ビリー・ブレムナー (ミュージシャン)
ビリー・ブレムナー(William "Billy" Bremner, 1946年 - )は、スコットランド出身のミュージシャン、ロック・ギタリスト、作曲家。ロックパイルやプリテンダーズでの活動が有名。 初期ルルのバックバンドもつとめたザ・ラヴァーズ (The Luvvers) に参加したことで業界に名を知られるようになり、1966年にパーロフォンからリリースされたルルのシングル『ハウス・オンザ・ヒル』(The House On The Hill) のレコーディングにも参加した。 1971年にはコリン・ヘア(元ハニーバス)のファースト・ソロ・アルバムにギタリストとして参加。 その後、TVシリーズ『ラトランド・ウィークエンド・テレビジョン』(Rutland Weekend Television) のサウンドトラックを制作中の、ニール・イネスのバンドファスト (Fatso) に加入した。 ロックパイル1976年にはニック・ロウ、デイヴ・エドモンズ、テリー・ウィリアムズとともにロックパイルを結成。 バンド名義のアルバムは1枚のみだが、ロウ、エドモンズ名義のアルバムも実質上バンドでレコーディングしたほか、ミッキー・ジャップやカーリーン・カーターのレコーディングにもバンドとして参加した。 →詳細は「ロックパイル」を参照
ギターのみならず時折リードボーカルも担当し、1980年にリリースした唯一のロックパイル名義のアルバム『セカンズ・オヴ・プレジャー』(Seconds of Pleasure) でも「ハート」(Heart)、「ユー・エイント・ナッシング・バット・ファイン」(You Ain't Nothing But Fine) の2曲を歌った。 エドモンズのヒット曲「トラブル・ボーイズ」(Trouble Boys) を書いた際には、同郷で同姓同名の有名なサッカー選手と間違われないよう、「ビリー・マーレー」(Billy Murray) なる変名を使用した。 ソロ & セッション1981年のロックパイル解散後、スティッフ・レコードから2枚のソロ・シングル(「ラウド・ミュージック・イン・カーズ」(Loud Music In Cars)、「ラーフター・ターンズ・トゥ・ティアーズ」(Laughter Turns to Tears))を発表。 この年、日本のポップ・シンガー沢田研二の16枚目のアルバム『S/T/R/I/P/P/E/R』(ストリッパー)のレコーディングにも参加している。 翌1982年、オリジナルメンバー2人を失ったプリテンダーズに助っ人として雇われ、シングル「バック・オン・ザ・チェインギャング」(Back on the Chain Gang) のレコーディングに参加。 シングルはビルボードHot100の5位まで上昇、ビルボードHotメインストリーム・ロック・チャートの4位、UKシングル・チャートでも17位と大ヒットした。 1984年には『ラーニング・トゥ・クロール』(Learning to Crawl) にも一部参加した。 おなじく1984年、ザ・レコーズのウィル・バーチとの共作やエルヴィス・コステロのカバーなどを含む初のソロ・アルバム『バッシュ!』(Bash!) をリリース。 ベースにファスト・バックのデイヴ・カー・クレメンソン、ドラムスにロックパイル時代の同僚テリー・ウィリアムズを配し、ブレムナーがすべてのギター・パートをひとりで担当した。 1990年には、メンバーがクリッシー・ハインドひとりだけになってしまったプリテンダーズを再度ヘルプし、アルバム『パックト!』(Packed!)のレコーディングに参加した。 パット・マクラフリン (Pat McLaughlin) とのコラボレートによるロサンゼルス、ナッシュビルでの活動の後、1990年代にスウェーデンに拠点を移し、当地のバンド、リフレッシュメンツのアルバム It's Gotta Be Both Rock 'n' Roll でプロデュースとギターを担当。 2枚目のソロ・アルバム『ア・グッド・ウィークス・ワーク』(A Good Week's Work)(1999年)、3枚目の『ノー・イフス・バッツ、メイビーズ』(No Ifs, Buts, Maybes)(2006年) はいずれもスウェーデン録音である。 主な参加作品
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