MonoDevelop
MonoDevelop(Xamarin Studioとも呼ばれる)は、Monoプラットフォーム上で動作するオープンソースの統合開発環境。MonoとGTKが対応する環境であればオペレーティングシステム (OS) を問わず動作可能である。 概要元来Monoと.NET Frameworkを使ったソフトウェアの開発をターゲットにしていた。 EclipseやMicrosoft Visual Studioのように、自動補完、ソースコード管理を利用することができる。 GTK# GUIデザイナーのStetic[1]が搭載されたことによりRADにも対応した。 その他にもウェブデザイナーなどが統合されている。 歴史2003年、Monoコミュニティの開発者がSharpDevelopというWindowsに依存したオープンソースの.NET IDEを、Windows上のSystem.Windows.FormsからLinux上のGtk#に移植した。SharpDevelopから早い時期にフォークしたので、MonoDevelopと現在のSharpDevelopとの構造の共通点は少ない。 時が経つにつれ、MonoDevelopプロジェクトはMonoプロジェクトに吸収され、ノベルとMonoコミュニティが積極的に整備するようになった。 2020年以降は、ソフトウェアの提供は継続するが、新機能の追加は行わないことが開発プロジェクトより発表されている。[2] Xamarin StudioWindows向けやmacOS向けはXamarin Studioのブランドで配布している。かつては、GTKの不具合により、macOSで日本語入力ができなかったが現在は解決されている。 Visual Studio for MacMonoDevelopのもうひとつの異なるブランド。Windows版Visual Studioと多くの同じツールを採用している。リファクタリングとインテリセンスにはRoslyn .NETコンパイラプラットフォーム、プロジェクトとビルドエンジンにはMSBuild、ソース編集にはTextMateが使われている。Xamarinと.NET Core向けに同じデバッガーエンジン、Xamarin.iOS と Xamarin.Android向けに同じデザイナーを利用している。 非Linux環境向けのMonoDevelopmacOSを除いてLinuxほど良いサポートはされていない。
参考文献関連項目外部リンク
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