代は神谷明、中尾隆聖、福沢良一らとユニット「フォーインワン」を結成し活動[8]。
日本大学芸術学部演劇科中退[4][7]。
高瀬プロダクション[2][3]、内藤音楽事務所、81プロデュース[10]、リマックス[11]を経て、大沢事務所に所属[6]。
1980年、『電子戦隊デンジマン』(テレビ朝日)で緑川達也 / デンジグリーンを演じる[8]。その後、劇団薔薇座のミュージカルに出演したことをきっかけにミュージカルに興味を持ち、1982年、内藤法美に師事し本格的にミュージカルに取組む[8]。『ピーターパン』『マイフェアレディー』『デュエット』など数々の舞台を経験し、1987年に5万人近いオーディションの中『レ・ミゼラブル』の初代アンジョルラス役を射止める。
1996年ごろから声優を中心とした活動を始める。
2008年8月公開の『炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!』で雷剱の声を担当し28年ぶりにスーパー戦隊シリーズに関わった。またテレビシリーズの『炎神戦隊ゴーオンジャー』にも雷々剱の声でゲスト出演している。
2010年、『COBRA THE ANIMATION』のテレビシリーズでは、主役のコブラを野沢那智から引き継いだ。2009年製作のOVA版では、内田は若いころ(整形前)のコブラを演じている。同年1月をもってリマックスを退所し、現在は大沢事務所所属で活動。
人物
趣味はゴルフ[4]。特技は歌唱、ダンス[3]。
妻は2001年ミス・ユニバース日本代表、荒内美沙緒。
吹き替えではウディ・ハレルソンをはじめ、ブルース・ウィリスやケネス・ブラナー[12]、アンディ・ガルシア[13][14]、ポール・マクレーン、ピーター・カパルディ、デヴィッド・モース、グレッグ・キニアなどを担当する。
ウディ・ハレルソンは『ステイ・フレンズ』で初担当。2019年ごろから起用が多くなったといい[15]、現在では大半の作品を吹き替えている。『LBJ ケネディの意志を継いだ男』で担当した際には、「ウディ・ハレルソンの定番声優」と評されるほどに定着した[16]。同作で担当した際にはウディの特殊メイクに驚嘆し、自身も精一杯の演技で臨んだことから「皆様にも是非見て頂きたい」とツイートしており、自信作となっているという[17]。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』ではウディ演ずる強大かつ残虐なシリアルキラー、クレタス・キャサディの吹き替えを担当。クレタスと対峙する主人公のトム・ハーディの吹き替えを担当した諏訪部順一は内田の演技が素晴らしかったと語っている[18]。
ブルース・ウィリスは『シックス・センス』の日本テレビ版で初担当。その後も『ダイ・ハード』シリーズを除き多くの作品で担当しており、現在では樋浦勉と分け合う形でのフィックスとなっている[19]。予告編ナレーションも担当した『デス・ウィッシュ』で担当した際は、リメイク元の『狼よさらば』を観ていたことから「まさかブルース・ウィリスによって生まれ変わり、そして自分が吹替をすることになるとは…」と感慨深いものがあったと語り、「クールに粛々と復讐を遂行して行く主人公、久々にブルース・ウィリスの大人の演技を肌で感じました」とウィリスの演技に敬意を表した[20]。2008年には内田が主人公のケイン役を務める『KANE&LYNCH: DEAD MEN』が映画化されることが発表され、ケイン役の候補にウィリスが挙がっていたことが話題になった[21]。なお、自身が吹き替えを担当した中でも気に入っている作品には『ティアーズ・オブ・ザ・サン』を挙げている[22]。
出演(俳優)
テレビドラマ
映画
オリジナルビデオ
舞台
- スイングアウト'79(1979年、博品館劇場)
- 飛べ!京浜ドラキュラ(1982年、81プロデュース)
- 真夏の夜の仮面祭 ポセイドンの伝説(1983年、81プロデュース)
- ローマで起こった奇妙な出来事(1983年、81プロデュース)
- スイート・チャリティー(1983年、東宝)
- ハッピーライド(1984年、81プロデュース)
- マイ・フェア・レディ(1984年、東宝)
- デュエット(1984年、東宝)
- A TASTE OF HONEY 蜜の味(1985年、81プロデュース)
- 青いガラスとエメラルド(1985年、劇団目覚時計)
- ラブコール(1985年、東宝)
- デュエット(1984年・1986年、東宝)
- バッカーズ・オーディション(1986年、81プロデュース)
- ピーターパン(1986年、ホリプロ)
- レ・ミゼラブル(1987年 - 1991年、東宝) - アンジョルラス(初代)
- バスストップ(1990年、博品館劇場) - ボウ
- 刺青(1990年、東宝)
- 雨降りお月さん(1995年、中日劇場)
- はだかの王子様(2001年、Easy Rats カンパニー)
- サクラ大戦シリーズ(レイネット) - マイケル・サニーサイド
- 君に捧げる歌 〜A song for you〜(2006年、東京芸術劇場) - 正一
- 名探偵ポワロ ブラックコーヒー(2013年、三越劇場) - カレリ博士
出演(声優)
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1986年
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- 1996年
-
- 1997年
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- 1998年
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- それいけ!アンパンマン(1998年 - 2022年、たいやきまん、たまごだいじん〈2代目〉、ミスター・ヨーグルト、ダテマキマン、はちみつおじさん、サボテンマン〈2代目〉、パクパクりゅう〈3代目〉、タイコマン)
- 太陽の子エステバン(BS版)(メンドーサ)
- デビルマンレディー(湯浅辰也[24])
- 名探偵コナン(1998年 - 2006年、沢井学、樽見直哉、志水高保、福島俊彰、関口俊道、島袋貞悟)
- 1999年
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- 2000年
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- 2001年
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- 2002年
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- 2003年
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- 2004年
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- 2005年
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- 2006年
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- 2007年
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- 2008年
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- 2009年
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- 2010年
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- 2011年
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- 2012年
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- 2016年
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- 2018年
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- 2019年
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- 2020年
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- 2021年
-
- 2022年
-
- 2023年
-
- 2024年
-
- 2025年
-
劇場アニメ
- 1999年
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- 2000年
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- 2003年
-
- 2012年
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- 2013年
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- 2015年
-
- 2018年
-
- 2022年
-
OVA
- 1987年
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- 1998年
-
- 1999年
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- 2000年
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- 2004年
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- 2005年
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- 2006年
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- 2007年
-
- 2008年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 2019年
-
- 2022年
-
Webアニメ
ゲーム
- 2002年
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- 2004年
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- 2005年
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- 2006年
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- 2007年
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- 2008年
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- 2009年
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- 2010年
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- 2011年
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- 2013年
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- 2014年
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- 2015年
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- 2016年
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- 2017年
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- 2018年
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- 2019年
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- 2020年
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- 2021年
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- 2022年
-
- 2024年
-
ドラマCD
吹き替え
担当俳優
- アンディ・ガルシア
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- ヴァンサン・カッセル
-
- ウィル・フェレル
-
- ウディ・ハレルソン
-
- グレッグ・キニア
-
- ゲイリー・コール
-
- ケネス・ブラナー
-
- ケビン・コスナー
-
- ジェイソン・リー
-
- ジェームズ・スチュアート
-
- ショーン・パートウィー
-
- デヴィッド・モース
-
- ハリソン・フォード
-
- アメリカン・グラフィティ(ボブ・ファルファ)※BD版
- インディ・ジョーンズ シリーズ(インディ・ジョーンズ)
- シュリンキング:悩めるセラピスト(ポール・ローズ医師)
- ジョーン・ディディオン:ザ・センター・ウィル・ノット・ホールド(本人)
- スター・ウォーズ 特殊効果の秘密(本人)
- スター・ウォーズ物語(本人)※NHK-BS2
- ピーター・カパルディ
-
- ピーター・ディンクレイジ
-
- ブライアン・クランストン
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- ブルース・ウィリス
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- ポール・マクレーン
-
- マーク・ストロング
-
- マイケル・ルーカー
-
- クリフハンガー(ハル・タッカー)※BSジャパン版
- ニュース・ブレイカー(ジョン・マクナマラ)
- レプリカント(ジェイク・ライリー刑事)※テレビ東京版
- リス・エヴァンス
-
- ルーク・ウィルソン
-
映画(吹き替え)
ドラマ
アニメ
特撮
ラジオドラマ
バラエティ
その他コンテンツ
音楽
- 電子戦隊デンジマン ヒット曲集(1980年、日本コロムビア) - 「ひとりぼっちの青春」「輝けデンジマン」の2曲を歌唱。
脚注
注釈
シリーズ一覧
- ^ 第1期『〜円盤石の秘密〜』(1999年 - 2000年)、第2期『〜伝説への道〜』(2000年)
- ^ 第1期(2004年)、第2期『EXODUS』第1クール(2015年)、第2期『EXODUS』第2クール(2015年)
- ^ 第1期(2007年)、第2期『破戒録篇』(2011年)
- ^ 第1期(2007年)、第2期『翼竜伝説』(2008年)
- ^ SEASON 1(2019年)、SEASON 2(2023年)
- ^ Season1(2022年 - 2023年)、Season2(2023年)
- ^ シーズン1(2024年)、シーズン2(2024年)
- ^ 『WORLD』『3D』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)
出典
外部リンク
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