『名駅1丁目1番1号 〜人と、幸せを、つなぐ場所。〜』(めいえきいっちょうめいちばんいちごう ひとと しあわせを つなぐばしょ)は、2017年5月13日に中京テレビで放送されたテレビドラマ。主演は足立梨花。
背景
中京テレビは、2016年11月18日に本作の制作を発表した。制作発表会にはプロデューサーの板谷学、脚本の岩本真耶、足立梨花、高柳明音が出席した[1]。
KITTE名古屋×中京テレビスペシャルドラマと題し、同年にささしまライブ24地区への移転を行った中京テレビと新たに開業したKITTE名古屋によるコラボレーションで[2]、板谷は、名駅エリアの盛り上げ、家族皆で見られる心温まる物語、地元と一緒に作るという三つのポイントがあるとした[1][3]。そのため、撮影地、脚本家、出演者、エキストラなど、ドラマ関係者は中京圏出身者で占められている[1]。
また、制作発表会中、カメラが趣味の高柳が、撮影の裏側を写真に収め伝えることを提案すると、その場で板谷がそれを採用し[1]、実際に公式ホームページにて「カメラマン高柳明音(SKE48)がドラマ撮影現場を撮る!」というコーナーが設けられた[4]。
撮影は12月10日に始まった[5]。12月11日には応募総数1289人から選ばれたエキストラが参加する撮影をKITTE名古屋にて行った[1]。
12月14日で2016年内の撮影は終了し[6]、年が明けた2017年3月7日から再開した[7]。
1月14日、名古屋を拠点に活動するバンド「ポタリ」が本作の主題歌を担当することが決まった[8]。
本作の完成披露試写会を4月16日と4月23日にKITTE名古屋にて行った[9][10]。
放送の翌年の2018年2月25日、本作の出演者の大杉漣追悼のため再放送された[11]。
あらすじ
岩井遥(足立梨花)は、名古屋市内のデザイン会社に勤めている。社内でKITTE名古屋の来春の装飾デザインの案を募集することになり、遥はアシスタントからの脱却を図るべく挑戦することにした。遥の年下の恋人・阿久津卓哉(葉山奨之)との時間を大切にしながら、KITTE名古屋に通い構想を練る。
KITTE名古屋では、駐車場係員の照屋(ゴリ)とパティスリー店員のレイチェル(春香クリスティーン)が些細なことから喧嘩をしてしまう。しかし、沖縄出身とハーフという、遠くにルーツをもつ者同士の共感から親交を深める。
名古屋中央郵便局長の沢田(大杉漣)は定年を控えている。そこに、沢田が40年もの間想いを抱き続けていた細川ひずる(宮崎美子)が現れる。この二人を、運命が特別な方向へ導く。
そして迎えたクリスマス。KITTE名古屋を舞台に三組の男女の成り行きを描く。
キャスト
主な登場人物
- 岩井 遥(24)
- 演 - 足立梨花
- 主人公。名古屋市内のデザイン会社「クロミヤデザイン」に勤めている。
- 阿久津卓哉(22)
- 演 - 葉山奨之
- 遥の年下の恋人。
- 照屋高志(39)
- 演 - ゴリ(ガレッジセール)
- JPタワー名古屋の駐車場係員。
- レイチェル・D・岡崎(29)
- 演 - 春香クリスティーン
- パティスリー「ラ メゾン ジュヴォー」の店員。
- 西尾理子(24)
- 演 - 高柳明音(SKE48)
- レイチェルの同僚。
- 沢田賢次(59)
- 演 - 大杉漣
- 名古屋中央郵便局長。
- 細川ひずる(58)
- 演 - 宮崎美子(40年前のひずる:綾瀬麗奈[12])
- 沢田が40年来特別な感情を抱いている女性。
その他の登場人物
- 岩井 誠(55)
- 演 - 佃典彦
- 遥の父。
- 岩井悦子(53)
- 演 - 山口未知
- 遥の母。
- 田辺美香(29)
- 演 - 梅舟惟永
- 遥が勤める会社の先輩社員。
- 森 弘幸(27)
- 演 - 菅沼翔也[13]
- 遥が勤める会社の先輩社員。
- 西村(59)
- 演 - 真野高行
- 照屋の同僚。
- 北川一徳(59)
- 演 - 河西健司
- 沢田の元同僚。
- 北川玲子(58)
- 演 - 小林千里
- 北川一徳の妻。
- 加藤幸助(35)
- 演 - 宮田せいじ
- 沢田の同僚。
- 郵便局員
- 演 - 甲斐まりの[14]
- 記者
- 演 - 守永真彩[15]
- クリスマスイベントの司会
- 演 - 市野瀬瞳(中京テレビ放送アナウンサー(当時))[16][注釈 1]
- その他
- 演 - 佐野祐子(中京テレビ放送アナウンサー)[17]、川瀬邦成、伊藤整子、稲葉真男、加藤厚志、笹本麻衣[18]
スタッフ
脚注
注釈
出典
外部リンク
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出演したテレビドラマ | |
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関連項目 | |
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関連人物 | |
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