つの丸(つのまる、本名:津野 将昭〈つの まさあき〉[2]、1970年5月27日[1] - )は、日本の漫画家。千葉県[1]千葉市出身。千葉市立稲毛高等学校卒業。男性[1]。血液型はA型[1]。
経歴
1991年、『さる大使』で第2回GAGキング準キングを受賞。『週刊少年ジャンプ 1991年 Spring Special』(集英社)に『さる大使』『GOGOポチョムキン』の2作が掲載され、デビュー。その後『週刊少年ジャンプ』(集英社)1991年16号に『GOGOポチョムキン』が掲載。いくつかの読み切り掲載を経た後、『モンモンモン』で連載デビュー。以降、集英社の雑誌を中心に活動を続ける。
代表作はアニメ化もされた『みどりのマキバオー』[注 1]。他に『モンモンモン』(猿)、『サバイビー』(ミツバチ)といった、動物が主人公の漫画を得意とする。またかなりディープな競馬ファンでもあり、競馬関連の作品も手掛けている。
同じ阪神ファンである森田まさのりと仲が良く、互いにコラボレーションを行ったこともある。パンク・ロック好きで登場人物の名前(ビッグ・ジョン、ウォッティ、キャル、ビアフラ、ベキ、スーパースナッズ、グラインドハウスなど)にもその影響が見られる。
第42回(平成8年度)小学館漫画賞児童部門受賞(『みどりのマキバオー』)。
雑誌掲載時にはペンネームの書体が定まっているのが特徴。写研の和文書体「イボテ」(輪郭が滑らかでなく角の丸い太字)が用いられている。
なお、少女漫画風ギャグ漫画を読み切りで掲載したときに「つのま・るみ」のペンネームを使ったことがある。
2018年に少年ジャンプ+の企画で行われた『ギャグマンガ家 人間ドックデスレース』では大脳に複数の虚血性白質病変が見つかり、監修した医師から寿命が10年と判定された[3]。
作品リスト
週刊少年ジャンプ連載作品
ジャンプ以降の雑誌連載作品
読切作品
- さる大使(週刊少年ジャンプ、1991年 Spring Special)
- GOGOポチョムキン(週刊少年ジャンプ、1991年16号)
- GOGOポチョムキンin4コマ(週刊少年ジャンプ、1991年17号)
- モンモン物語(週刊少年ジャンプ、1991年19号)
- モンモンの最も危険な遊戯(週刊少年ジャンプ、1991年 Summer Special)
- ひらけ!モンモン(週刊少年ジャンプ、1991年42号) - この作品は『モンモンモン』第7巻に収録されている。
- モンモンの相撲遊戯(週刊少年ジャンプ、1992年3・4号)
- モンモンモン(番外編)/おさる大喜利(週刊少年ジャンプ、1993年 Spring Special)
- 熱血新入りモンモン物語(週刊少年ジャンプ、1994年47号)
- ときめきラブポーション(週刊少年ジャンプ、1997年24号)※つのま・るみ名義
- ときめきのアラベスク(週刊少年ジャンプ増刊、ジャンプGAG Special 2002)※つのま・るみ名義
- タエコでございます(Oh!スーパージャンプ、2005年11月25日号) - この作品は『天職貴族モン次郎』第2巻の巻末に収録されている。
- んあっ!!マキバオーの凱旋門賞観戦記なのねっ!(週刊プレイボーイ、2006年44号) - この作品は『たいようのマキバオー』第1巻の巻末に収録されている。
- がんばれジャンボ(週刊ヤングジャンプ、2007年2号)
- 父子虎(ビッグコミックオリジナル阪神タイガース増刊号、2015年6月30日号)
- ときめき❤︎ハイクリーン(ジャンプSQ、2020年12月号)※つのま❤︎るみ名義
漫画作品以外は阪神タイガースと共同で榎田大樹関連商品の描き下ろしを担当する。
アシスタント
脚注
注釈
出典
外部リンク