Starz
Starz(スターズ, 2016年以降はSTARZと表記)は、ライオンズゲートが所有するアメリカのプレミアムケーブルおよび衛星テレビネットワーク。Starzの番組は、劇場で公開された映画と、初回放送のオリジナルテレビシリーズで構成されている。1994年にアンコール(現:スターズ・アンコール)の多重放送サービスとして誕生したStarzは、6つの24時間のリニア多重放送チャンネル、従来の定額制ビデオ・オン・デマンド・サービス、そして名前の由来となったオーバー・ザ・トップのストリーミング・プラットフォームを運営しており、Starzのリニアテレビ加入者向けのどこでもテレビサービスとして機能するとともに、ストリーミングのみの消費者にも直接販売されている。 概要Starzは、2015年までリバティ・エンターテインメント(リバティメディアのトラッキングストック)傘下のStarz Entertainment, LLCが2016年からはライオンズゲート・エンターテイメントに買収され同社によって運営されている。 ライバル局のHBO・ショウタイムと比べて新興勢力だが、短期間で肩を並べるまでに成長し、アメリカの主要ケーブルテレビ局となった。スパルタカス・アウトランダー・ダヴィンチズデーモン、Black Sails等成人向きの歴史ドラマを得意としている。 Starz Entertainmentは、Starzの他に、プレミアチャンネルのEncore、MoviePlex、定額制ストリーミングサービスStarzplayも運営している。2015年末の加入世帯はStarzが3100万世帯、Encoreが3900万世帯[1]。 Starzは、1994年の開局時にはユニバーサル映画の新作を独占放送した。ウォルト・ディズニー・スタジオ(ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、タッチストーン・ピクチャーズ、ハリウッド・ピクチャーズ、ピクサー、ミラマックスを含む)、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(コロンビア ピクチャーズ、トライスター ピクチャーズ含む)と優先契約を結んでいたがウォルト・ディズニー・スタジオとは2015年に契約を解消した。 また、Starz Entertainmentが運営する5つのチャンネルで日本のアニメが放送されており、カートゥーン ネットワークと並んで日本のアニメがよく放送されている。 なお、2006年には、持株会社Starz, LLCを設立、Starz Entertainmentはその子会社となっている。Starz, LLCの子会社には、リバティメディアが2006年にIDT Corporationから買収したStarz Media(旧IDT Entertainment。傘下には「ザ・シンプソンズ MOVIE」などを制作したアニメーションスタジオのフィルム・ロマン、日本のアニメを扱うディストリビューターのマンガ・エンタテインメント(w:en:Manga Entertainment)などがある)、2006年秋に設立した映画スタジオオーバーチュア・フィルムズ(Overture Films)などがある。2016年にアメリカの独立系映画会社ライオンズゲート・エンターテイメントに買収されStarzのテレビ番組配給部門と映像パッケージ部門がライオンズゲートの同部門と統合した。 沿革
運営チャンネルStarz
Encore
MoviePlex
StarzplayStarzplay(スターズプレイ)は、Starzのオリジナル番組や長編映画を配信する定額制ストリーミングサービスである[2]。 前身は、2008年からNetflixと提携していた事業で、現在のStarzplayは2012年にスタートしている。2011年9月1日、Starzは2012年2月28日に終了するNetflixとのストリーミング契約を更新しないことを発表した。Netflixとの契約が終了すると、Starzが放送権を持つ映像コンテンツはオンラインで視聴できなくなため、Starzは新たなストリーミングサービスをスタートさせることになる[3]。Starzplayのアプリは2012年10月9日にiPad、iPhone、iPod touch向けに、2013年5月7日にAndroid端末向けにリリースさた[4]。 Starzplayは、米国外にローカライズされた初のStarzブランドのサービスで、中東および北アフリカ地域の17カ国ではNetflixよりも先にローンチした[5]。 Starzplayは国ごとにサービスの提供形態が異なる。
フランスではOrange、メキシコではizzi及びTotalplay、スペインではOrange及びVodafone、イギリスではVirgin Media、インドではLionsgate Play、カナダではBell Mediaと提携してStarzplayサービスを提供している[6]。 日本日本のStarzplayは、2020年4月にApple TVのApple TV チャンネルの一つとしてローンチした[7]。これはフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコなどからちょうど1年遅れてのスタートだった[6]。日本のStarzplayはApple TV内のサービスとなるが、Apple TV+への加入は不要である。対応デバイスはMacやiPhoneなどのApple製品の他、ストリーミング対応のテレビ、Amazon Fire TVのアプリなどでも視聴可能である[6]。 2020年12月17日、Amazon Prime Videoの新たなチャンネルとしてStarzplayが追加された。Amazonプライムに加入し、別途Starzplayの料金を払えば視聴することができるようになった。 日本のStarzplayでは、海外で利用されているStarzplay専用アプリなどは利用できない。また、アメリカのHuluにて制作されたものの、配信権の都合上、日本の同サービスでは配信されなかった一部のオリジナル作品も配信している[8]。 オリジナル番組→詳細は英語版「en:List of programs broadcast by Starz」を参照
以下は日本語字幕・吹き替え版が製作されているタイトル。 ドラマシリーズ
コメディシリーズ
アンソロジー
ミニシリーズ
脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク |