田上 順次 (たがみ じゅんじ、1955年 - )は、日本 の歯科医師 ・歯学者 。東京医科歯科大学 歯学部長、大学院医歯学総合研究科摂食機能保存学講座う蝕制御学分野教授。歯科保存学 の分野で知られる。日本歯科審美学会 元会長[ 2] 、日本接着歯学会 元会長[ 3] 。
経歴
三重県 [ 1] 生まれ。1980年に東京医科歯科大学 歯学部を卒業し、84年に同大学院修了[ 3] 。以後、同大学助手 、奥羽大学 教授を経て1995年より東京医科歯科大学教授に就任[ 4] 。
1984年 東京医科歯科大学より歯学博士 の学位を得る。論文名は「コンポジットレジンのエナメル質接着性に及ぼす酸蝕技法の影響」[ 5] 。
著作
総山孝雄 、田上順次『保存修復学総論(旧題 新編窩洞形成法)』永末書店 、1996年。ISBN 4-8160-1015-7 。
田上順次 著「2章 コンポジットレジン修復(前歯部)4 4級・5級コンビネーション窩洞・5 歯頚部摩耗症」、加藤喜郎 、小野瀬英雄 編『カラーアトラス 保存修復の臨床』(第2版)医歯薬出版 、1996年4月。ISBN 978-4-263-45325-4 。
安田登 、田上順次 編『新しい齲蝕学・修復学を求めて』医歯薬出版 〈隔月刊「補綴臨床」別冊〉、1997年5月。
田上順次 他 著、猪越, 重久 、日野, 浦光 、安田, 登 編『わかる・できる 接着』医歯薬出版 〈歯界展望 別冊〉、1997年11月。
田上順次、岩本奈々子 、岸川隆蔵 著「SKILL UP 2 補綴物製作からメインテナンスまで From prosthetic fabrication to maintenance 接着・合着 簡便に歯の色調を改善するレジン系マニキュア材料」、高橋英登 、塩野英昭 編『最新歯科材料活用マニュアル 材料が変われば臨床が変わる』医歯薬出版 〈補綴臨床別冊〉、2000年5月20日。ISBN 978-4-263-46109-9 。
河野, 篤 、田上, 順次、福島, 正義 編『変色歯・着色歯への対応』医歯薬出版 〈歯界展望 別冊〉、2000年12月20日。
内山茂 、小田茂 、鈴木哲也 、須田英明 、田上順次、豊島義博 編『いま注目の歯科器材・薬剤2002』医歯薬出版 〈歯界展望 別冊〉、2001年12月20日。
田上順次 他 著、日本接着歯学会 編『接着歯学 Minimal Interventionを求めて』医歯薬出版 、2002年4月20日。ISBN 978-4-263-44135-0 。
二階堂徹 、田上順次『無髄歯の修復』口腔保険協会 〈デンタルテクニックスシリーズ24〉、2002年10月25日。ISBN 9784896051834 。
田上順次、加藤純二 著「2章 齲蝕への対応 2 年齢層による齲蝕発生パターンの違い・3 部位による治療方針の違い」、中尾, 勝彦 、安田, 登 、高島, 昭博 編『歯をまもる』医歯薬出版 〈Skill-up of Dental Practice 1〉、2002年4月25日。ISBN 978-4-263-40811-7 。
M.Addy・G.Embery・W.M.Edgar・R.Orchardson 編『TOOTH WEARと象牙質知覚過敏』監訳:小林賢一 、小林千尋 、田上順次、医歯薬出版 、2003年1月20日。ISBN 9784263441480 。
田上順次、松田繁一郎 著「第II編 歯科医療事故の予防と対策 第2章 疾患別診断とインフォームドコンセントの留意点 1.齲蝕」、青柳, 公夫 、鈴木, 俊夫 、夏目, 長門 編『歯科医療事故予防学』医歯薬出版 、2003年6月。ISBN 978-4-263-44154-1 。
千田, 彰 、寺下, 正道 、田上, 順次 ほか 編『保存クリニカルガイド』医歯薬出版 、2003年8月。ISBN 9784263455661 。
猪越重久 、田上順次、奈良陽一郎 、日野浦光 、福島正義 、桃井保子 編『使いこなそうコンポジットレジン Minimal Interventionのための修復テクニック』医歯薬出版 〈歯界展望 別冊〉、2004年5月20日。
かづきれいこ 、田上順次『デンタル・メディカルスタッフのためのリハビリメイク入門』医歯薬出版 、2004年10月25日。ISBN 9784263441831 。
田上順次 他 著、全国歯科技工士教育協議会 編『新歯科技工士教本 歯科技工学概論』医歯薬出版 、2006年1月25日。ISBN 978-4-263-43114-6 。
『保存修復学21』監修:田上順次、千田彰 、奈良陽一郎 、桃井保子 (第3版)、永末書店 、2006年3月30日。ISBN 978-4-8160-1165-8 。
田上順次 著「V う蝕の治療 1.う蝕治療の最前線」、浜田茂幸 、大嶋隆 編『新・う蝕の科学』医歯薬出版 、2006年5月1日。ISBN 978-4-263-45598-2 。
松村英雄 、田上順次 編『接着YEAR BOOK 歯科臨床を支える 接着のエビデンスとテクニック』クインテッセンス出版 〈ザ・クインテッセンス 別冊〉、2006年8月10日。ISBN 978-4-87417-918-5 。
二階堂徹 、田上順次 著、宮崎真至 編『臨床に役立つ 接着修復のすべて DVD付』医歯薬出版 〈歯界展望 別冊〉、2006年10月20日。
田上, 順次、花田, 信弘 、桃井, 保子 編『う蝕学 チェアサイドの予防と回復のプログラム』永末書店 、2008年3月5日。ISBN 978-4-8160-1192-4 。
田上順次 他 著、全国歯科技工士教育協議会 編『新歯科技工士教本 歯科技工実習』医歯薬出版 、2008年3月20日。ISBN 978-4-263-43123-8 。
千田彰 、寺下正道 、田上順次、奈良陽一郎 、宮崎真至 、片山直 編『保存修復クリニカルガイド』(第2版)医歯薬出版 、2009年11月10日。ISBN 978-4263456330 。
北迫勇一 著、田上順次 編『歯が溶ける!? 酸蝕歯って知っていますか?』クインテッセンス出版 、2009年11月10日。ISBN 978-4781201030 。
田上順次 著「Part2 臨床家・大学人18人の“私の臨床でのコンポジットレジン修復ダイジェスト” 12コンポジットレジンは歯の手入れのツール」、ザ・クインテッセンス編集部 編『YEAR BOOK 2011 日常臨床で必ず使えるコンポジットレジン修復の一手』クインテッセンス出版 〈ザ・クインテッセンス 別冊〉、2011年1月10日。
監修 田上順次、千田, 彰 、奈良, 陽一郎 ほか 編『保存修復学21』(第4版)永末書店 、2011年4月1日。ISBN 978-4-8160-1221-1 。
田上順次 著「第2章 歯がしみる──こんな場合にはどうする? 3. 最終の修復処置後にしみるようになった」、冨士谷盛興 、千田彰 編『象牙質知覚過敏症 目からウロコのパーフェクト治療ガイド』医歯薬出版 、2011年9月1日。ISBN 978-4-263-46109-9 。
田上, 順次、宮崎, 真至 、松本, 勝利 編『コンポジットレジン修復の Art & Imagination 臨床に必須の知識と技術』ヒョーロン 〈日本歯科評論 別冊〉、2012年5月17日。
所属団体
脚注
^ a b c “学部長メッセージ「歯学部の魅力って何?」 ”. 大学受験パスナビ . 旺文社 . 2012年9月2日 閲覧。
^ a b “会員のみなさまへ ”. 日本歯科審美学会 . 2012年9月2日 閲覧。
^ a b c d e f g h i j k l 「特別講演3 接着歯学の現在と未来」『接着歯学』第24巻第4号、日本接着歯学会、213頁。
^ “田上 順次 【研究者】 ”. J-GLOBAL . 科学技術振興機構 (2008年10月28日). 2012年9月2日 閲覧。
^ 博士論文書誌データベース
^ “役員構成 ”. 日本歯科審美学会 . 2012年9月2日 閲覧。
^ “日本接着歯学会役員一覧 ”. 日本接着歯学会 . 2012年9月2日 閲覧。
^ “特定非営利活動法人 日本歯科保存学会役員(平成24年度) ”. 日本歯科保存学会 . 2012年9月2日 閲覧。
^ “日本歯科医学教育学会役員一覧 ”. 日本歯科医学教育学会 . 2012年9月2日 閲覧。
^ “日本レーザー歯学会役員名簿(2011-2012年度) ”. 日本レーザー歯学会 . 2012年9月2日 閲覧。
^ “学会事務便り(第79巻) ”. 口腔病学会 . 2012年9月2日 閲覧。