ウディ・ハレルソン
ウディ・ハレルソン(Woody Harrelson, 本名: Woodrow Tracy Harrelson, 1961年7月23日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ミッドランド生まれの俳優。悪役やスキャンダラスな役を得意とする。 略歴マフィアの雇われ殺し屋の父[1]と、弁護士秘書の母の間に生まれる。父チャールズは1968年と1978年に殺人を犯し(1978年の事件は連邦判事を銃殺)、終身刑となり、服役中に死去[1]。父はまた、ジョン・F・ケネディ暗殺の実行者の一人と名乗っていたこともある。兄と弟がおり、弟のブレット・ハレルソンも俳優である。 ハノーヴァー大学卒業後、ニューヨークへ移り、演技を学ぶ。ニール・サイモンの舞台でデビューし、テレビ・シリーズ『チアーズ』でお茶の間の人気を獲得した。1992年から本格的に映画界に活動の場を移し、1994年、オリバー・ストーン監督の話題作『ナチュラル・ボーン・キラーズ』で頭角を現す。翌々年には、ミロシュ・フォアマン監督の『ラリー・フリント』で実在のポルノ雑誌編集者を演じてアカデミー主演男優賞にノミネートされた。危険な男だけでなく間抜けな男も演じられるのが強み。 演技の実力はあるものの、数々の問題行動を起こすことでも有名。1983年、道路で踊り狂い交通渋滞を引き起こした上に警官を殴って逮捕されたのを皮切りに、1996年にマリファナを栽培して逮捕、同じ年には環境保護を訴えてゴールデンゲートブリッジに登り逮捕、2002年にはロンドンでタクシーの後部座席を破壊して逮捕されている[2]。2009年には空港でパパラッチを殴るという事件を起こしたが、パパラッチがゾンビに見えたと釈明した[3]。また、環境保護運動家、反戦活動家、ヨガのインストラクターと様々な顔を持っているが、とりわけ大麻合法化活動家として有名である。 私生活私生活では、1985年にニール・サイモンの娘で歌手のナンシー・サイモンと結婚したが入籍翌日に離婚を申請。10ヶ月後に正式に離婚した[4]。1987年テレビ番組の撮影現場で出会った元アシスタントのローラ・ルイと交際[5]、デニ、ゾーイ、マカーニの3人の娘がいる。一家揃ってコスタリカで原始的な暮らしをしている。2008年12月28日、長年交際してきたローラ・ルイと結婚[6]。ハワイのマウイで挙げた結婚式には、オーウェン・ウィルソン、ショーン・ペン、アラニス・モリセットなど内輪の友人と親族が招かれた。 これまで仕事などの公式な来日はないが、プライベートで来日したことはあるらしく、両国国技館において相撲を観戦している[7]。 30年以上ヴィ―ガンであり、2019年、動物の権利団体PETAと協力して、テキサスで毎年開催される豚のロデオに抗議した[8][9]。 主な出演作品映画
テレビ
日本語吹き替え当初は主に大塚芳忠や安原義人などが務めていたが、『ステイ・フレンズ』で内田直哉が起用されたことをきっかけに、以降は大半の作品を内田が担当するようになり、現在では専属(フィックス)に近い形の定番声優となっている[11]。 このほかにも、山寺宏一、多田野曜平、山路和弘、中田和宏、屋良有作、山野井仁、大塚明夫、江原正士、谷昌樹、乃村健次なども複数回、声を当てたことがある。 参照
外部リンク
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