残像効果(ざんぞうこうか)は、主に人の視覚で光を見たとき、その光が消えた後も、それまで見ていた光や映像が残って見えるような現象のこと。発現場所は網膜内と考えるのが一般的であるが、脳の側とする見方もある。フィクション作品などにおいては、分身の術などのように非常に素早い(主に身体の)動きを表す、映像や視覚的表現として用いられることもある。
「残像」という言葉は Fechner, G. T. の Nachbild の訳語である[1]。
一定方向に運動しているものをしばらく見つめた後、突然その運動を停止すると、それまでと反対方向に運動しているかのような印象が残像として残る。これを運動残像(英: movement afterimage[2])という。例えば、走っている電車の窓から流れる景色を見たあと電車が止まると、駅が前へ動いていくように感じる。