札幌ばんけい
札幌ばんけい株式会社(さっぽろばんけい)は、北海道札幌市中央区盤渓475に本社を置き、さっぽろばんけいスキー場、ばんけいバス(バス事業)、その他事業を運営する企業。 沿革
乗合事業撤退表明から事業継続へ2008年4月14日、同月20日をもって円山線と発寒南・真駒内線を廃止、乗合バス事業より撤退することを表明した。後継事業者が決定するまでの期間は札幌市が貸切バスを借り上げて無料運行するとされたが、翌15日に一転して2008年10月までの運行継続を発表した。但し、年間で800万円程度の赤字を計上しているため廃止方針は変わらないとしていた。 2009年5月14日事後処理を弁護士に一任した。ピークの03年3月期に7億5500万円の売上高を上げたが、07年3月期は約6億円に減少、約5000万円の赤字を計上した。その後も、競合激化に加え、設備の老朽化から入場者数は減少を続け、スキーシーズンの終了時に現金が底を付いた。税理士による資産査定を実施した結果、大幅な債務超過が判明したため、スポンサーの選定に入り、債権者に弁護士名で「会社整理のご案内」を通知し同月18日、債権者に債権の一部放棄を要請する会社整理に入った。7月1日にパチンコ店を経営する太陽グループの完全子会社となり、債権者に債権放棄の同意を得た上で事業継続。10月1日、札幌ばんけい株式会社に社名変更して再出発することになった。 バス事業バス事業ではばんけいバスの通称を使用する。 路線バス路線バス車両は2017年(平成29年)3月31日現在で6台登録されている[1]。
円山線
冬期スキーシーズンは増発便を運行。円山公園駅前行に限り一部停留所が通過となる。夏期週末の増発便は2019年(平成31年)度より休止[2]。 発寒南・真駒内線
発寒南線と真駒内線の直通系統。 2017年(平成29年)4月1日より盤渓 - 北の沢二股間こばやし峠経由から盤渓北ノ沢トンネル経由に変更[3]。 運賃に関する特記事項ばんけいバスではSAPICA等の乗車カードは使用できない。ばんけいバス専用の紙の回数乗車券が販売されているほか、札幌市が発行する敬老優待乗車証・福祉乗車証は紙の回数乗車券タイプが発行される[4][5]。2022年(令和4年)5月より車内での運賃支払い方法としてQRコード決済の「PayPay」を導入した[6]。 札幌市交通局(札幌市営地下鉄)との連絡運輸(乗継割引)は円山公園駅に設定される[7]。共通乗車制度は札幌市交通局で発券した定期乗車券に限り(宮の森シャンツェ前 - )宮の森2条17丁目 - 総合グラウンド前 - 円山公園駅前間でジェイ・アール北海道バス(円14・荒井山線など)との間で設定される[8]。 貸切バス貸切バス事業は通常は札幌運輸支局管内および苫小牧市での発着が認められているが、貸切バス事業者安全性評価認定制度による優良事業者に限定した営業区域の弾力的な運用により北海道全域となっている。車両は8台登録されている[9][10][11]。 太陽グループの旅行会社が2012年(平成24年)1月と2月の指定日に札幌駅・大通とばんけいスキー場の間でツアーバスを設定。運行を担当した[12]。
スキー場・索道事業→詳細は「さっぽろばんけいスキー場」を参照
その他の事業
脚注
関連項目外部リンク |