ダリル・ヤンマート
ダリル・ヤンマート(Daryl Janmaat, 1989年7月22日 - )は、オランダ・南ホラント州ライツヘンダム出身の元同国代表プロサッカー選手。現役時代のポジションはDF(右サイドバック)。 来歴ADOVSV TONEGIDOでフットボールを始め、フェイエノールトのユースで育ったが、契約は結べずADOデン・ハーグへ移り、そこで2007年10月5日にFCズヴォレとのリーグ戦でプロデビュー。1週間後のTOPオス戦で初のスタメン出場と初ゴール。18歳にしてスタメンをつかんだが、クラブは降格した。 ヘーレンフェーン2008年夏にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCへ去ったジャンニ・ザイフェルローンの後継者としてSCヘーレンフェーンと4年契約にサイン。しかしシーズン開幕戦のFCフォレンダムとのアウェーゲームでデビューした後、怪我で1年を無駄に。結局このシーズン リーグ戦10試合、カップ戦1試合、UEFAカップ1試合だけの出場に留まった。この怪我によってヘーレンフェーンがクラブ初タイトルをつかんだKNVBカップ決勝も欠場している。 翌年以降はエールディヴィジ屈指の右サイドバックへと成長。2010-11シーズン末にクラブは2012年で切れる契約の延長を熱望したが、ヤンマートはこれに応じなかった。 フェイエノールト2012年初頭にユース時代を過ごしたフェイエノールトにフリー移籍を決め、3年契約にサイン。この夏ルート・フォルメル (ローダJC) 、ジョン・ホーセンス (NECナイメヘン) に続くロッテルダム・ザイト3人目の補強となった。フェイエノールトでもシーズン当初からスタメンをつかみ、8月26日のヘラクレス・アルメロとのアウェーゲームで初ゴール。そのパフォーマンスによりオランダ代表にもデビュー。このシーズンで大きく成長したヤンマートはフェイエノールトで最多出場時間の選手となり[1]、オランダ各紙で高い評価を受けるなど多くの人から『オランダ最高の右バック』の評価を得るようになった[2]。 ニューカッスル2014年7月17日、アーセナルFCに移籍したマテュー・ドゥビュシーの後釜として、ニューカッスル・ユナイテッドFCに移籍した[3]。 ワトフォード2016年8月24日、ワトフォードFCに移籍した。4シーズンに亘ってプレーしたが、2019-20シーズンはリーグ18位で終了し、EFLチャンピオンシップに降格。2020年10月12日にワトフォードとの契約解消に合意し、退団したことが発表された[4]。 ADO復帰守備陣の不安が叫ばれていたリヴァプールFCの即戦力候補として報道される中、2021年1月よりADOデン・ハーグへ13年振りに復帰。2023年までの契約を締結した[5]。 代表2012年8月31日、代表監督ルイ・ファン・ハールはワールドカップ予選・トルコ戦及びハンガリー戦へのセレクションに、プレセレクションに入っていなかったヤンマートを招集。9月7日のアムステルダムでのトルコ戦でヤンマートは夢だったオランダ代表デビューを果たした[6]。2-0で勝利したこの試合ではフェイエノールトのチームメイト ヨルディ・クラーシ、ブルーノ・マルティンス・インディと共にスタメン出場。「本来の彼ではなかった」(ファン・ハール評) という低調なパフォーマンスでハーフタイムにリカルド・ファン・ラインと交代になったが、その後ドイツ、イタリアとの親善試合で好プレーを見せて評価を高め、2013年3月22日のエストニアとのW杯予選では2アシストを記録し、この試合のベストプレイヤーに選出された[7]。 2014 FIFAワールドカップメンバー23人に選出され、スペインとの初戦でワールドカップデビューを果たした。しかしグループステージ3試合で低調なプレーに終始し、決勝トーナメントの4試合ではスタメンの座を失った。 評価代表歴出場大会試合数
タイトル
脚注
外部リンク
|