おーくん・あきら(おーくん あきら、1955年8月30日 - )は、日本のデザイナー、アートディレクター、デザイン教育者、大学教員。本名は、大久保 晃。元サンミュージックプロダクション所属。特定非営利法人「日本障害者芸術支援協会」理事長、湘南スタジオ代表。
東京都文京区出身。1974年、東京都立大泉高等学校卒業。1975年、筑波大学芸術専門学群入学。デザイン学者の高山正喜久に師事し、構成学を専攻する。筑波大学卒業後、国際協力事業団(JICA・現在の国際協力機構)から中米のホンジュラス共和国に派遣され、ホンジュラス国立自治大学、ホンジュラス国立美術学校にて2年間デザイン教育に携わる。1981年に帰国後、デザイン業務、制作・発表とデザイン教育を続ける[1]。作品は様々な素材メーカーから提供されたマテリアルを発想のモチベーションにして制作してきた。特にXEROXをはじめとする複写機メーカーのサポートを得ながらカラーコピーによる「COPY-ART」作品を展開した。公開制作では、Classの津久井克行やジャズミュージシャンの伊太地山伝兵衛、宇崎竜童、ゴダイゴの浅野孝巳他多くのミュージシャンのコンサートでの演奏に伴うライブペインティングを行ってきた。おーくん・あきらは「音楽や音を聴いていると色や形を感じることがあり、逆に色彩や造形物を見ているとメロディーやリズムが聴こえてくることがある」とよく言っていた。これは、クリエイティビティがシナスタジア(共感覚)と強く結びついていることを証明している。このことから、美術・音楽・デザインなどをカテゴライズせずにそれぞれを自由に飛び交う感覚を持つことが表現には大切だと考えて、その礎となる「造形」というキーワードを研究・教育してきた。