『正法眼蔵随聞記』(しょうぼうげんぞうずいもんき)は、禅僧・孤雲懐奘による曹洞禅の語録書で、嘉禎年間に成立した。
懐奘は30代より2歳年長の弟子として、曹洞宗開祖道元禅師に師事。約20年間にわたり師・道元に近時(随侍)し、師の没後は永平寺2世となった。
『随聞記』は、道元が折にふれ弟子たちに説いた言葉や、道元との問答を克明に筆記し、懐奘没後に弟子たちがまとめた。道元の人となりや『正法眼蔵』を理解する上での基本文献である。
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