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クーパー・カップ

クーパー・カップ
Cooper Kupp
refer to caption
2020年のカップ
ロサンゼルス・ラムズ #10
ポジション ワイドレシーバー
生年月日 (1993-06-15) 1993年6月15日(31歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワシントン州ヤキマ
身長: 6' 2" =約188cm
体重: 208 lb =約94.3kg
経歴
高校 デイヴィス高校
(ワシントン州ヤキマ)
大学 イースタン・ワシントン大学
NFLドラフト 2017年 / 3巡目全体69位
初出場年 2017年
初出場チーム ロサンゼルス・ラムズ
所属歴
2017- ロサンゼルス・ラムズ
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(1回)
第56回 (2021)
スーパーボウルMVP(1回)
第56回 (2021)
オールプロ選出(1回)
2021年
プロボウル選出(1回)
2021年
その他受賞・記録
AP通信NFL最優秀新人攻撃選手(2014年)
NFL最優秀攻撃選手賞(2021年)
NFL 通算成績
(2022年終了時点)
レシーブ数 508
レシーブ獲得ヤード 6,329
TDレシーブ 46
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

クーパー・ダグラス・カップCooper Douglas Kupp1993年6月15日 - )は、アメリカ合衆国ワシントン州ヤキマ出身のプロアメリカンフットボール選手。ポジションはワイドレシーバーNFLロサンゼルス・ラムズに所属。

経歴

プロ入りまで

2012年に、ワシントン州にあるイースタン・ワシントン大学に進学した。

大学での通算成績

年度 大学 出場 レシーブ
回数 1試合平均 獲得ヤード 平均獲得ヤード 最長獲得ヤード TD
2013 Eastern Washington 15 93 6.2 1,691 18.2 63 21
2014 13 104 8.0 1,431 13.8 61 16
2015 11 114 10.4 1,642 14.4 78 19
2016 13 117 9.0 1,700 14.5 75 17
通算[1] 52 428 8.4 6,464 14.9 78 73

2017年のNFLドラフト3巡全体69位でロサンゼルス・ラムズに指名された。その年のドラフトでワイドレシーバーとしては7人目の指名であった。

プロ入り後

ロサンゼルス・ラムズ

ルーキーイヤーの2017年シーズン、開幕戦のインディアナポリス・コルツ戦に出場し、タッチダウンレシーブを記録した。チームも46-9で大勝した[2]。以降はQBジャレッド・ゴフのメインターゲットととなり、12月以降はレギュラーに定着した。このシーズンは62回のパスレシーブで869ヤード獲得・5タッチダウンという成績を残し、オールルーキーチームに選ばれた。チームも11勝5敗で地区優勝を達成し、カップはルーキーイヤーからプレーオフを経験することとなった。

ワイルドカードゲームのアトランタ・ファルコンズ戦ではタッチダウンを挙げるもチームは13-26で敗れた。

2018年シーズンは第10週のシアトル・シーホークス戦で膝前十字靭帯断裂の怪我を負い、ここでシーズンエンドとなった[3]。このシーズンは8試合出場でパス40回レシーブ・566ヤード獲得・6タッチダウンという記録であった。

2019年シーズン、前年の怪我から復帰し、開幕戦のカロライナ・パンサーズ戦に出場した。第13週から第17週まで5試合連続でタッチダウンを挙げた。このシーズンはパスキャッチ94回 ・1,161 ヤード・10タッチダウンを挙げ、これらの数字はチームトップであった。

2020年、シーズン開幕前に3年契約を延長させた[4]。また背番号を18から大学時代に着けていた10に変更した。このシーズンはパスキャッチ92回・974ヤード・3タッチダウンという成績であった。

2021年シーズンは、新加入のQBマシュー・スタッフォードと連携を組むこととなった。開幕してから最初の3試合で平均122.3ヤードを記録、25キャッチで367ヤード、5タッチダウンを挙げ9月度月間MVPに選ばれた[5]。翌10月も月間MVPに選ばれ、2ヶ月連続での受賞となった[6]。このシーズンは145キャッチ・1,947ヤード・16タッチダウン(TD)を記録し、3部門すべてでNFLトップを記録した[7]。キャッチ数とヤード数はそれぞれNFL史上2番目の記録となった[8]。NFLの2021年オールプロ第1チームに満場一致で選ばれたわずか5人のうちの1人であり[9]、レギュラーシーズンとポストシーズンを合わせて2,000ヤード以上のレシーブを記録した史上初のレシーバーである[10]。この活躍によりAP通信NFL最優秀攻撃選手賞に選ばれた[8]

第56回スーパーボウルでは、逆転をかけた第4Qに4thダウン・ギャンブルを成功させるランを見せ、最後は決勝TDを決めるなど活躍。2TD、92ヤードの成績を残し、スーパーボウルMVPに選出された[11]

2022年シーズン開幕前に3年最大8,000万ドル(約107億5,200万ドル)の契約の条項に同意した[12]。しかしこのシーズンは第10週のアリゾナ・カージナルス戦で右足首を負傷し、手術を受けるためIR入り[13]し、そのままシーズンエンドとなった。

詳細情報

年度別成績

レギュラーシーズン

年度 チーム 試合 レシーブ ラン ファンブル
出場 先発 回数 獲得ヤード 平均獲得ヤード 最長獲得ヤード TD 回数 獲得ヤード 平均獲得ヤード 最長獲得ヤード TD 回数 ロスト
2017 LAR 15 6 62 869 14.0 64 5 0 0 0.0 0 0 1 1
2018 8 8 40 566 14.2 70T 6 4 25 6.3 12 0 0 0
2019 16 14 94 1,161 12.4 66 10 2 4 2.0 6 0 3 0
2020 15 12 92 974 10.6 55 3 4 33 8.3 16 0 1 1
2021 17 17 145 1,947 13.4 59 16 4 18 4.5 18 0 0 0
2022 9 9 75 812 10.8 75T 6 9 52 5.8 20T 1 2 0
NFL:6年 80 66 508 6,329 12.5 75 46 23 132 5.7 20T 1 7 2

ポストシーズン

年度 チーム 試合 レシーブ ファンブル
出場 先発 回数 獲得ヤード 平均獲得ヤード 最長獲得ヤード TD 回数 ロスト
2017 LAR 1 0 8 69 8.6 15 1 0 0
2018 0 0 怪我の為出場なし
2020 1 1 4 78 19.5 44 0 0 0
2021 3 3 25 386 15.4 70T 4 1 1
通算 5 4 37 533 14.4 70T 5 1 1
  • 2021年度レギュラーシーズン終了時
  • 太字は自身最高記録
  • はスーパーボウル制覇

NFL記録

  • WRのシーズン最多レシービングヤード数:1,965(2021)
  • シーズン+ポストシーズンにおけるWRの最多レシービングヤード数:2,191(2021)
  • 1試合で100ヤード以上のレシーブを記録した試合数:シーズン13試合(2021)
  • 1試合で90ヤード以上のレシーブを記録した試合数:シーズン16試合(2021)
  • 連続して1試合90ヤード以上のレシーブを記録した試合数:シーズン13試合(2021)
  • レギュラーシーズンとポストシーズンを合わせて2000レシーブヤード以上を記録した史上初のレシーバー

ラムズ球団記録

  • シーズン最多レシービング回数:145(2021)
  • シーズン最多レシービングヤード:1,947(2021)

脚注

  1. ^ EWU Football Statistics – 2015”. goeags.com. December 22, 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。February 1, 2022閲覧。
  2. ^ Indianapolis Colts at Los Angeles Rams – September 10th, 2017”. Pro-Football-Reference.com. September 29, 2017時点のオリジナルよりアーカイブFebruary 19, 2023閲覧。
  3. ^ “ラムズWRカップは膝の靱帯断裂、今シーズンは終了へ”. NFL JAPAN. (2018年11月13日). https://nfljapan.com/headlines/36745 2023年2月19日閲覧。 
  4. ^ “ラムズとWRカップが3年の契約延長にサイン”. NFL JAPAN. (2020年9月13日). https://nfljapan.com/headlines/55629 2023年2月19日閲覧。 
  5. ^ “NFL月間最優秀選手にレイダーズQBカー、ラムズWRカップなど”. NFL JAPAN. (2021年10月1日). https://nfljapan.com/headlines/68568 2022年7月15日閲覧。 
  6. ^ “NFL月間最優秀選手にコルツRBテイラー、ラムズWRカップなど”. NFL JAPAN. (2021年11月5日). https://nfljapan.com/headlines/70170 2022年7月15日閲覧。 
  7. ^ “ラムズWRカップがレシーブ記録で3冠達成”. NFL JAPAN. (2022年1月10日). https://nfljapan.com/headlines/72766 2022年7月15日閲覧。 
  8. ^ a b “攻撃部門の年間最優秀選手に選ばれたのはラムズWRカップ”. NFL JAPAN. (2022年2月11日). https://nfljapan.com/headlines/73947 2022年7月15日閲覧。 
  9. ^ Alper, Josh (2022年1月14日). “Cooper Kupp, Aaron Donald headline five unanimous All-Pro selections” (英語). ProFootballTalk. 2022年1月31日閲覧。
  10. ^ Cooper Kupp is first receiver ever with 2,000 yards combined in regular season and postseason” (January 29, 2022). 2022年1月31日閲覧。
  11. ^ ラムズが2度目の優勝 WRカップがMVP QBスタッフォードは史上6人目のパス記録を樹立”. sponichi annex (2022年2月14日). 2022年2月14日閲覧。
  12. ^ “ラムズとWRクーパー・カップが3年最大107億円の契約に合意”. NFL JAPAN. (2022年6月9日). https://nfljapan.com/headlines/77158 2022年7月15日閲覧。 
  13. ^ “ラムズWRカップがハイアンクルスプレインの手術でIRへ”. NFL JAPAN. (2022年11月16日). https://nfljapan.com/headlines/82722 2023年2月17日閲覧。 

外部リンク


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