KANDA SQUARE
KANDA SQUARE(カンダスクエア、神田スクエア)は、東京都千代田区神田錦町に所在する複合施設である。 概要東京電機大学神田キャンパス跡地および神田警察署跡地を一体化した再開発事業であり、住友商事が事業主体となり建設が進められた[6]。住友商事が単独で行う不動産事業としては過去最大規模となり[4]、同社の開発拠点である「神田エリア」のフラッグシップに位置づけられている[7]。 2020年2月に竣工したが、一部飲食店の開店延期などがあり全面開業は同年9月4日となった[5]。 外観や内装は「錦町」にちなみ錦織物をモチーフとしたデザインを取り入れている。高層部は経糸に見立てた竪庇と緯糸に見立てた水平庇により奥行き感のある外装とし、併せて日射を70%遮り外部からの熱負荷を低減する効果も持たせている[7]。 1階は「和」をイメージした商業フロアとし、2階には音楽ライブや展示会、講演会など多用途に対応した約450平方メートルのホール「KANDA SQUARE HALL」(カンダスクエアホール)、3階には約200平方メートルの小ホール「KANDA SQUARE ROOM」と4室の貸し会議室「KANDA SQUARE CONFERENCE」が設けられた。4階の設備階を挟み5階から最上階までが1フロア最大約2,950平方メートルのオフィスフロアとなっている[4][6]。 BCP対策として2階床下に免震層を設けた「中間層免震構造」が採用されたほか、中圧ガスと重油で最大15日間稼働[4]する非常用発電機が設けられている。非常用発電機は東京電力グループが提供する「プレミアムグリッドサービス」により、いずれも住友商事が所有する東側の「神田スクエアフロント」および南東側の「KANDA SQUARE GATE」[8]に電力を融通することが可能となっている[9][10]。 敷地内には1300本の植樹や水景、ワイヤーアートによる動物を模したモニュメントなどが設けられた2000平方メートル超の広場が整備されている。広場は誰でも利用が可能なオープンスペースとなっており、Wi-Fi環境や電源コンセントなども整備されたほか、イベントなどにも対応している[4][6][11]。 テナントオフィス
店舗すべて1階に所在。
アクセス
脚注
参考文献「KANDA SQUARE」『近代建築』第74巻第8号、株式会社近代建築社、2020年8月5日、87-94頁、ASIN B08DSYRT7G。 外部リンク
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