和田譲治
和田 譲治(わだ じょうじ、1984年2月11日 - )は、地方競馬の大井競馬場(東京都騎手会)所属の騎手である。地方競馬教養センター長期騎手課程第75期生。 来歴赤間清松厩舎から騎手デビュー。2002年4月22日、第2回大井競馬1日目第6競走選抜3歳一般戦マキノオペラで初騎乗(13頭立て6番人気13着)。同年7月3日、第6回大井競馬2日目第10競走さそり座特別(C2二組)をスマシガオで逃げ切り優勝(14頭立て6番人気)し、18戦目で初勝利をあげる[1]。同時に大井からデビューした3人の騎手(有年淳、大澤寛之)のなかでは一番遅い初勝利で、乗鞍も少なかった。 2004年3月22日、全日本新人王争覇戦出場(6位)[2]。 2005年5月13日、第3回大井競馬6日目第2競走3歳条件戦(14万円未満)を14頭立て10番人気のベルモントジャイブで優勝し、当時日本競馬史上最高配当額となる三連単1300万円馬券を演出した[3]。 2006年3月11日、第2回中山5日目第7競走3歳500万以下でスズランサイレンスに騎乗(16頭立て15番人気13着)し、中央競馬初騎乗。 2007年9月21日、第11回大井競馬5日目第9競走台東区特別(C1一組選抜)をトップストーリーで優勝(8頭立て5番人気)し、地方競馬通算100勝達成[4]。 2008年4月7日、第1回大井競馬1日目第6競走C3九組十組十一組条件戦でトートテンペストに騎乗(11頭立て4番人気4位入線)した際、前検量と後検量の差が1kgを超えた(後検量で1.2kg減)ため規定により騎乗馬が失格、以降同日の騎乗予定馬はすべて乗り替わりとなり、翌4月8日から20日までの実効10日間の騎乗停止処分を受けた[5]。 2010年1月20日、第16回大井競馬3日目第2競走3歳条件戦(51万円未満)をセンノカガヤキで優勝(14頭立て4番人気)し、3138戦目で地方競馬通算200勝達成[6][出典無効][7]。同年11月15日付けで朝倉実厩舎から嶋田幸晴厩舎に所属が変更された[8]。 2012年4月19日大井競馬第4競走C3二組三組条件戦をシャイニーバロンで優勝(14頭立て4番人気)し、4743戦目で地方競馬通算300勝達成[9]。同年10月21日付で嶋田幸晴厩舎所属から東京都騎手会所属に変更となった[10]。 2017年9月13日、大井競馬第11競走東京記念をサブノクロヒョウで勝ち、重賞初勝利を果たした[11]。 2021年8月19日、大井競馬第8競走をサツキブライドで勝ち、地方通算1000勝を達成した[12]。 不祥事2024年6月30日、船橋競馬開催期間中に通信機器(スマートフォン)を業務エリア内に持ち込んだことにより、開催執務委員長指示事項違反として同年6月30日から開催日10日間の騎乗停止処分を受けた。船橋競馬によれば、同騎手はスマートフォンを目覚まし代わりに使用したとしていた[13]。騎乗停止期間満了後も本人申し出により当面の間、騎乗を自粛することとなった[14]。その後、指導監督者である特別区競馬組合が通信履歴の調査を行った結果、同年3月1日から6月30日の大井競馬開催期間中の騎手調整ルーム入室義務期間中に通信機器を騎手調整ルームに持ち込み、競馬関係者と22回通信をしていたことが確認された。この行為は騎手としての信用失墜行為があったものと認め、特別区競馬組合競馬実施規則第73条第1項第1号の規定に基づき、同年9月2日から10月10日まで実効30日間の騎乗停止処分を科した[15][16]。 主な騎乗馬
脚注
関連項目外部リンク
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