ア・コルーニャ空港 (あこるーにゃくうこう、ガリシア語 : Aeroporto da Coruña-Alvedro 、スペイン語 : Aeropuerto de La Coruña-Alvedro (IATA : LCG , ICAO : LECO )、)は、スペイン ・ガリシア州 ・ア・コルーニャ県 にある国際空港 である。旧名称はアルベドロ空港 。正式名称はガリシア語によるもの。ア・コルーニャ の南東にあるクジェレード 中心部から7kmの地点に位置する。2011年の旅客数は1,012,800人だった。Aena が管制する空港ネットワークに組み込まれている。1,940m(3/21)の滑走路1本を備えている。
歴史
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1953年9月11日、スペインの内閣はア・コルーニャ県 の住民が利用する空港の建設を命じた。当時のこの地域に空港はなく、丘陵地形や気象条件などから建設は困難を極めた。当時、空路でガリシア州 にアクセスするには、1935年に開港していたサンティアゴ・デ・コンポステーラ のラバコジャ空港 を利用するのが唯一の手段だった。ア・コルーニャ空港はクジェレード にあるアルベドロの台地状の高台の上に建設された。空港建設前の敷地は閑散としており、まず駐車場とターミナルの建設が計画されると、1961年には電波設備と液晶画面設備が導入された。1962年にはターミナルビル が建設され、滑走路 に進入灯 や他の信号が設置された。同時に、ア・コルーニャの議会は空港とア・コルーニャ 、サンティアゴ・デ・コンポステーラを結ぶ道路の建設を命じた。1963年5月に空港が竣工し、国内線用商業空港として開港した。5月25日に開港記念式典が行われ、マドリードから訪れた初便はアビアコ航空 (英語版 ) によって運航された。
1964年、アビアコ航空はコンベア240 でビーゴ 、ア・コルーニャ、サンタンデール 、サン・セバスティアン 、バルセロナ の順に巡る便を運航した。しかしこの路線は不人気で採算がとれず、就航から1年後に廃航された。1971年には同じ路線が運航されたが、やはり失敗に終わった。1960年代末までに、空港はスイスやイングランドからのチャーター便 の受け入れを開始した。1979年には税関がオープンし、1990年には航空管制室が追加された。1980年代には多くの改善が行われ、滑走路のグラデーションの増加、計器着陸装置 (ILS)の導入などが行われた。1994年までに年間旅客数は259,000人を超えた。新ターミナルビルの建設を含む空港や施設のさらなる拡張や周辺地域の都市化などが、空港の継続的な成長と人気の高まりを促した。2001年にはボーディング・ブリッジ や貨物ターミナルが導入された。現在の空港は1,940m(6360ft)の単一の滑走路を有し、毎時12便が離着陸可能である。駐車場施設の拡充、計器着陸装置のカテゴリーIIからカテゴリーIIIへのランクアップ、短い滑走路の延長、航空機駐車施設の拡張などが計画されている。
就航会社・就航地
事故
1973年8月13日、深い霧の中でア・コルーニャ空港に着陸しようとしたアビアコ航空118便 が、空港から約2km離れた自治体オレイロス のリアンス教区 モントローベ地区 に墜落。機内にいた85人全員と地上にいた村人1人が死亡した。
外部リンク