HJ文庫大賞
HJ文庫大賞(エイチジェイぶんこたいしょう)は、かつて日本の出版社・ホビージャパンが2006年から2019年まで開催していたライトノベルの公募文学賞である。 概説受賞は選考委員の合議によって決定された。受賞者には大賞100万円、金賞(第1 - 3回は優秀賞)50万円、銀賞(第1 - 3回は佳作)10万円・奨励賞及び審査員特別賞5万円が授与されるが、大賞の該当作が存在しなかった場合その賞金はキャリーオーバーされ、次回の大賞の賞金にプラスされた[1][2]。 佳作以上の作品については同社・HJ文庫からの刊行が確約されていたが実際には奨励賞・特別賞受賞作品の大半も刊行された。また、応募資格を新人に限定していなかったため他社でデビューした作家の受賞事例(第2回佳作)も存在する。 沿革2006年9月に同社のライトノベル雑誌『Novel JAPAN』が創刊したことに伴いノベルジャパン大賞の名称で開催されていたが同誌は2007年8月号より『キャラの!』に誌名変更した後、2009年1月に休刊し賞の名称が実情にそぐわなくなったことから、2011年の第6回募集期間の途中より現在の名称に変更された[3]。 2008年の第3回より評価シートを導入した。2013年募集締め切りの第8回より、最終選考に残りながら受賞を逃した応募者のうち、参加を希望した5名前後の候補者にそれぞれ担当編集者が付き作品を執筆してもらいHJ文庫のHP内の「読める!HJ文庫」[4]で読者の投票により1位を競う読者グランプリが新設され、1位を獲得した作品を同社・HJ文庫からの刊行されるようになったが、2016年の第3回をもって中止された。 2017年より、HJ文庫・HJノベルス・小説家になろうの共同企画として「HJネット小説大賞」が新設された。 2018年開催の第13回より応募方法がWeb応募のみに変更された[2]。 2020年をもってHJ文庫大賞はノベルアップ+小説大賞と統合され、「HJ小説大賞」となることが発表された[5][6]。HJ小説大賞は2期制で、従来のHJ文庫大賞が「HJ小説大賞前期」として未発表作品限定のコンテストに、ノベルアップ+小説大賞が「HJ小説大賞後期」としてノベルアップ+発表作品でも応募可能なコンテストとなる[5][6]。 選考委員
入賞作品一覧斜字は未刊行、或いは刊行未定。後にシリーズ化された作品については、受賞作(第1巻)の刊行時サブタイトルは割愛している場合がある。また、最終選考者中でデビューした作家については本表より割愛している。
読者グランプリ脚注
関連項目外部リンク
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