ジェイレン・ラトレル・ラムジー(Jalen Lattrel Ramsey, 1994年10月24日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州スマーナ出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのマイアミ・ドルフィンズに所属している。ポジションはコーナーバック。
経歴
カレッジ
フロリダ州立大学でカレッジフットボールと陸上競技をプレーした。2013年に、フレッシュマンとして14試合に先発出場した。これは1985年のディオン・サンダース以来の出来事であった[13][14。このシーズン、ラムジーは背番号13番を着用していたが、その後2年目のシーズンから8番に変更した。2015シーズンには、オールアメリカンチームに選出された[1]。3年目のシーズン終了後、4年目のシーズンを見送ってNFLドラフトにエントリーした[2]。
陸上競技では、リレーと走り幅跳びの選手として活躍した。2013年シーズンには、フロリダ州立大学のメンバーとして3度オールACCに選出された。2015年5月に、26フィート1.5インチ(7.96m)の跳躍を記録してACCの走り幅跳びで優勝した。これは、2016年の米国オリンピックチームトライアルの出場資格記録にわずか3インチ不足していただけであった[3]。
大学時代の通算成績
ジャレン・ラムジー
|
タックル
|
インターセプト
|
ファンブル
|
年度 |
大学 |
出場 |
合計 |
ロスタックル |
サック |
パスディフェンス |
インターセプト |
フォース
|
2013 |
フロリダ州立大学
|
14 |
49 |
2.0 |
1.0 |
1 |
1 |
1
|
2014
|
14 |
80 |
10.0 |
3.0 |
12 |
2 |
3
|
2015
|
13 |
52 |
3.5 |
1.0 |
9 |
0 |
0
|
計 |
41 |
181 |
15.5 |
5.0 |
22 |
3 |
4
|
ジャクソンビル・ジャガーズ
2016年のNFLドラフトでジャクソンビル・ジャガーズから1巡目全体5位で指名され入団した。
2016年、入団直後からNFLでもトップレベルのコーナーバックとなり、第16週のテネシー・タイタンズ戦ではマット・キャッセル相手にインターセプトリターンタッチダウンを記録し、この週の守備部門の週間MVPに選ばれた。またこのシーズンはオールルーキーチームに選出された[4]。
2017年はキャリア初となるプロボウルに出場し、オールプロに選出されたほか、10年ぶりとなるジャガーズのプレーオフ出場に貢献した。
2018年シーズンは65タックル・3インターセプトという成績を残し、2年連続でプロボウルに選出された。プロボウルではヒューストン・テキサンズのQBデショーン・ワトソンのパスをレシーブし、タッチダウンを挙げた。
2019年シーズン、開幕前にルーキー契約の5年目オプションの行使が発表された[5]。しかし起用法を巡りジャガーズのコーチ陣との対立があり、トレード移籍を要求した[6]。
ロサンゼルス・ラムズ
2019年10月16日に2020年と2021年ドラフト1巡目指名権および2021年ドラフトの4巡目指名権とのトレードでロサンゼルス・ラムズに移籍した[7]。
第16週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦では移籍後初インターセプトを挙げた。
2020年にはラムズと延長契約に合意し、当時のリーグのディフェンシブバックでは史上最高額となる5年1億500万ドルでの契約を果たした[8]。第4週のニューヨーク・ジャイアンツ戦では、試合後にラムジーの親戚にあたるゴールデン・テイト[注 1]と諍いを起こし[9]、罰金を科された。このシーズンは15試合に出場し、44タックルを記録した。また2017年以来となるオールプロ1stチームに選出された。
2021年は77タックル・4インターセプトを記録した。チームも第56回スーパーボウルで優勝し、チャンピオンリングを獲得した。また2年連続でオールプロ1stチーム入りし、NFLトップ100では自己最高位となる9位にランクインした[10]。
2022年はシーズン開幕前に肩の手術を行った[11]。シーズンではキャリアハイとなる88タックルを記録したほか、4インターセプト・2サック・3ファンブルフォースを記録した。
マイアミ・ドルフィンズ
2023年3月15日にハンター・ロング(英語版)、2023年のドラフト3巡目指名権とのトレードで、マイアミ・ドルフィンズへ移籍した[12]。
詳細情報
年度別成績
レギュラーシーズン
年度 |
チーム |
背 番 号 |
試合 |
タックル |
インターセプト |
ファンブル
|
出場 |
先発 |
合計 |
ソロ |
アシスト |
サック |
パス ディフ ェンス |
インター セプト |
リターン ヤード |
平均 リターン ヤード |
最長 リターン |
TD |
フォ ース |
リカ バー
|
2016 |
JAX |
20
|
16 |
16 |
65 |
55 |
10 |
0.0 |
14 |
2 |
65 |
32.5 |
35T |
1 |
1 |
0
|
2017
|
16 |
16 |
63 |
52 |
11 |
0.0 |
17 |
4 |
34 |
8.5 |
18 |
0 |
0 |
0
|
2018
|
16 |
16 |
65 |
62 |
3 |
0.0 |
13 |
3 |
0 |
0.0 |
0 |
0 |
0 |
0
|
2019
|
3 |
3 |
17 |
13 |
4 |
0.0 |
1 |
0 |
0 |
0.0 |
0 |
0 |
1 |
0
|
LAR
|
9 |
8 |
33 |
31 |
2 |
0.0 |
4 |
1 |
13 |
13.0 |
13 |
0 |
1 |
0
|
2020
|
15 |
15 |
44 |
36 |
8 |
0.0 |
9 |
1 |
2 |
2.0 |
2 |
0 |
0 |
0
|
2021 |
5
|
16 |
16 |
77 |
62 |
15 |
0.0 |
16 |
4 |
41 |
10.3 |
25 |
0 |
1 |
0
|
NFL:6年 |
91 |
90 |
364 |
311 |
53 |
0.0 |
74 |
15 |
155 |
10.3 |
35T |
1 |
4 |
0
|
ポストシーズン
脚注
注釈
- ^ ラムジーはテイトの妹との間に子供をもうけている。
出典
外部リンク
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クォーターバック
ランニングバック
ワイドレシーバー
タイトエンド
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オフェンシブライン
ディフェンシブライン
|
|
ラインバッカー
ディフェンスバック
スペシャルチーム
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リザーブリスト
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}}
AP通信 オールプロ ファーストチーム選出(3回)
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