ノサップ (列車)
「ノサップ」とは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が根室本線の釧路駅 - 根室駅間(通称・花咲線)で運行する快速列車である。なお、本稿では姉妹列車である「はなさき」についても記す。 概要1959年(昭和34年)9月22日に運行を開始した釧路駅 - 根室駅間の準急(後に急行)「ノサップ」[2]を起源に持つ列車である。1989年(平成元年)5月1日に「ノサップ」が急行から快速列車に格下げされる形で運行を開始した[3]。 当初は「ノサップ」の2往復体制だったが、1992年(平成4年)7月1日に1往復が「はなさき」に名称を変更し、昼間の下り列車と夜間の上り列車が「ノサップ」、早朝の下り列車と昼間の上り列車が「はなさき」として1往復ずつ運行された。 運行初期はヘッドマークが取り付けられ、「ノサップ」は根室半島と納沙布岬、「はなさき」はハマナスの花をデザインしていた。 2016年(平成28年)3月26日のダイヤ改正で普通列車の本数削減が行われた影響で、夜間の上り「ノサップ」は廃止された。現在は「ノサップ」下り1本、「はなさき」1往復が運行されている[報道 1][報道 2]。 列車名の由来「ノサップ」は北海道根室半島の先端に位置する納沙布岬[2]、「はなさき」は根室本線釧路駅 - 根室駅間の愛称である「花咲線」が由来となっている。 運行概況2020年(令和2年)3月14日現在、早朝の下り列車と昼間の上り列車が「はなさき」、昼間の下り列車が「ノサップ」として運行されている。 昼間の下り「ノサップ」と上り「はなさき」は釧路駅で札幌駅発着の特急「おおぞら」(下り1号・上り8号)と接続する。このほか、かつては早朝の下り「はなさき」と夜間の上り「ノサップ」が釧路駅で夜行特急「まりも」に接続していた。なお、「まりも」が根室駅まで延長運転していた際には、下り「はなさき」と上り「ノサップ」は運休し、その時間帯を快速「まりも」として運転した。 停車駅→「根室本線 § 駅一覧」も参照
はなさき
釧路駅 - (東釧路駅) - 厚岸駅 - 茶内駅 - 浜中駅 - 厚床駅 - 別当賀駅 - 落石駅 - 昆布盛駅 - 西和田駅 - 東根室駅 - 根室駅 ノサップ釧路駅 → 東釧路駅 → 武佐駅 → 別保駅 → 上尾幌駅 → 厚岸駅 → 茶内駅 → 浜中駅 → 厚床駅 → 落石駅 → 根室駅 2008年1月時点の停車駅出典:交通新聞社「道内時刻表」2008年1月号P166・P167 「はなさき」は下り列車が釧路駅5時台発・上り列車が根室駅11時台発、「ノサップ」は下り列車が釧路駅11時台発・上り列車が根室駅21時台発の各1往復運転であった。
はなさき 使用車両沿革急行「ノサップ」
快速「ノサップ」「はなさき」
当列車が登場する書籍
脚注
報道発表資料
参考文献書籍
雑誌 |