長崎 輝章(ながさき てるあき、1952年(昭和27年) - )は日本の外交官。バルセロナ総領事、駐グアテマラ特命全権大使、駐バチカン特命全権大使を経て、東京外国語大学社会・国際貢献情報センター長・特任教授。
人物
東京都出身。1977年慶應義塾大学法学部を卒業し、外務省入省。国際平和協力本部事務局参事官、在スイス日本大使館公使、在フィンランド日本大使館公使を歴任。1998年には在ペルー臨時代理大使として、フェルナンド・デ・トラセグニエス・グランダ外務大臣との間で、9400万余円の資金援助取極を結んだ[1]。2007年からバルセロナ総領事[2]、2010年から駐グアテマラ特命全権大使[3]。2013年7月から駐バチカン特命全権大使。
2016年3月に退官し、同年4月、中南米に詳しい大使経験者を探していた東京外国語大学の照会を受けた藤江陽子文部科学省大臣官房人事課長の紹介で、東京外国語大学特任教授に就任したが、違法な天下りにあたる可能性があると報じられた(文部科学省天下り問題)[4][5]。その後、岸田文雄外務大臣から、直接のやりとりはなかったとの中間調査結果が明らかにされた[6]が、2017年3月30日に出された最終報告書では違法な斡旋がなされたと認定され、当時外務省大臣官房人事課長を務めていた四方敬之外務省アジア大洋州局参事官(現中国公使)が、履歴書を東京外国語大学に提出して事件に関与したとして、減給4カ月(10分の2)の懲戒処分を受けた[7][8]。2018年4月、東京外国語大学社会・国際貢献情報センター長[9][10]。
入省同期
脚注
- ^ ペルー共和国政府に対する贈与に関する日本国政府とペルー共和国政府との間の交換公文
- ^ 在外公館長名簿2007年
- ^ 在外公館長名簿2010年
- ^ 「特別職国家公務員の再就職状況の公表について(平成28年4月1日~平成29年3月31日)」外務省
- ^ 「外交官の再就職もあっせんか 文科省人事課、東京外大へ」朝日新聞デジタル2017年2月21日19時05分
- ^ 「外務省、直接やりとりなし 東京外語大」毎日新聞2017年3月21日 19時24分(最終更新 3月21日 19時24分)
- ^ 「透ける「裏の人事交流」 人事課長、他省職員との雑談の中で適任と判断」産経ニュース2017.3.30 23:10
- ^ 「違法62件 幹部ら43人処分 最終報告」毎日新聞2017年3月30日 20時24分(最終更新 3月30日 23時21分)
- ^ 「【新入生向け特別企画】国際協力という道:世界に貢献する 開催報告」東京外国語大学
- ^ 「役職者」東京外国語大学
外部リンク
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- 国交断絶1941
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- 在メキシコ大使が兼轄1955-1964
- 久保田貫一郎1955-1958
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- 大使館昇格1964
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- 林馨1964-1965
- 石黒四郎1965-1967(在メキシコ大使としては引き続き1968年まで駐箚)
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