ジョー・ウォーレン(Joe Warren、1976年10月31日 - )は、アメリカ合衆国の男性レスリング選手、総合格闘家。ミシガン州グランドラピッズ出身。リノ・スポーツ・ギャラリー所属。元Bellator世界フェザー級王者。元Bellator世界バンタム級王者。Bellator史上初の二階級制覇王者。
来歴
10歳でレスリングを始め、ミシガン大学に進学。
1998年、全米大学選手権58kg級で優勝。
2005年、全米選手権グレコローマン60kg級で優勝。
2006年、全米選手権グレコローマン60kg級で2年連続で優勝。
2006年9月25日、レスリング世界選手権グレコローマン60kg級で優勝。同年の全米レスリング協会・グレコローマン全米最優秀選手に選出された。世界選手権後、独学で総合格闘技の練習を始めた。
2007年2月24日、ワールドカップ・グレコローマン60kg級で優勝。
2007年4月、全米選手権グレコローマン60kg級で3年連続で優勝。
2007年6月、世界選手権代表選考会グレコローマン60kg級で優勝。
2007年7月、ドーピングテストでマリファナの陽性反応が出たため、2年間(2009年7月22日まで)の出場停止処分を受けた。
2008年、チーム・クエストで練習を始めた。
DREAM
2009年3月8日、DREAM初参戦となったDREAM.7のフェザー級(-63kg)グランプリ1回戦で元WEC世界バンタム級王者チェイス・ビービと対戦。跳び膝蹴りで額をカットさせると、1R終了時にドクターストップでTKO勝ち。5月26日、DREAM.9の2回戦で山本"KID"徳郁と対戦し、2-1の判定勝ちを収めた。
2009年10月6日、DREAM.11のフェザー級グランプリ準決勝でビビアーノ・フェルナンデスと対戦し、開始42秒腕ひしぎ十字固めで一本負け。レフェリーがストップしたことに対し、タップしていないと抗議したことでイエローカードを受けた[1]。
2009年10月30日のVALE TUDO JAPAN 09で佐藤ルミナと対戦することが10月18日に発表されるも[2]、4日後の10月22日に左足靱帯損傷による欠場が発表された[3]。
Bellator
2010年4月8日、Bellatorシーズン2に初参戦し、フェザー級トーナメント1回戦でエリック・マリオットに3-0の判定勝ち[4]。5月13日の準決勝でジョージ・カラカニヤンに3-0の判定勝ち[5]。6月24日の決勝ではパトリシオ・ピットブルに2-1の判定勝ちで優勝を果たした[6]。
2010年9月2日、Bellator世界フェザー級王者ジョー・ソトに挑戦し、右膝蹴りでKO勝ちを収め王座獲得に成功した[7]。
2012年3月9日、Bellator 60の世界フェザー級タイトルマッチでパット・カランと対戦し、右アッパーの連打でKO負けを喫し王座陥落した。
2013年9月27日、Bellator 101のバンタム級トーナメント1回戦でニック・カークと対戦し、リバーストライアングルアームバーで一本勝ち[8]。11月8日、Bellator 107のバンタム級トーナメント決勝でトラヴィス・マークスと対戦し、パウンドでTKO勝ちを収め優勝を果たした。
2014年5月2日、Bellator 118の世界バンタム級暫定王座決定戦でハファエル・シウバと対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2014年10月10日、Bellator 128の世界バンタム級王座統一戦でエドゥアルド・ダンタスと対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2015年3月27日、Bellator 135の世界バンタム級タイトルマッチでマルコ・ロウロと再戦し、膝十字固めで一本負けを喫し王座陥落した。レフェリーが痛みで悲鳴をあげたウォーレンを見て危険と判断して止めたため、試合後にタップしてないと抗議を行い裁定に不満を示した[9]。
2016年12月2日、Bellator 166の世界バンタム級タイトルマッチでエドゥアルド・ダンタスと再戦し、0-2の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。
戦績
総合格闘技 戦績
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21 試合
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(T)KO
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一本
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判定
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その他
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引き分け
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無効試合
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15 勝
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3
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2
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10
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0
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0
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0
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8 敗
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3
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3
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2
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0
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勝敗
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対戦相手
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試合結果
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大会名
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開催年月日
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× |
ショーン・バンチ |
1R 1:42 TKO(スタンドパンチ連打) |
Bellator 210: Njokuani vs. Salter |
2018年11月30日
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× |
ジョー・タイマングロ |
5分3R終了 判定3-0 |
Bellator 195: Caldwell vs. Higo |
2018年3月2日
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○ |
スティーブ・ガルシア |
5分3R終了 判定3-0 |
Bellator 181: Campos vs. Girtz 3 |
2017年7月14日
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× |
エドゥアルド・ダンタス |
5分5R終了 判定0-2 |
Bellator 166: Dantas vs. Warren 2 【Bellator世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2016年12月2日
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○ |
サーワン・カカイ |
3R 1:04 ギロチンチョーク |
Bellator 161: Kongo vs. Johnson |
2016年9月16日
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× |
ダリオン・コールドウェル |
1R 3:23 リアネイキドチョーク |
Bellator 151: Warren vs. Caldwell |
2016年3月4日
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○ |
L.C.デイビス |
5分3R終了 判定3-0 |
Bellator 143: Warren vs. Davis |
2015年9月25日
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× |
マルコ・ロウロ |
2R 0:45 膝十字固め |
Bellator 135: Warren vs. Galvao 【Bellator世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2015年3月27日
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○ |
エドゥアルド・ダンタス |
5分5R終了 判定3-0 |
Bellator 128 【Bellator世界バンタム級王座統一戦】 |
2014年10月10日
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○ |
ハファエル・シウバ |
5分5R終了 判定3-0 |
Bellator 118 【Bellator世界バンタム級暫定王座決定戦】 |
2014年5月2日
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○ |
トラヴィス・マークス |
2R 1:56 TKO(膝蹴り→パウンド) |
Bellator 107 【バンタム級トーナメント 決勝】 |
2013年11月8日
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○ |
ニック・カーク |
2R 3:03 リバーストライアングルアームバー |
Bellator 101 【バンタム級トーナメント 1回戦】 |
2013年9月27日
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○ |
オーウェン・エヴィンガー |
5分3R終了 判定3-0 |
Bellator 80 |
2012年11月9日
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× |
パット・カラン |
3R 1:25 KO(スタンドパンチ連打) |
Bellator 60 【Bellator世界フェザー級タイトルマッチ】 |
2012年3月9日
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× |
アレクシス・ヴィラ |
1R 1:04 KO(左フック) |
Bellator 51 【バンタム級トーナメント 1回戦】 |
2011年9月24日
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○ |
マルコ・ロウロ |
5分3R終了 判定3-0 |
Bellator 41 |
2011年4月16日
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○ |
ジョー・ソト |
2R 0:33 KO(右膝蹴り) |
Bellator 27 【Bellator世界フェザー級タイトルマッチ】 |
2010年9月2日
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○ |
パトリシオ・ピットブル |
5分3R終了 判定2-1 |
Bellator 23 【フェザー級トーナメント 決勝】 |
2010年6月24日
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○ |
ジョージ・カラカニヤン |
5分3R終了 判定3-0 |
Bellator 18 【フェザー級トーナメント 準決勝】 |
2010年5月13日
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○ |
エリック・マリオット |
5分3R終了 判定3-0 |
Bellator 13 【フェザー級トーナメント 1回戦】 |
2010年4月8日
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× |
ビビアーノ・フェルナンデス |
1R 0:42 腕ひしぎ十字固め |
DREAM.11 フェザー級グランプリ2009 決勝戦 【フェザー級グランプリ 準決勝】 |
2009年10月6日
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○ |
山本"KID"徳郁 |
2R(10分/5分)終了 判定2-1 |
DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND 【フェザー級グランプリ 2回戦】 |
2009年5月26日
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○ |
チェイス・ビービ |
1R終了時 TKO(ドクターストップ) |
DREAM.7 フェザー級グランプリ2009 開幕戦 【フェザー級グランプリ 1回戦】 |
2009年3月8日
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獲得タイトル
表彰
- 全米レスリング協会 グレコローマン最優秀選手(2006年)
脚注
関連項目
外部リンク