電子 (でんし、英 : electron 、記号: e− または β− )は、電気素量 に等しい大きさの負電荷 を持つ亜原子粒子 である[ 7] 。電子はレプトン 粒子族の第一世代 に属し[ 8] 、知られている限り構成要素や内部構造を持たないことから、一般に素粒子 であると考えられている[ 9] 。電子の質量 は陽子 のおよそ1/1836 (英語版 ) である[ 10] 。電子の量子力学 的な性質には、換算プランク定数 ħ の半整数 倍の値の固有角運動量 (スピン )を持つことがある。電子はフェルミ粒子 であり、2つの電子が同じ量子状態 を占めることはパウリの排他原理 によって禁じられる[ 8] 。すべての素粒子と同様に、電子は粒子と波の両方 の性質を示す。すなわち、電子は他の粒子と衝突することも、光のように回折 することもできる。電子の波動性 は、中性子 や陽子などの他の粒子よりも実験的に観測しやすい。それは、電子は質量が小さいので、同じエネルギーにおけるド・ブロイ波長 が長いためである。
電子は、電気 、磁気 、化学結合 、熱伝導 など数多くの物理 現象において重要な役割を担い、また、重力 、電磁気力 、弱い相互作用 にも関与している[ 11] 。電子は電荷を持っているため、その周囲には電場 が生じる。電子が観測者に対して相対的に動いている場合、観測者にはその電子が磁場 を発生させるのが観測される。別の発生源から生成する電磁場は、ローレンツ力 の法則に従って電子の運動に影響を与える。電子が加速されると光子 の形でエネルギーを放出または吸収する。
電磁場によって個々の電子や電子プラズマ をトラップすることは実験室レベルの機器でも可能である。特殊な望遠鏡 を使えば宇宙空間の電子プラズマを検出することができる。電子が関わる応用分野は多く、トライボロジー (特に摩擦帯電)、電気分解、電気化学、バッテリー技術 、エレクトロニクス 、溶接 、陰極線管 、光電気、太陽光発電パネル、電子顕微鏡 、放射線治療 、レーザー 、ガスイオン化検出器 (英語版 ) 、粒子加速器 などがある。
電子と他の亜原子粒子との相互作用は、化学 や原子核物理学 などの学問分野において重要である。原子核 内の正電荷をもつ陽子 と、原子核外の負電荷をもつ電子との間で起こるクーロン相互作用 により、双方が結びついて原子 が構成される。イオン化 が起きると、すなわち負の電子と正の原子核の割合が変わると、原子系の結合エネルギー が変化する。複数の原子間における電子の交換あるいは共有が、化学結合 を形成する主要因となる[ 12] 。
1838年、イギリスの自然哲学者リチャード・レミング (英語版 ) は、原子の化学的性質 (英語版 ) を説明するために、不可分の電荷量という概念を初めて提案した[ 2] 。アイルランドの物理学者ジョージ・ジョンストン・ストーニー は、1891年に、この電荷を「electron(エレクトロン)」と命名し、J. J. トムソン と彼が率いたイギリスの物理学者チームは1897年に、陰極線管 の実験でこの電荷が粒子であることを同定した[ 4] 。
電子は、恒星内における元素合成 のような核反応 にも、ベータ粒子 という形で関与している。電子は、放射性同位元素 のベータ崩壊 や、宇宙線 が大気圏に突入したときのような高エネルギー衝突によって生成される。電子の反粒子 は陽電子 と呼ばれ、正符号の電荷 (英語版 ) を持つことを除いて、電子と同じ性質を持つ。電子が陽電子と衝突 (英語版 ) すると、両方の粒子が消滅 (英語版 ) してガンマ線 光子 が発生する。
歴史
電気力の効果の発見
古代ギリシャ人 (英語版 ) は、琥珀 (こはく)が毛皮で擦られたときに、小さなものを引き寄せることに気づいた。この現象は、雷 と並んで、人類が電気 について記録した最も古い体験のひとつである[ 13] 。イギリスの科学者ウィリアム・ギルバート は、1600年の著作『De Magnete (磁石論)』の中で、擦った後に小さなものを引き付ける琥珀に似た性質を持つ物質を指すために、新ラテン語 (英語版 ) の「electrica(エレクトリカ)」という言葉を作った[ 14] 。英語の electric や electricity も、ラテン語の ēlectrum (同名の合金 (英語版 ) の語源でもある)に由来し、ギリシャ語 で琥珀を意味する ἤλεκτρον (ēlektron )に由来する。
2種類の電荷の発見
1700年代初頭、フランスの化学者シャルル・フランソワ・デュ・フェ は、帯電した金箔 が絹で擦ったガラスに反発するならば、その金箔は羊毛で擦った琥珀に引き付けられることを発見した。デュ・フェは、この実験と類似の他の実験結果から、電気は2つの電気流体 (英語版 ) 、すなわち絹で擦ったガラスのガラス電気(vitreous fluid)と羊毛で擦った琥珀の樹脂電気(resinous fluid)から構成されていると結論づけた。これらの2つの流体は、組み合わさると互いを中和することができる[ 14] [ 15] 。その後、アメリカの科学者 Ebenezer Kinnersley も独自に同じ結論に達した[ 16] :118 。それから10年後、ベンジャミン・フランクリン は、電気は異なる種類の電気流体ではなく、過剰(+)または不足(−)を示す単一の電気流体であると提案した。フランクリンはこれら2つの電荷をそれぞれ、正(positive)と負(negative)と呼んだ。この命名法は現代まで続いている[ 17] 。フランクリンは電荷担体 を正であると考えていたが、どの状況が電荷担体の過剰で、どの状況が不足であるかを正しく認識していなかった[ 18] 。
1838年から1851年にかけて、イギリスの自然哲学者リチャード・レミング (英語版 ) は、原子は物質の核を単位電荷 を持つ亜原子粒子が取り囲んで構成しているという考えを発展させた[ 1] 。1846年以降、ドイツの物理学者ヴィルヘルム・エドゥアルト・ヴェーバー は、電気は正と負に帯電した流体で構成され、その相互作用は逆二乗則 に支配されているいう理論を打ち立てた。1874年に電気分解 現象を研究したアイルランドの物理学者ジョージ・ジョンストン・ストーニー は、一価 イオン の電荷という「単一の明確な電気量」の存在を示唆した。彼は、ファラデーの電気分解の法則 によって、この素電荷 e の値を推定することができた[ 19] 。しかし、ストーニーは、これらの電荷は原子に永続的に結びついており、分離することはできないと信じていた。1881年、ドイツの物理学者ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ は、正の電荷も負の電荷もそれぞれ「電気の原子のようにふるまう」基本的な要素に分割されると主張した[ 2] 。
ストーニーは1881年に electrolion(エレクトロリオン)という言葉を作ったが、10年ほど後に素電荷の呼び名を electron(エレクトロン)に切り替えた。1894年には「[1874年の論文で ] この最も注目すべき電気の基本単位の実際の量が推定され、それ以来、私はあえて electron という名前を提言することにした。」と述べている。1906年には素電荷の名を electrion に変更するという提案があったが、ヘンドリック・ローレンツ が electron を支持したため失敗に終わった[ 20] [ 21] 。この electron という用語は、electr ic(電気を帯びた)と ion (帯電状態の粒子)という単語の組み合わせである[ 22] 。今日、陽子(proton)や中性子(neutron)など他の亜原子粒子を表すのに使われている接尾辞 -on は、electron からさらに派生したものである[ 23] [ 24] 。
物質外の自由電子の発見
磁場によって円形に偏向された電子線[ 25]
1859年、ドイツの物理学者ユリウス・プリュッカー (英語版 ) は、希薄気体中 (英語版 ) の電気伝導率 (英語版 ) を研究していたとき、陰極から放出された放射線が陰極付近の管壁に燐光 を発生させ、磁場の印加によって燐光の領域が移動することを観察した[ 26] 。1869年、プリュッカーの教え子、ヨハン・ヴィルヘルム・ヒットルフ は、陰極と燐光の間に固体物を置くと、管の燐光領域に影を落とすことを発見した。ヒットルフは、陰極から直進性を持つ放射線が放出されており、燐光は管壁に当たった放射線によって引き起こされると推測した。1876年、ドイツの物理学者オイゲン・ゴルトシュタイン は、放射線が陰極表面に対して垂直に放出されることを示し、それによってこの放射線を白熱光と区別した。ゴルトシュタインはこの放射線を陰極線 と名付けた[ 27] [ 28] :393 。J. J. トムソン による最終的な電子の発見には、陰極線に関する数十年にわたる実験的および理論的研究が重要であった[ 2] 。
1870年代、イギリスの化学者で物理学者でもあるウィリアム・クルックス は、内部を高真空 にした最初の陰極線管を開発した[ 29] 。1874年には陰極線が進路上に置かれた小さな羽根車を回転させることを示し、それによって陰極線には運動量があると結論づけた。さらに、磁場をかけることで陰極線を偏向させ、それが負に帯電しているかのようにふるまうことを実証した[ 27] 。クルックスは1879年に、陰極線が第4番目の物質状態 にある負に帯電した気体分子 から構成されると見なし、粒子の平均自由行程 が衝突を無視できるほど非常に長いと考えることによって、これらの特性を説明できると提案した[ 28] :394–395 。
ドイツ生まれのイギリスの物理学者アーサー・シュスター は、クルックスの実験を発展させ、陰極線と平行に金属板を置き、板の間に電位 を加えた[ 30] 。陰極線は電場によって正電荷を帯びた板に向かって偏向され、それが負電荷を帯びていることのさらなる証拠となった。1890年、シュスターは、与えられた電場 と磁場 に対する偏向量を測定することによって、陰極線に含まれる要素の電荷質量比 [ 注釈 2] を推定することができた。しかし、その値は予想よりも1000倍以上大きかったため、当時は彼の計算はほとんど信用されなかった[ 27] 。なぜなら、電荷担体ははるかに重い水素 原子や窒素 原子であると考えられていたからである[ 30] 。しかし、シュスターの推定はその後、ほぼ正しいことが判明する。
1892年、ヘンドリック・ローレンツ は、これらの粒子(すなわち電子)の質量がその電荷に由来する可能性があることを示唆し、質量の起源に関するその後の理論的発展の基礎を築いた[ 31] 。
J. J. トムソン
1896年、フランスの物理学者アンリ・ベクレル は、天然の蛍光 鉱物を研究していたとき、それが外部エネルギー源にさらされなくても放射線を発することを発見した。これらの放射性 物質は科学者達にとって大きな関心の対象となり、その一人であるニュージーランドの物理学者アーネスト・ラザフォード はそれらが粒子を放出することを発見した。ラザフォードは物質を透過する能力に基づいて粒子を2種類に分け、それぞれアルファ およびベータ と命名した[ 32] 。1900年、ベクレルは、ラジウム が放出するベータ線が電場によって偏向され、その質量電荷比は陰極線のそれと同じであることを示した[ 33] 。この証拠により、電子は原子の構成要素として存在するという見方が強まった[ 34] [ 35] 。
1897年、イギリスの物理学者J. J. トムソン は、同僚のジョン・タウンゼント やハロルド・ウィルソン (英語版 ) とともに、陰極線が実際には固有の粒子であり、以前信じられてきたような波動でも原子でも分子でもないことを示す実験を行った[ 4] 。トムソンは陰極線粒子(トムソン自身は「corpuscles(微粒子)」と呼んでいた)の電荷 e と質量 m の比 m /e を正確に推定し、既知のイオンで最小の m /e を持つ水素イオンのおよそ1/1000であることを発見した[ 4] 。またその比が陰極の材質に依存しないことを示した。さらに、放射性物質、加熱された物質、光を照射された物質 から放出される負電荷を帯びた粒子が同じものであることを示した[ 4] [ 36] 。科学界は、ジョージ・フィッツジェラルド 、ジョゼフ・ラーモア 、ヘンドリック・ローレンツ らの主導によって、これを「電子(electron)」と命名した[ 37] :273 。同年、エミール・ヴィーヘルト とウォルター・カウフマン (英語版 ) も e /m 比を計算したが、その結果を新たな粒子を示すものとして解釈することはしなかった。その後、J. J. トムソンは1899年に電子の電荷と質量をそれぞれ、e~ 6.8× 10−10 esu 、 m~ 3× 10−26 gと推定した[ 38] [ 39] 。
ロバート・ミリカン
電子の電荷は、アメリカの物理学者ロバート・ミリカン とハーヴェイ・フレッチャー が1909年に行った油滴実験 でより精密に測定され、その結果は1911年に発表された。この実験では、帯電した油滴が重力によって落下するのを防ぐために電場が用いられた。この装置は、わずか1個-150個のイオンの電荷を、0.3%未満の誤差で測定することができた。同様の実験は、トムソンのチームが電気分解で生じた帯電した水滴の雲を用いて先行しており[ 4] 、1911年にはアブラム・ヨッフェ が、帯電した金属微粒子を用いてミリカンと同じ結果を独自に得、1913年に結果を発表している[ 40] 。しかし、水滴よりも油滴の方が蒸発速度が遅いため安定性が高く、長時間におよぶ精密な実験に適していた[ 41] 。
20世紀の初頭、特定の条件下で高速の荷電粒子が、その進路に沿って過飽和 水蒸気の凝縮を引き起こすことが発見された。1911年、チャールズ・ウィルソン はこの原理を利用して霧箱 を考案し、高速の電子など荷電粒子の軌跡を撮影できるようにした[ 42] 。
原子論
数値 n で量子化 されたエネルギーを持った電子の状態を示すボーアの原子モデル 。より低い軌道に落ちた電子は、軌道間のエネルギー差に等しい光子を放出する。
1914年までに、物理学者アーネスト・ラザフォード 、ヘンリー・モーズリー 、ジェイムス・フランク 、グスタフ・ヘルツ らの実験によって、原子の構造は、正電荷を帯びた高密度の原子核 を低質量の電子が取り囲んだ形であることがほぼ確立された[ 43] 。1913年、デンマークの物理学者ニールス・ボーア は、電子は量子化されたエネルギー状態で存在し、そのエネルギーは原子核の周囲を回る電子の軌道の角運動量によって決まると仮定した。電子は、特定の周波数の光子を放出または吸収することによって、その状態(軌道)の間を移動することができる。ボーアはこれらの量子化された軌道を使って水素原子のスペクトル線 を正確に説明した[ 44] 。しかし、ボーアのモデルはスペクトル線の相対強度を説明することに失敗し、より複雑な原子のスペクトルを説明することもできなかった[ 43] 。
原子間の化学結合は、ギルバート・ニュートン・ルイス によって説明された。ルイスは1916年に、2つの原子間の共有結合 は、その間で共有される1対の電子(電子対 と呼ぶ)によって保持されると提案した[ 45] 。その後、1927年にヴァルター・ハイトラー とフリッツ・ロンドン は、量子力学 の観点から電子対の形成と化学結合の完全な説明を行った[ 46] 。1919年、アメリカの化学者アーヴィング・ラングミュア は、ルイスの原子の静的モデルを詳しく調べ、すべての電子は連続する「同心球状の(ほぼ)球殻に分布し、その厚さはすべて等しい」ことを示唆した[ 47] 。次に、その殻をいくつかの区画に分割し、それぞれが1対の電子を含むとした。ラングミュアはこのモデルを使用して、周期律 に従ってほぼ繰り返されることが知られていた周期表の[ 46] 、全ての元素の化学的性質 (英語版 ) を定性的に説明することができた[ 48] 。
1924年、オーストリアの物理学者ヴォルフガング・パウリ は、一つの量子化されたエネルギー状態には電子が一つしか入れないと仮定するならば、すべてのエネルギー状態が4つの因子の組によって定義されているとすることで、原子の疑似的な殻構造が説明できることを発見した。同一の量子的なエネルギー状態を複数の電子が占めることを禁じるこの原則は、パウリの排他原理 として知られるようになった[ 49] 。第4の因子(この因子は取りうる値が2通りしかなかった)を説明する物理的メカニズムは、オランダの物理学者サミュエル・ゴーズミット とジョージ・ウーレンベック によって与えられた。1925年、彼らは、電子はその軌道運動の角運動量に加え、固有の角運動量と磁気双極子モーメント を持っていることを示唆した[ 43] [ 50] 。これは、地球が太陽の周りを公転しながら自転を行っているのに例えられる。この固有角運動量はスピン と呼ばれるようになり、それまで謎であった、高分解能分光器 で観測されるスペクトル線の分裂を説明することができるようになった。この現象は微細構造分裂 として知られている[ 51] 。
量子力学
フランスの物理学者、ルイ・ド・ブロイ は、1924年の学位論文『Recherches sur la théorie des quanta (量子理論の研究)』の中で、すべての物質は光 のようにド・ブロイ波 として表現できるという仮説を立てた[ 52] 。つまり、適切な条件下では、電子やその他の物質は粒子か波のいずれかの性質を示すことになる。粒子が粒子であること を立証するには、任意の時点に粒子が軌道上の一点に局在していることを示せばいい[ 53] 。光の波動的性質は、たとえば光線を平行スリット に通過させて干渉 パターンを作り出すことで示される。1927年、ジョージ・パジェット・トムソン とアレクサンダー・リードは、電子線に薄いセルロイド膜や金箔を透過させると干渉効果が生じることを発見し[ 54] 、また、アメリカの物理学者クリントン・デイヴィソン とレスター・ガーマー は、ニッケル の結晶からの電子の反射によって干渉効果が生じることを発見した[ 55] 。
量子力学では、原子中の電子の挙動は原子軌道 (古典的な運動軌道ではなく、むしろ確率分布を表すもの)によって記述される。図中の濃淡は、与えられた量子数 に対応するエネルギーを持つ電子がその地点で「見つかる」相対確率を示している。
エルヴィン・シュレーディンガー は、ド・ブロイによる電子の波動性の予測をもとに、原子核の影響下で運動する電子の波動方程式 を仮定した。1926年、この方程式、すなわちシュレーディンガー方程式 は、電子波の伝播を記述することに成功した[ 56] 。この方程式の解は波動関数と呼ばれるが、各時刻における電子の位置を決定するものではなく、ある点の近傍で電子が見つかる確率を予測するために使うことができた。特に電子が空間的に束縛される場合には、その確率分布が時間的に一定となって有用だった。このアプローチが量子力学 の定式化につながった(ただし、1925年にハイゼンベルク が先行して別の形式での定式化を行っていた)。シュレーディンガーやハイゼンベルクの方程式によって求められた水素原子中の電子のエネルギー状態は、1913年にボーアが水素スペクトルを再現するために提唱したものと対応していた[ 57] 。量子力学理論にスピンや複数の電子間の相互作用が取り入れられると、水素より原子番号が大きい原子の電子配置も予測できるようになった[ 58] 。
1928年、ポール・ディラック は、ヴォルフガング・パウリの研究を基に、電磁場の量子力学のハミルトニアン 形式に相対論および対称性を取り入れることで、相対性理論と一致する電子のモデル、すなわちディラック方程式 を作り出した[ 59] 。ディラックは1930年に、自身の相対論的方程式が持っていたいくつかの問題を解決するために、後にディラックの海 と呼ばれる、真空を負のエネルギーを持つ粒子による無限の海とするモデルを開発した。ディラックはこれによって、電子の反物質 である陽電子の存在を予言した[ 60] 。この粒子は1932年にカール・アンダーソン によって発見された。アンダーソンは、positron(ポジトロン、陽電子) にならって標準的な電子を negatron(ネガトロン)と呼び、正電荷を持つものと負電荷を持つものを総称して electron(電子)と呼ぶことを提案した[ 61] 。
1947年、ウィリス・ラム は大学院生のロバート・レザーフォード (英語版 ) と共同で、同じエネルギーを持つはずの水素原子の特定の量子状態が相互にずれていることを発見した。このずれはラム・シフト と呼ばれるようになった。ほぼ同時期に、ポリカプ・クッシュ とヘンリー・M・フォーリー (英語版 ) は共同で、電子の磁気モーメントがディラックの理論で予測されるものよりわずかに大きいことを発見した。このわずかな差は、後に電子の異常磁気双極子モーメント と呼ばれるようになった。これはその後、1940年代後半に、朝永振一郎 、ジュリアン・シュウィンガー 、リチャード・ファインマン らが発展させた量子電磁力学 理論によって説明された[ 62] 。
粒子加速器
20世紀前半に粒子加速器 が開発されると、物理学者は亜原子粒子 の性質を深く掘り下げるようになった[ 63] 。電子を加速する最初の試みは電磁誘導 によるもので、1942年にドナルド・カースト (英語版 ) によってなされた。彼の最初のベータトロン は2.3 MeVのエネルギーに達し、その後のベータトロンは300 MeVを達成した。1947年、ゼネラル・エレクトリック が保有する70 MeV級の電子シンクロトロンによってシンクロトロン放射 が発見された。この放射は、光速に近い速度で運動する電子が、磁場を通過して加速されることによって引き起こされた[ 64] 。
1968年、最初の高エネルギー粒子衝突型加速器 (英語版 ) で1.5 GeVのビームエネルギーを持つADONE (英語版 ) の運用が始まった[ 65] 。この装置は、電子と陽電子を反対方向に加速させることで、静止した標的に電子を衝突させる場合と比べ、衝突エネルギーを実質的に2倍にした[ 66] 。1989年から2000年まで運用されていたCERN の大型電子陽電子衝突型加速器 (英語版 ) (LEP)は209 GeVの衝突エネルギーを達成し、素粒子物理学の標準模型 にとって重要な測定を行った[ 67] [ 68] 。
個々の電子の閉じ込め
現在では、−269 °C(4 K )から約−258 °C(15 K )までの極低温で動作する超小型(20 nm × 20 nm )CMOSトランジスタ に、個々の電子を容易に閉じ込められるようになった[ 69] 。閉じ込められた電子の波動関数は半導体格子中に広がっており、価電子帯 電子との相互作用は無視できるほどなので、その質量を有効質量テンソル に置き換えることで、単一粒子形式で扱うことができる。
特徴
分類
素粒子の標準模型。左側に電子がある (記号e)。
素粒子物理学の標準模型 において、電子は、基本粒子あるいは素粒子 であると考えられているレプトン と呼ばれる亜原子粒子のグループに属する。電子は、荷電レプトンの中で最も質量が小さく(あらゆる種類の荷電粒子の中でも最軽量)、第1世代 の基本粒子に属する[ 70] 。第2世代と第3世代の荷電レプトンにはミュー粒子 とタウ粒子 があり、それらは電荷、スピン 、相互作用 において電子と同じであるが、より大きな質量を持つ。レプトンは、強い相互作用 を持たないという点で、物質のもう一つの基本構成要素であるクォーク とは異なる。レプトン族のメンバーはすべて半奇数 のスピンを持っているのでフェルミ粒子であり、電子はスピン 1 / 2 を持つ[ 71] 。
基本的性質
電子の不変質量 は約 9.109× 10−31 キログラム[ 72] 、または 5.489× 10−4 原子質量単位 である。質量とエネルギーの等価性 により、これは 0.511 MeV (8.19× 10−14 J) の静止エネルギー に相当する。
陽子と電子の質量の比は約1836である[ 10] [ 73] 。天文学的な測定によれば、陽子と電子の質量比 (英語版 ) は、標準模型で予測されているように、少なくとも宇宙の年齢 の半分の間、同じ値を保っていることが示されている[ 74] 。
電子は −1.602176 634 × 10−19 クーロン の電荷 を持つ[ 72] 。これは亜原子粒子の電荷の標準単位としても使われ、素電荷(あるいは電気素量)とも呼ばれる。実験精度の範囲内では、電子の電荷は陽子の電荷と同じ大きさであるが、符号は逆である[ 75] 。電子は一般的に e− の記号で、陽電子は e+ の記号で表される[ 71] [ 72] 。
電子は ħ / 2 の固有角運動量 (スピン)を持つ[ 72] 。この性質はふつう電子を「スピン 1 / 2 」の粒子と呼ぶことで示される[ 71] 。そのような粒子はスピンの大きさが ħ / 2 であり[ 76] 、任意の軸に射影 したスピンの測定結果は±ħ / 2 のどちらかにしかならない。スピンに加えて、電子はそのスピン軸に沿って固有の磁気モーメント (英語版 ) を持っている[ 72] 。その大きさは、 9.274009 15 (23)× 10−24 ジュール 毎テスラ の値を持つ物理定数である[ 72] ボーア磁子 にほぼ等しい[ 77] [ 注釈 3] 。電子の運動量に対するスピンの向きは、素粒子が持つヘリシティ と呼ばれる性質を定義する[ 78] 。
電子は知られている限り内部構造 を持たない[ 9] [ 79] 。それにもかかわらず、物性物理学 では、一部の物質でスピンと電荷の分離 (英語版 ) が起こることが知られている。このような場合、電子はスピノン (英語版 ) 、オービトン (英語版 ) 、ホロン (英語版 ) という3つの独立した準粒子 に「分裂」する。それぞれスピン、軌道自由度、電荷を担う準粒子で、電子は理論的にはそれらの束縛状態と見なせる[ 80] 。
電子の半径は現代の理論物理学においても困難な問題である。電子の半径が有限であるという仮説を認めることは、相対性理論の前提と矛盾する。一方、点のような電子(ゼロ半径)を仮定すると電子の自己エネルギー が無限大に発散するため、深刻な数学的困難を引き起こす[ 81] 。ペニング・トラップ (英語版 ) 内での単一電子の観測によれば、粒子半径の上限が10−22 メートルであると示唆される[ 82] 。半径上限が10−18 メートルという見積もりもある[ 83] 。陽子の半径よりはるかに大きな 2.8179× 10−15 m という値を持つ「古典電子半径 」と呼ばれる物理定数も存在するが、名前の通り量子力学 の影響を無視した単純な計算に基づくもので、実際の電子の基本構造とはほとんど関係がない[ 84] [ 85] [ 注釈 4] 。
素粒子 の中には自然崩壊 してより質量の小さい粒子になるものがある。平均寿命 2.2× 10−6 秒のミュー粒子 がその一例で、電子、ミューニュートリノ 、反電子ニュートリノ に崩壊する。一方、電子は理論的根拠に基づいて安定していると考えられている。電子は電荷がゼロでない最も質量の小さい粒子であるため、その崩壊は電荷保存則 に反することになる[ 86] 。電子の平均寿命の実験的な下限は、90%信頼区間で 6.6× 1028 年である[ 5] [ 87] [ 88] 。
量子的性質
すべての粒子と同様に、電子も波としてふるまうことがある。これは粒子と波動の二重性 と呼ばれ、二重スリット実験 で証明することができる。
電子は波動的性質を持つため、古典的な粒子の場合のように1つのスリットだけを通過するのではなく、2つの平行なスリットを同時に通過することができる。量子力学では、1つの粒子の波動的性質は、一般的にギリシャ文字のプサイ (ψ )で表される複素数値 関数の「波動関数 」として数学的に記述することができる。この関数の絶対値 を自乗 すると、粒子がある場所の近くで観測される確率、すなわち確率密度 が得られる[ 89] :162–218 。
1次元の箱 (英語版 ) 内の2個の同種フェルミ粒子 の量子状態を表す反対称波動関数の例。2つの水平軸はそれぞれ1つの粒子の位置に対応する。粒子の位置が入れ替わると、波動関数の符号は反転するが、波動関数の絶対値の二乗(粒子位置がそれらの値を取る確率)は変わらない。
電子は同種粒子 であり、固有の物理的性質によって互いに区別することはできない。量子力学において、このことは、相互作用する電子のペアが、系の状態に観測可能な変化を与えることなく、位置が置換可能であることを意味する。電子を含むフェルミ粒子の波動関数は反対称である。つまり2つの電子が入れ替わると符号が反転する。すなわち、ψ (r 1 , r 2 ) = −ψ (r 2 , r 1 ) であり、変数 r 1 と r 2 はそれぞれ1番目と2番目の電子に対応する。符号が反転しても絶対値は変わらないので、確率も不変である。光子などのボース粒子 はそうではなく、対称な波動関数を持つ[ 89] :162–218 。
反対称の場合、相互作用する電子の波動方程式の解は、それぞれのペアが同じ場所や状態を占める確率はゼロ になる。これが、2つの電子が同じ量子状態を占めることができないとするパウリの排他原理 の原因である。この原理は電子の特性の多くを説明している。たとえば、原子に束縛された電子の集団が、すべて同じ軌道 上で重なり合うのではなく、異なる軌道を占めるようになるという性質もその一つである[ 89] :162–218 。
仮想粒子
誤解を招きやすいが、ある側面を説明するのに役立つかもしれない単純化した描像においては、すべての光子は、ある時間にわたって仮想電子とその反粒子である仮想陽電子の組み合わせに変わり、その後すぐに対消滅 して光子に戻る[ 90] 。これらの粒子を生成するのに必要なエネルギーの変化と、それらが存在する時間との組み合わせは、ハイゼンベルグの不確定性関係 ΔE · Δt ≥ ħ で表される検出可能性の閾値に収まる。事実上、これらの仮想粒子を生成するのに必要なエネルギー ΔE は、その積が換算プランク定数 ħ ≈ 6.6× 10−16 eV·s を超えないように、期間 Δt の間、真空 から「借りる」ことができる。この理由から、仮想電子の Δt はせいぜい 1.3× 10−21 s である[ 91] 。
電子 (左下) の近くにランダムに現れる仮想電子・陽電子対を描いた模式図
仮想ではない電子の周囲では、仮想電子-陽電子対が生成するとすぐに、陽電子は元々の電子が作る電場 からのクーロン力 によって引き寄せられ、一方で生成された電子は反発する。これにより、いわゆる真空偏極 が引き起こされ、真空は事実上誘電率 が1 以上の媒質 のようにふるまう。そのため、電子の実効電荷は実際にはその真値よりも小さく、そしてその電荷は電子からの距離とともに減少する[ 92] [ 93] 。この偏極は、1997年に日本の粒子加速器TRISTAN を用いて実験的に確認された[ 94] 。仮想粒子は、電子の質量にも同様の遮蔽効果 を引き起こす[ 95] 。
仮想粒子との相互作用はまた、電子の固有磁気モーメントのボーア磁子からのわずかな(約0.1%)ずれ(異常磁気モーメント )も説明する[ 77] [ 96] 。この予測された差異と、実験的に決定された値との極めて正確な一致は、量子電磁力学 の偉大な成果のひとつとみなされている[ 97] 。
点粒子である電子が固有の角運動量と磁気モーメントを持つという古典物理学 における明白なパラドックスは、電子が生成する電場の中での仮想光子 の形成によって説明することができる。この光子は電子をジグザグ運動(ツィッターベヴェーグンク と呼ぶ)させ、その結果、歳差 運動を伴う正味の円運動が起きると見なせる[ 98] 。この運動が、電子のスピンと磁気モーメントの両方を生成する[ 8] 。原子の場合は、この仮想光子の生成がスペクトル線 で観測されるラム・シフト を説明する[ 92] 。コンプトン波長 は、電子のような素粒子の近傍では、エネルギーの不確定性によって電子の近傍に仮想粒子が生成されることを示している。この波長は、素粒子の周囲の近傍に仮想粒子が「静的」に存在することを説明する[要出典 ] 。
相互作用
電子は電場を発生させ、それによって陽子のような正電荷を持つ粒子には引力を、また負電荷を持つ粒子には斥力(反発力)を及ぼす。非相対論的近似におけるこの力の強さは、クーロンの逆自乗則 によって決定される[ 99] (pp58–61) 。電子が運動すると磁場 が発生する[ 89] (p140) 。アンペール・マクスウェルの法則 は、その磁場と、観測者を基準とする電子の質量運動、すなわち電流 とを関係づける[ 100] 。運動する任意の荷電粒子の電磁場は、リエナール – ヴィーヘルト・ポテンシャル で表される。これは粒子の速度が光の速度に近い場合(相対論的な状況 )でも有効である[ 99] (pp429–434) 。
電荷 q を持つ粒子 (左) は、図の手前向きの磁場 B の中を速度 v で移動している。電子の場合、q は負なので、上に向かって曲がった軌跡を描く。
電子が磁場中を移動するとき、磁場と電子の速度によって定義される平面に対して垂直に作用するローレンツ力 の影響を受ける。これは向心力 としてはたらき、電子はジャイロ半径 (英語版 ) と呼ばれる半径を持つらせん 状の軌道を描く。軌道をカーブさせるような加速度を受けると、電子はシンクロトロン放射 という形でエネルギーを放射する[ 101] [ 注釈 5] [ 89] (p160) 。電子のこのエネルギー放出からアブラハム-ローレンツ-ディラック力 (英語版 ) と呼ばれる反力が発生し、一種の摩擦を作り出して電子を減速させる。この力は、電子が作る電場から電子自身へのバックリアクション (英語版 ) によって引き起こされる[ 102] 。
原子核の電場によって電子 e が偏向されると制動放射 が発生する。放出される光子の周波数 f はエネルギー変化 E 2 − E 1 によって決まる。
量子電磁力学 においては、光子が粒子間の電磁相互作用 を媒介する。孤立した等速の電子が、仮想粒子ではない光子を放出したり吸収したりすることはできない。そうすることは、エネルギー と運動量 の保存則に反するからである。それに対して仮想光子は2つの荷電粒子間で運動量を移動させることができる。クーロン力もこの仮想光子の交換から発生する[ 103] 。運動する電子が陽子などの荷電粒子によって偏向される場合にはエネルギー放出が可能である。電子が減速すると制動放射 が起きる[ 104] 。
光子(光)と自由電子 の非弾性衝突をコンプトン散乱 という。この衝突により、粒子間で運動量とエネルギーが移動し、それによってコンプトンシフトと呼ばれる量だけ光子の波長が変化する[ 注釈 6] 。この波長シフトの最大値は h /m e c であり、コンプトン波長 と呼ばれている[ 105] 。電子ではその値は 2.43× 10−12 m である[ 72] 。光の波長が長い場合(たとえば可視光 の波長は0.4–0.7 μm)、波長シフトは無視できる。このような散乱はトムソン散乱 と呼ばれる[ 106] 。
電子と陽子のような2つの荷電粒子間の電磁相互作用の相対的な強さは、微細構造定数 によって与えられる。この値は、1コンプトン波長分の距離における引力(または斥力)の静電エネルギー と、電荷の静止エネルギー の2つのエネルギーの比として表される無次元量である。その値は α ≈ 7.297353 × 10−3 で与えられ、1 / 137 にほぼ等しい[ 72] 。
電子と陽電子が衝突すると互いに消滅 (英語版 ) し、2個あるいはそれ以上のガンマ線光子を発生させる。電子と陽電子の運動量が無視できる場合には、いったんポジトロニウム 原子を形成した後に消滅して合計1.022 MeVのガンマ線光子2個ないし3個を放出することがある[ 107] [ 108] 。一方、高エネルギー光子は、対生成 と呼ばれる過程を経て電子と陽電子に変換されるが、原子核のような荷電粒子が近くに存在する場合に限られる[ 109] [ 110] 。
電弱相互作用 の理論では、電子の波動関数の左巻き 成分は、電子ニュートリノ と弱アイソスピン 二重項を形成する。これは、弱い相互作用 の間、電子ニュートリノは電子のようにふるまうことを意味する。この二重項のいずれかのメンバーは、W ボソンを放出または吸収することによって荷電カレント相互作用 (英語版 ) を受け、もう一方のメンバーに変換される。Wボソンも電荷を持ち、変換による電荷量の変化を打ち消すので、この反応では電荷は保存される。荷電カレント相互作用は、放射性 原子におけるベータ崩壊 現象の原因である。電子と電子ニュートリノはどちらも、Z0 ボソンの交換を介して中性カレント 相互作用を受けることがあり、これがニュートリノ–電子弾性散乱 (英語版 ) の原因となる[ 111] 。
原子と分子
最初のいくつかの水素原子軌道の確率密度を断面図で示す。束縛電子のエネルギー準位によってどの軌道を占めるかが決まる。図の色はその位置で電子が見つかる確率を表す。
電子はクーロン引力によって原子核 に束縛される。1つまたは複数の電子が原子核に束縛された系を原子 と呼ぶ。電子の数が原子核の電荷と異なる場合、その原子はイオン と呼ばれる。束縛電子の波動的な挙動は、原子軌道 と呼ばれる関数によって記述される。それぞれの軌道はエネルギー、角運動量、角運動量の射影成分などに対応する量子数 の組で区別される。原子核の周りに存在するのは、量子数が一定のルールに従う整数の組であるような軌道のみである。パウリの排他原理によると、一つの軌道を占めることができる電子は2個までで、それらのスピン量子数 (英語版 ) は異なっていなければならない。
電子は、エネルギー準位の差と等しいエネルギーを持つ光子の放出または吸収によって、異なる軌道間を移動することができる[ 112] :159–160 。原子とほかの電子との衝突やオージェ効果 などでも軌道間の移動が起きる[ 113] 。電子が原子から脱出するためには、エネルギーが原子との結合エネルギー より高くなる必要がある。十分なエネルギーを持つ入射光子が電子に吸収されたときに起きる光電効果 などがそれに当たる[ 112] :127–132 。
電子の軌道角運動量は量子化 (英語版 ) されている。電子は電荷を持つため、角運動量に比例した軌道磁気モーメントを生じる。原子の正味の磁気モーメントは、すべての電子と原子核が持つ軌道磁気モーメントとスピン磁気モーメントのベクトル和に等しい。ただし原子核の磁気モーメントは電子に比べて無視できる。同じ軌道を占める電子(いわゆる電子対)のスピン磁気モーメントは打ち消し合う[ 114] 。
原子間の化学結合 は電磁相互作用 に由来し、量子力学の法則で説明される[ 115] 。最も強い結合は原子間の電子の共有 または移動 (英語版 ) によるもので、分子 はそれらの結合から生まれる[ 12] 。分子内では、電子はそれぞれの原子核の影響を受けて運動し、孤立した原子で原子軌道を占めるのと同様に、分子軌道 を占有する[ 116] 。これらの分子構造における根底要因は、電子対 の存在である。電子対は互いに逆方法のスピンを持つ電子であり、(原子と同様に)パウリ排他原理に反することなく同じ分子軌道を占めることができる。それぞれの分子軌道は異なった電子密度 の空間分布を持っている。たとえば、結合対(原子を実際に結合させている電子対)が占めている電子軌道では、原子核の間にある比較的小さな領域で電子の密度が高くなっている。対照的に非結合対では、電子は原子核を取り囲む大きな領域に密度が分布している[ 117] 。
電気伝導
雷 放電は主に電子の流れで形成され[ 118] 、放電に必要な電位は摩擦帯電効果によって発生することができる[ 119] [ 120] 。
もしある物体の電子数が、原子核の正電荷と釣り合うために必要な電子数よりも多いか少ない場合、その物体は正味の電荷を持っている。もし電子が過剰な場合、その物体は負に帯電しているという。一方、電子数が原子核の陽子数より少ない場合、その物体は正に帯電しているという。電子数と陽子数が等しい場合、それらの電荷は互いに打ち消し合い、その物体は電気的に中性であるという。巨視的な物体は、摩擦帯電効果 により、摩擦によって電荷を発生することがある[ 121] 。
真空中を移動する独立した電子は自由電子と呼ばれる。金属 中の電子もまた、自由であるかのようにふるまう。実際には、金属やその他の固体内で一般に電子と呼ばれている粒子は準電子(準粒子 の一種)であって、真の電子と同じ電荷、スピン、磁気モーメントを持つが、質量が異なる可能性がある[ 122] 。真空中でも金属中でも、自由電子が移動すると、電流 と呼ばれる電荷の正味の流れ が生じ、磁場が発生する。反対に、磁場の変化は電流を発生させることができる。これらの相互作用は、マクスウェル方程式 によって数学的に記述される[ 123] 。
物質はそれぞれ、ある温度 において電位 が印加されたときの電流値を決定する電気伝導率 (en:英語版 ) という特性を持つ。良導体の例としては銅や金などの金属があげられ、ガラスやテフロン は不良導体である。誘電体 物質の場合、電子はそれぞれの原子に束縛されたままであり、その物質は絶縁体 としてふるまう。ほとんどの半導体 の伝導率は導電性と絶縁性の両極端の中間に位置し、その大きさは制御可能である[ 124] 。一方、金属 では、その電子バンド構造 には部分的に充填されたバンドが含まれる。金属中の電子が自由電子(非局在電子 )であるかのようにふるまうことができるのはそのようなバンドがあるためである。金属中の電子は特定の原子と結びついていないので、電場が印加されると気体分子(フェルミ気体 という[ 125] )のように自由に移動することができる。
導体中の電子は原子と衝突しながらおよそ秒速数ミリメートルのドリフト速度 (英語版 ) で進む。しかし、物質内のある点における電流を変化させたときほかの点にその変化が伝わるまでの速度、すなわち伝搬速度 (英語版 ) は光速の約75%に達するのが一般的である[ 126] 。その理由は、電気信号が波として伝播し、その速度は物質の誘電率 に依存することによる[ 127] 。
金属は比較的優れた熱伝導体である。その主な理由は、非局在電子が原子間で熱エネルギーを自由に伝達できることにある。ただし、金属の電気抵抗率 が結晶格子の熱的乱れによって増加するのに対し[ 128] 、熱伝導率 は温度にほとんど依存しない。このことは、熱伝導率と電気伝導率の比が温度に比例するというウィーデマン・フランツの法則 によって数学的に表される[ 125] 。
物質は、臨界温度 と呼ばれる温度以下に冷却されると、相転移 を起こして電流に対する抵抗を完全に失うことがある。この過程は超伝導 と呼ばれる。BCS理論 によると、超伝導体の中では、クーパー対 と呼ばれる電子対の運動がフォノン と呼ばれる格子振動 を介して近くの物質と結合することで、電気抵抗を生じる原因となる原子との衝突が回避されている[ 129] 。クーパー対の半径はおよそ100 nmなので、互いに重なり合うことができる[ 130] 。しかしながら、高温超伝導 (参考: 非従来型超電導体 (英語版 ) )がどのような仕組みで起こるのかは、依然として不明である。
導電性固体内の電子はそれ自体が準粒子であるが、絶対零度 に近い温度で密に閉じ込められると、あたかもスピノン (英語版 ) 、オービトン (英語版 ) 、ホロン (英語版 ) という3つの準粒子 に分裂したかのようにふるまう[ 131] [ 132] 。スピノンはスピンと磁気モーメントを、オービトンは軌道自由度を、ホロンは電荷をそれぞれ担う。
運動とエネルギー
アインシュタイン の特殊相対性 理論によると、電子の速度が光の速さ に近づくにつれて、観測者から見た電子の相対論的質量 (英語版 ) は増加し、それによって観測者の座標系において電子を加速することはますます困難になる。電子の速度は真空中の光速 c に近づくことはできるが、到達することはない。しかし、相対論的な電子、つまり c に近い速度で運動する電子が、水のように局所的な光速が c より大幅に小さい誘電体媒質に注入されると、電子は一時的にその媒体における光速よりも速く運動する。その電子が媒質と相互作用すると、チェレンコフ放射 と呼ばれる微弱な光を発生させる[ 133] 。
速度の関数としてのローレンツ係数。その値は1から始まり、v が c に近づくにつれて無限大になる。
特殊相対性理論の効果はローレンツ因子 として知られる量に基づいている。ローレンツ因子は v を粒子の速度として
γ γ -->
=
1
/
1
− − -->
v
2
/
c
2
{\displaystyle \scriptstyle \gamma =1/{\sqrt {1-{v^{2}}/{c^{2}}}}}
で定義される。速度 v で移動する電子の運動エネルギー K e は
K
e
=
(
γ γ -->
− − -->
1
)
m
e
c
2
{\displaystyle \displaystyle K_{\mathrm {e} }=(\gamma -1)m_{\mathrm {e} }c^{2}}
と表される。m e は電子の質量である。たとえば、スタンフォード線形加速器 は電子を約51 GeVまで加速することができる[ 134] 。電子は波としてふるまうので、速度に対応して特徴的なド・ブロイ波長 を持つ。ド・ブロイ波長は h をプランク定数 、p を運動量として λ e = h /p で与えられる[ 52] 。前述した 51 GeVの電子の場合、その波長は約 2.4× 10−17 m で、原子核の大きさよりもはるかに小さな構造を探索するのに十分に短い[ 135] 。
形成
光子が原子核に接近することによって起こる電子と陽電子の対生成 の模式図。稲妻の記号は仮想光子の交換を表し、それにより電気力が作用する。粒子間の角度は非常に小さい[ 136] 。
ビッグバン 理論は宇宙の進化 の初期段階を説明する科学理論 として最も広く受け入れられている[ 137] 。ビッグバンの最初の1ミリ秒では、温度は100億ケルビン を超え、光子の平均エネルギーは100万電子ボルト を超えていた。これらの光子は、互いに反応して電子と陽電子の対を形成するのに十分なエネルギーを持っていた。同様に、陽電子-電子対は互いに対消滅 し、高エネルギー光子を放出した。
γ + γ ↔ e+ + e−
宇宙の進化のこの段階においては、電子、陽電子、光子の間の平衡が保たれていた。しかし、15秒が経過すると、宇宙の温度は電子-陽電子対生成が起こりうる閾値を下回った。生き残った電子-陽電子のほとんどは互いに消滅し、ガンマ線を放出して宇宙を一時的に再加熱した[ 138] 。
理由は不明であるが、この消滅の過程で粒子が反粒子よりも過剰になった。そのため、およそ10億対の電子-陽電子当たり1個の電子が生き残った。バリオン非対称性 (英語版 ) として知られる条件により、電子の過剰分は反陽子に対する陽子の過剰分と等しく、その結果として宇宙の正味の電荷はゼロとなった[ 139] [ 140] 。生き残った陽子と中性子は、元素合成 と呼ばれる過程で互いに反応し始め、水素とヘリウム の同位体、そして微量のリチウム を形成した。この過程は約5分後にピークに達した[ 141] 。反応しなかった中性子はすべて、半減期が約1,000秒の負のベータ崩壊 を起こし、
n → p + e− + ν e
という過程で陽子と電子を放出した。その後、約30万-40万年の間、過剰な電子は原子核 と結合するにはエネルギーが高すぎるままであった[ 142] 。その後に「再結合期 」と呼ばれる時代が訪れ、中性原子(陽子と同数の電子が結合した原子)が形成されて、膨張する宇宙を光子が直進できるようになった[ 143] 。
ビッグバンからおよそ100万年後、第一世代の恒星 が形成され始めた[ 143] 。恒星内では、恒星内元素合成 によって、原子核の核融合から陽電子が作り出される。反物質粒子である陽電子は直ちに電子と対消滅し、ガンマ線を放出する。その結果電子は減少を続け、それと同数だけ中性子は増加した。その一方で、恒星の進化 の過程で放射性同位元素が合成されることがあり、その一部はベータ崩壊を起こして電子と反ニュートリノを放出する[ 144] 。一例として、コバルト60 (60 Co )同位体があり、崩壊してニッケル60 (60 Ni )を生成する[ 145] 。
地球大気に衝突した高エネルギー宇宙線によって生成した広域空気シャワー
約20太陽質量 を超える恒星は、寿命が尽きると重力崩壊 を起こしてブラックホール を形成することがある[ 146] 。古典物理学 によれば、このような巨大な天体は強い引力 を及ぼすため、シュワルツシルト半径 の内側にあるものはたとえ電磁放射線であろうとも逃れられない。ただし、量子力学的効果により、ブラックホールからホーキング放射 が放出される可能性があると考えられている。これらの恒星の残骸 の事象の地平面 で電子(および陽電子)が生成されると考えられている[要出典 ] 。
事象の地平面近傍で一対の仮想粒子(電子と陽電子など)が作られるとき、無作為な空間的位置関係によって、それらの一つが地平面の外に出現する可能性がある。このプロセスは量子トンネル と呼ばれる。ブラックホールの重力ポテンシャル は、この仮想粒子を現実の粒子に変換するエネルギーを供給し、宇宙空間に放射することを可能とする[ 147] 。その代わりに、対のもう片方には負のエネルギーが与えられ、その結果、ブラックホールから質量エネルギーが正味で失われる。ホーキング放射の強度は質量が小さくなるにつれて増加し、最終的にはブラックホールが蒸発 していき、ついには爆発する[ 148] 。
宇宙線 は、高エネルギーで宇宙空間を移動する粒子である。 3.0× 1020 eV もの高エネルギー事象が記録されている[ 149] 。これらの粒子が地球大気 の分子の核子と衝突すると、パイ中間子 を含む粒子のシャワー が発生する[ 150] 。地球の表面から観測される宇宙放射線の半分以上はミュー粒子 である。ミュー粒子は、パイ中間子の崩壊によって高層大気で生成されるレプトンである。
π− → μ− + ν μ
ミュー粒子はさらに崩壊して電子または陽電子を形成することがある[ 151] 。
μ− → e− + ν e + ν μ
観測
オーロラ は主に、大気中に放出された高エネルギー電子によって起こる[ 152] 。
電子の遠隔観測を行うには、その放射エネルギーを検出する必要がある。たとえば、恒星コロナ (英語版 ) のような高エネルギー環境では、自由電子がプラズマ を形成し、制動放射 によってエネルギーを放射する。電子ガスは、プラズマ振動 (電子密度の同期変動によって引き起こされる波)を起こす場合があり、このとき生成するエネルギー放射は電波望遠鏡 で検出できる[ 153] 。
光子 の周波数 はそのエネルギーに比例する。原子に束縛された電子が異なるエネルギー準位 間を遷移するとき、特徴的な周波数の光子の吸収または放出を伴う。たとえば、原子に広いスペクトルの光を照射すると、透過した光のスペクトル中には明瞭な暗線 が現れ、その位置が準位間遷移によって吸収される周波数に対応する。元素や分子はいずれも特徴的なスペクトル線の組を持つ。水素のスペクトル系列 は一例である。スペクトル線が検出されれば、その強さと幅を分光学 的に測定することで、物質の組成と物理的性質を決定することができる[ 154] [ 155] 。
実験室の条件下では、エネルギー、スピン、電荷などの特定の特性を測定できる粒子検出器 を用いて、個々の電子の相互作用を観察することができる[ 156] 。パウル・トラップ とペニング・トラップ (英語版 ) が開発されると、荷電粒子を小さな領域内に長時間閉じ込めることが可能になり、粒子の性質を精密に測定できるようになった。ペニング・トラップを使用して単一の電子を10ヶ月にわたって捕捉し続けた例がある[ 157] 。電子の磁気モーメントは11桁の精度で測定されており、これは1980年当時、他のどの物理定数よりも高い精度であった[ 158] 。
2008年2月、スウェーデンのルンド大学 のチームが、電子のエネルギー分布を初めて動画として記録した。この研究ではアト秒 パルスと呼ばれる極めて短い閃光によって電子の運動が初めて観測された[ 159] [ 160] 。(参考: アト秒物理学 (英語版 ) )
固体物質中の電子状態は角度分解光電子分光法 (ARPES)によって可視化することができる。ARPESは光電効果を利用して電子の運動量とエネルギーの分布を測定する技術である[ 161] 。
応用
粒子線
NASA の風洞 実験では、スペースシャトル の模型に電子線を照射し、大気圏再突入 時の電離気体 の影響を模擬実験している[ 162] 。
電子線 は溶接 に使われる[ 163] 。この手法は、0.1–1.3 mm の狭い焦点径で最大 107 W·cm−2 のエネルギー密度を可能にし、溶加材 (英語版 ) を通常必要としない。この溶接技術は、電子がターゲットに到達する前にガスと相互作用するのを防ぐために真空中で行わなければならないが、他の溶接方法が適さないとされる導電性物質の接合にも使用できる[ 164] [ 165] 。
電子線リソグラフィ (EBL)は、半導体を数ナノメートル までの分解能でエッチングする方法である[ 166] 。この技術の制限として、高コスト、低速、電子線の操作は真空中で行う必要があること、固体中で電子線が散乱しやすいことなどがあげられる。固体中散乱の問題のために分解能は約10 nmに制限される。このため、EBLは主に少数の特殊な集積回路 の製造に使用される[ 167] 。
電子線加工 (英語版 ) は、物質の物理的特性を変化させたり、医療製品や食品を滅菌 するために使用される[ 168] 。ガラス状の物質に電子線を照射すると、一部の化学結合を切断して流動性を高めることができる[ 169] 。
線形粒子加速器 (英語版 ) は、放射線療法 で表在性腫瘍を治療するための電子線を発生させる。電子線治療 (英語版 ) を基底細胞癌 などの皮膚病変の治療に用いる理由は、電子線が吸収される前に限られた深さまでしか透過しないためである(通常、エネルギー範囲が5–20 MeVの電子線で5 cmまで)。電子線は、X線 が照射された部位の治療を補完するために使われる[ 170] [ 171] 。
粒子加速器 は、電場を使用して電子とその反粒子を高エネルギーまで加速する。これらの粒子は磁場を通過する際に放射光を発する(シンクロトロン 放射)。この放射光強度がスピン依存性を持つことにより、発生源の電子線は偏極を受けることになる(ソコロフ-テルノフ効果 (英語版 ) [ 注釈 7] として知られる)。偏極電子線はさまざまな実験に役立っている。シンクロトロン放射には発生源の電子線を冷却 (英語版 ) して運動量の広がりを抑える効果もある。電子線や陽電子線は必要なエネルギーまで加速された時点で互いに衝突させられる。そのとき放出されるエネルギーは粒子検出器 で観測され、素粒子物理学 の研究対象となる[ 172] 。
イメージング
低速電子線回折法 (LEED)は、平行な (英語版 ) 電子線を結晶性物質に照射し、得られた回折パターンを観察して物質の構造を決定する方法である。必要な電子エネルギーは通常20-200 eVの範囲である[ 173] 。反射高速電子線回折法 (RHEED)は、さまざまな低角度で入射させた電子線の反射を利用して、結晶性物質の表面の特性を調べる手法である。ビームエネルギーは通常8-20 keVで、入射角は1–4°である[ 174] [ 175] 。
電子顕微鏡 では電子線を集束して試料に照射する。一部の電子は、試料と相互作用することで、運動方向、角度、相対的な位相、エネルギーなどの特性が変化する。このような電子線の変化を記録すれば原子レベルまで解像された物質の画像を生成することができる[ 176] 。従来の光学顕微鏡 では、回折限界における分解能の値は青色光の場合で約200 nmであった[ 177] 。それに比較して、電子顕微鏡の回折限界は電子のド・ブロイ波長 で決まる。たとえば、10万ボルト の電位で加速された電子の場合、その波長は0.0037 nmとなる[ 178] 。透過型電子収差補正顕微鏡 (英語版 ) は、0.05 nm以下の分解能があり、個々の原子を解像するには十分なほどである[ 179] 。
電子顕微鏡には、主に透過型 と走査型 の2種類がある。透過型電子顕微鏡では電子線は試料の薄片を透過した後に、レンズによって写真フイルム や電荷結合素子 の上に結像される。走査型電子顕微鏡では、精密に収束された電子線で試料を走査 して画像を生成する。倍率はどちらも100倍から100万倍以上の範囲にわたる。走査型トンネル顕微鏡 はこれらとは異なり、鋭利な金属探針 から試料への電子の量子トンネルを利用し、試料表面の原子解像度を持つ像を生成することができる[ 180] [ 181] [ 182] 。
その他の用途
自由電子レーザー (FEL)では、磁場の向きが交互に反転するように配置された双極子磁石 (英語版 ) の配列からなるアンジュレータ (英語版 ) に、相対論的電子線 (英語版 ) を通過させる。電子は放射光を放出し、その放射光が元の電子線とコヒーレント に相互作用して、共振周波数 (英語版 ) の放射場を強く増幅する。FELは、マイクロ波 から軟X線までの幅広い周波数にわたって、コヒーレントな高輝度 電磁放射を放出することができる。これらの装置は、製造、通信、軟部組織手術などの医療用途で使用されている[ 183] 。
陰極線管 は電子が重要な役割を担う装置で、実験機器、コンピューターモニター 、テレビジョン受像機 の表示装置として広く使用されてきた[ 184] 。光電子増倍管 では、光電陰極 (英語版 ) に当たった光子が電子の雪崩を引き起こし、検出可能な電流パルスを生成する[ 185] 。真空管 は電子の流れを利用して電気信号を制御するもので、エレクトロニクス技術の発展において重要な役割を果たした。しかし、その大部分は、トランジスタ などの固体素子 (英語版 ) に取って代わられた[ 186] 。
脚注
注釈
^ 陽電子は「反電子」と呼ばれることもある。
^ 古い文献においては、質量対電荷比という現代の慣例ではなく、電荷対質量が記載されている。
^ ボーア磁子は以下で表される。
μ μ -->
B
=
e
ℏ ℏ -->
2
m
e
{\displaystyle \textstyle \mu _{\mathrm {B} }={\frac {e\hbar }{2m_{\mathrm {e} }}}}
^ 古典電子半径は次のように導出される。電子の電荷が球体全体に一様に広がっていると仮定する。球体の一部分は他の部分と反発するので、球体は静電的なポテンシャルエネルギーを持つ。このエネルギーは、特殊相対性理論 で定義される電子の静止エネルギー (E = mc 2 )に等しいと仮定する。
静電気理論 から、半径 r と電荷 e を持つ球の位置エネルギー は次式で与えられる。
E
p
=
e
2
8
π π -->
ε ε -->
0
r
{\displaystyle E_{\mathrm {p} }={\frac {e^{2}}{8\pi \varepsilon _{0}r}}}
ここで ε 0 は真空の誘電率 である。静止質量 m 0 の電子の場合、静止エネルギーは次式に等しい。
E
p
=
m
0
c
2
{\displaystyle \textstyle E_{\mathrm {p} }=m_{0}c^{2}}
ここで c は真空中の光速である。これらが等しいとおいて r について解くと古典電子半径が得られる。
参照: Haken, Wolf, & Brewer (2005).
^ 非相対論的電子からの放射はサイクロトロン放射 と呼ばれることもある。
^ 波長の変化 Δλ は、光子の散乱角 θ に依存し、次式のようになる。
Δ Δ -->
λ λ -->
=
h
m
e
c
(
1
− − -->
cos
-->
θ θ -->
)
{\displaystyle \textstyle \Delta \lambda ={\frac {h}{m_{\mathrm {e} }c}}(1-\cos \theta )}
ここで c は真空中の光速、m e は電子の質量である。Zombeck (2007)を参照[ 73] (p393, 396) 。
^ 電子線の偏極とは、すべての電子のスピンが等しくなることを意味する。つまりスピンを偏向磁場の軸へ射影するとすべての電子で符号が等しい。
出典
^ a b
Farrar, W.V. (1969). “Richard Laming and the Coal-Gas Industry, with His Views on the Structure of Matter”. Annals of Science 25 (3): 243–254. doi :10.1080/00033796900200141 .
^ a b c d
Arabatzis, T. (2006). Representing Electrons: A Biographical Approach to Theoretical Entities . University of Chicago Press. pp. 70–74, 96. ISBN 978-0-226-02421-9 . オリジナル の2021-01-07時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210107160308/https://books.google.com/books?id=rZHT-chpLmAC&pg=PA70 2020年8月25日 閲覧。
^ Buchwald, J.Z.; Warwick, A. (2001). Histories of the Electron: The Birth of Microphysics . MIT Press . pp. 195–203. ISBN 978-0-262-52424-7 . オリジナル の2021-01-26時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210126182003/https://books.google.com/books?id=1yqqhlIdCOoC&pg=PA195 2020年8月25日 閲覧。
^ a b c d e f Thomson, J.J. (1897). “Cathode Rays” . Philosophical Magazine 44 (269): 293–316. doi :10.1080/14786449708621070 . オリジナル の2022-01-25時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220125001603/https://web.lemoyne.edu/~giunta/thomson1897.html 2022年2月24日 閲覧。 .
^ a b
Agostini, M. (2015). “Test of electric charge conservation with Borexino”. Physical Review Letters 115 (23): 231802. arXiv :1509.01223 . Bibcode : 2015PhRvL.115w1802A . doi :10.1103/PhysRevLett.115.231802 . PMID 26684111 .
^ “2018 CODATA Value: electron magnetic moment to Bohr magneton ratio ”. The NIST Reference on Constants, Units, and Uncertainty . NIST (20 May 2019). 2022年11月15日 閲覧。
^
Coffey, Jerry (2010年9月10日). “What is an electron? ”. 2012年11月11日時点のオリジナルよりアーカイブ 。10 September 2010 閲覧。
^ a b c
Curtis, L.J. (2003). Atomic Structure and Lifetimes: A conceptual approach . Cambridge University Press. p. 74. ISBN 978-0-521-53635-6 . オリジナル の2020-03-16時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200316220442/https://books.google.com/books?id=KmwCsuvxClAC&pg=PA74 2020年8月25日 閲覧。
^ a b Eichten, E.J.; Peskin, M.E.; Peskin, M. (1983). “New Tests for Quark and Lepton Substructure”. Physical Review Letters 50 (11): 811–814. Bibcode : 1983PhRvL..50..811E . doi :10.1103/PhysRevLett.50.811 . OSTI 1446807 .
^ a b “CODATA value: proton-electron mass ratio ”. 2006 CODATA recommended values . National Institute of Standards and Technology . 2019年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2009年7月18日 閲覧。
^ Anastopoulos, C. (2008). Particle Or Wave: The Evolution of the Concept of Matter in Modern Physics . Princeton University Press. pp. 236–237. ISBN 978-0-691-13512-0 . オリジナル の2014-09-28時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140928082921/http://books.google.com/books?id=rDEvQZhpltEC&pg=PA236 2020年8月25日 閲覧。
^ a b Pauling, L.C. (1960). The Nature of the Chemical Bond and the Structure of Molecules and Crystals: an introduction to modern structural chemistry (3rd ed.). Cornell University Press. pp. 4–10. ISBN 978-0-8014-0333-0 . https://archive.org/details/natureofchemical0000paul_3ed/page/4
^ Shipley, J.T. (1945). Dictionary of Word Origins . The Philosophical Library . p. 133. ISBN 978-0-88029-751-6 . https://archive.org/details/dictionaryofword00ship/page/133
^ a b
Benjamin, Park (1898), A history of electricity (The intellectual rise in electricity) from antiquity to the days of Benjamin Franklin , New York: J. Wiley, pp. 315, 484–5, ISBN 978-1-313-10605-4 , https://archive.org/details/cu31924004128686/page/n10
^
Keithley, J.F. (1999). The Story of Electrical and Magnetic Measurements: From 500 B.C. to the 1940s . IEEE Press . pp. 19–20. ISBN 978-0-7803-1193-0 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204082420/https://books.google.com/books?id=uwgNAtqSHuQC&pg=PR7 2020年8月25日 閲覧。
^ Cajori, Florian (1917). A History of Physics in Its Elementary Branches: Including the Evolution of Physical Laboratories . Macmillan. https://archive.org/details/historyofphysics00cajo
^ “Benjamin Franklin (1706–1790) ”. Eric Weisstein's World of Biography . Wolfram Research . 2013年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2010年12月16日 閲覧。
^
Myers, R.L. (2006). The Basics of Physics . Greenwood Publishing Group . p. 242. ISBN 978-0-313-32857-2 . https://archive.org/details/basicsofphysics0000myer/page/242
^
Barrow, J.D. (1983). “Natural Units Before Planck”. Quarterly Journal of the Royal Astronomical Society 24 : 24–26. Bibcode : 1983QJRAS..24...24B .
^
Okamura, Sōgo (1994). History of Electron Tubes . IOS Press. p. 11. ISBN 978-90-5199-145-1 . オリジナル の11 May 2016時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160511214552/https://books.google.com/books?id=VHFyngmO95YC&pg=PR11 29 May 2015 閲覧 . "In 1881, Stoney named this electromagnetic 'electrolion'. It came to be called 'electron' from 1891. [...] In 1906, the suggestion to call cathode ray particles 'electrions' was brought up but through the opinion of Lorentz of Holland 'electrons' came to be widely used."
^
Stoney, G.J. (1894). “Of the "Electron," or Atom of Electricity” . Philosophical Magazine 38 (5): 418–420. doi :10.1080/14786449408620653 . オリジナル の2020-10-31時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201031080323/https://zenodo.org/record/1431209 2019年8月25日 閲覧。 .
^ "electron, n.2". OED Online. March 2013. Oxford University Press. Accessed 12 April 2013 [1] Archived 2021-04-27 at the Wayback Machine .
^
Soukhanov, A.H., ed (1986). Word Mysteries & Histories . Houghton Mifflin. p. 73. ISBN 978-0-395-40265-8
^
Guralnik, D.B., ed (1970). Webster's New World Dictionary . Prentice Hall. p. 450
^
Born, M.; Blin-Stoyle, R.J.; Radcliffe, J.M. (1989). Atomic Physics . Courier Dover . p. 26. ISBN 978-0-486-65984-8 . オリジナル の2021-01-26時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210126003322/https://books.google.com/books?id=NmM-KujxMtoC&pg=PA26 2020年8月25日 閲覧。
^ Plücker, M. (1858-12-01). “XLVI. Observations on the electrical discharge through rarefied gases” . The London, Edinburgh, and Dublin Philosophical Magazine and Journal of Science 16 (109): 408–418. doi :10.1080/14786445808642591 . ISSN 1941-5982 . https://doi.org/10.1080/14786445808642591 .
^ a b c
Leicester, H.M. (1971). The Historical Background of Chemistry . Courier Dover . pp. 221–222. ISBN 978-0-486-61053-5 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204082418/https://books.google.com/books?id=aJZVQnqcwv4C&pg=PA221 2020年8月25日 閲覧。
^ a b
Whittaker, E.T. (1951). A History of the Theories of Aether and Electricity . 1 . London: Nelson
^
DeKosky, R.K. (1983). “William Crookes and the quest for absolute vacuum in the 1870s”. Annals of Science 40 (1): 1–18. doi :10.1080/00033798300200101 .
^ a b Schuster, Arthur (1890). “The discharge of electricity through gases”. Proceedings of the Royal Society of London 47 : 526–559. doi :10.1098/rspl.1889.0111 .
^ 「ローレンツの電子論から120年 」『Nature ダイジェスト』第9巻第7号、2012年、doi :10.1038/ndigest.2012.120706 、2024年6月4日 閲覧 。
^
Trenn, T.J. (1976). “Rutherford on the Alpha-Beta-Gamma Classification of Radioactive Rays”. Isis 67 (1): 61–75. doi :10.1086/351545 . JSTOR 231134 .
^ Becquerel, H. (1900). “Déviation du Rayonnement du Radium dans un Champ Électrique” (フランス語). Comptes rendus de l'Académie des sciences 130 : 809–815.
^ Buchwald and Warwick (2001:90–91).
^
Myers, W.G. (1976). “Becquerel's Discovery of Radioactivity in 1896” . Journal of Nuclear Medicine 17 (7): 579–582. PMID 775027 . オリジナル の2008-12-22時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20081222023947/http://jnm.snmjournals.org/cgi/content/abstract/17/7/579 2022年2月24日 閲覧。 .
^
Thomson, J.J. (1906年). “Nobel Lecture: Carriers of Negative Electricity ”. The Nobel Foundation . 2008年10月10日時点のオリジナル よりアーカイブ。2008年8月25日 閲覧。
^
O'Hara, J. G. (March 1975). “George Johnstone Stoney, F.R.S., and the Concept of the Electron”. Notes and Records of the Royal Society of London (Royal Society) 29 (2): 265–276. doi :10.1098/rsnr.1975.0018 . JSTOR 531468 .
^ Abraham Pais (1997). “The discovery of the electron – 100 years of elementary particles” . Beam Line 1 : 4–16. オリジナル の2021-09-14時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210914142755/https://www.slac.stanford.edu/pubs/beamline/pdf/97i.pdf 2021年9月4日 閲覧。 .
^ Kaufmann, W. (1897). “Die magnetische Ablenkbarkeit der Kathodenstrahlen und ihre Abhängigkeit vom Entladungspotential” . Annalen der Physik und Chemie 297 (7): 544–552. Bibcode : 1897AnP...297..544K . doi :10.1002/andp.18972970709 . ISSN 0003-3804 . オリジナル の2022-02-24時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220224105619/https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/andp.18972970709 2022年2月24日 閲覧。 .
^
Kikoin, I.K.; Sominskiĭ, I.S. (1961). “Abram Fedorovich Ioffe (on his eightieth birthday)”. Soviet Physics Uspekhi 3 (5): 798–809. Bibcode : 1961SvPhU...3..798K . doi :10.1070/PU1961v003n05ABEH005812 . Original publication in Russian: Кикоин, И.К.; Соминский, М.С. (1960). “Академик А.Ф. Иоффе”. Успехи Физических Наук 72 (10): 303–321. doi :10.3367/UFNr.0072.196010e.0307 .
^
Millikan, R.A. (1911). “The Isolation of an Ion, a Precision Measurement of its Charge, and the Correction of Stokes's Law” . Physical Review 32 (2): 349–397. Bibcode : 1911PhRvI..32..349M . doi :10.1103/PhysRevSeriesI.32.349 . オリジナル の2020-03-17時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200317204458/https://authors.library.caltech.edu/6437/1/MILpr11b.pdf 2019年6月21日 閲覧。 .
^
Das Gupta, N.N.; Ghosh, S.K. (1999). “A Report on the Wilson Cloud Chamber and Its Applications in Physics”. Reviews of Modern Physics 18 (2): 225–290. Bibcode : 1946RvMP...18..225G . doi :10.1103/RevModPhys.18.225 .
^ a b c
Smirnov, B.M. (2003). Physics of Atoms and Ions . Springer . pp. 14–21. ISBN 978-0-387-95550-6 . オリジナル の2020-05-09時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200509044538/https://books.google.com/books?id=I1O8WYOcUscC&pg=PA14 2020年8月25日 閲覧。
^
Bohr, N. (1922年). “Nobel Lecture: The Structure of the Atom ”. The Nobel Foundation . 2008年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年12月3日 閲覧。
^
Lewis, G.N. (1916). “The Atom and the Molecule” . Journal of the American Chemical Society 38 (4): 762–786. doi :10.1021/ja02261a002 . オリジナル の2019-08-25時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190825132554/https://zenodo.org/record/1429068/files/article.pdf 2019年8月25日 閲覧。 .
^ a b
Arabatzis, T.; Gavroglu, K. (1997). “The chemists' electron” . European Journal of Physics 18 (3): 150–163. Bibcode : 1997EJPh...18..150A . doi :10.1088/0143-0807/18/3/005 . オリジナル の2020-06-05時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200605041731/https://pdfs.semanticscholar.org/3804/783ac9fc011aeae884a3d370a474cbfdd46f.pdf .
^
Langmuir, I. (1919). “The Arrangement of Electrons in Atoms and Molecules” . Journal of the American Chemical Society 41 (6): 868–934. doi :10.1021/ja02227a002 . オリジナル の2021-01-26時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210126003324/https://zenodo.org/record/1429026 2019年6月21日 閲覧。 .
^
Scerri, E.R. (2007). The Periodic Table . Oxford University Press. pp. 205–226. ISBN 978-0-19-530573-9 . https://archive.org/details/periodictableits0000scer/page/205
^
Massimi, M. (2005). Pauli's Exclusion Principle, The Origin and Validation of a Scientific Principle . Cambridge University Press. pp. 7–8. ISBN 978-0-521-83911-2 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204071142/https://books.google.com/books?id=YS91Gsbd13cC&pg=PA7 2020年8月25日 閲覧。
^
Uhlenbeck, G.E.; Goudsmith, S. (1925). “Ersetzung der Hypothese vom unmechanischen Zwang durch eine Forderung bezüglich des inneren Verhaltens jedes einzelnen Elektrons” (ドイツ語). Die Naturwissenschaften 13 (47): 953–954. Bibcode : 1925NW.....13..953E . doi :10.1007/BF01558878 .
^ Pauli, W. (1923). “Über die Gesetzmäßigkeiten des anomalen Zeemaneffektes” (ドイツ語). Zeitschrift für Physik 16 (1): 155–164. Bibcode : 1923ZPhy...16..155P . doi :10.1007/BF01327386 .
^ a b
de Broglie, L. (1929年). “Nobel Lecture: The Wave Nature of the Electron ”. The Nobel Foundation . 2008年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年8月30日 閲覧。
^
Falkenburg, B. (2007). Particle Metaphysics: A Critical Account of Subatomic Reality . Springer . p. 85. Bibcode : 2007pmca.book.....F . ISBN 978-3-540-33731-7 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204082417/https://books.google.com/books?id=EbOz5I9RNrYC&pg=PA85 2020年8月25日 閲覧。
^ Navarro, Jaume (2010). “Electron diffraction chez Thomson: early responses to quantum physics in Britain” (英語). The British Journal for the History of Science 43 (2): 245–275. doi :10.1017/S0007087410000026 . ISSN 0007-0874 . https://www.cambridge.org/core/product/identifier/S0007087410000026/type/journal_article .
^ Davisson, C. (1937年). “Nobel Lecture: The Discovery of Electron Waves ”. The Nobel Foundation . 2008年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年8月30日 閲覧。
^
Schrödinger, E. (1926). “Quantisierung als Eigenwertproblem” (ドイツ語). Annalen der Physik 385 (13): 437–490. Bibcode : 1926AnP...385..437S . doi :10.1002/andp.19263851302 .
^
Rigden, J.S. (2003). Hydrogen . Harvard University Press. pp. 59–86. ISBN 978-0-674-01252-3 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204082407/https://books.google.com/books?id=FhFxn_lUvz0C&pg=PT66 2020年8月25日 閲覧。
^
Reed, B.C. (2007). Quantum Mechanics . Jones & Bartlett Publishers . pp. 275–350. ISBN 978-0-7637-4451-9 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204082419/https://books.google.com/books?id=4sluccbpwjsC&pg=PA275 2020年8月25日 閲覧。
^
Dirac, P.A.M. (1928). “The Quantum Theory of the Electron” . Proceedings of the Royal Society A 117 (778): 610–624. Bibcode : 1928RSPSA.117..610D . doi :10.1098/rspa.1928.0023 . オリジナル の2018-11-25時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181125224103/http://rspa.royalsocietypublishing.org/content/royprsa/117/778/610.full.pdf 2022年2月24日 閲覧。 .
^
Dirac, P.A.M. (1933年). “Nobel Lecture: Theory of Electrons and Positrons ”. The Nobel Foundation . 2008年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年11月1日 閲覧。
^ Anderson, Carl D. (1933-03-15). “The Positive Electron” (英語). Physical Review 43 (6): 491–494. Bibcode : 1933PhRv...43..491A . doi :10.1103/PhysRev.43.491 . ISSN 0031-899X .
^
“The Nobel Prize in Physics 1965 ”. The Nobel Foundation . 2008年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年11月4日 閲覧。
^
Panofsky, W.K.H. (1997). “The Evolution of Particle Accelerators & Colliders” . Beam Line 27 (1): 36–44. オリジナル の2008-09-09時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080909234139/http://www.slac.stanford.edu/pubs/beamline/27/1/27-1-panofsky.pdf 2008年9月15日 閲覧。 .
^
Elder, F.R. (1947). “Radiation from Electrons in a Synchrotron”. Physical Review 71 (11): 829–830. Bibcode : 1947PhRv...71..829E . doi :10.1103/PhysRev.71.829.5 .
^
Hoddeson, L. (1997). The Rise of the Standard Model: Particle Physics in the 1960s and 1970s . Cambridge University Press . pp. 25–26. ISBN 978-0-521-57816-5 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204082414/https://books.google.com/books?id=klLUs2XUmOkC&pg=PA25 2020年8月25日 閲覧。
^ Bernardini, C. (2004). “AdA: The First Electron–Positron Collider”. Physics in Perspective 6 (2): 156–183. Bibcode : 2004PhP.....6..156B . doi :10.1007/s00016-003-0202-y .
^ “Testing the Standard Model: The LEP experiments ”. CERN (2008年). 2008年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年9月15日 閲覧。
^ “LEP reaps a final harvest” . CERN Courier 40 (10). (2000). オリジナル の2017-09-30時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170930222305/http://cerncourier.com/cws/article/cern/28335 2022年2月24日 閲覧。 .
^ Prati, E.; De Michielis, M.; Belli, M.; Cocco, S.; Fanciulli, M.; Kotekar-Patil, D.; Ruoff, M.; Kern, D.P. et al. (2012). “Few electron limit of n-type metal oxide semiconductor single electron transistors”. Nanotechnology 23 (21): 215204. arXiv :1203.4811 . Bibcode : 2012Nanot..23u5204P . doi :10.1088/0957-4484/23/21/215204 . PMID 22552118 .
^ Frampton, P.H.; Hung, P.Q.; Sher, Marc (2000). “Quarks and Leptons Beyond the Third Generation”. Physics Reports 330 (5–6): 263–348. arXiv :hep-ph/9903387 . Bibcode : 2000PhR...330..263F . doi :10.1016/S0370-1573(99)00095-2 .
^ a b c Raith, W.; Mulvey, T. (2001). Constituents of Matter: Atoms, Molecules, Nuclei and Particles . CRC Press . pp. 777–781. ISBN 978-0-8493-1202-1
^ a b c d e f g h The original source for CODATA is Mohr, P.J.; Taylor, B.N.; Newell, D.B. (2008). “CODATA recommended values of the fundamental physical constants”. Reviews of Modern Physics 80 (2): 633–730. arXiv :0801.0028 . Bibcode : 2008RvMP...80..633M . doi :10.1103/RevModPhys.80.633 .
Individual physical constants from the CODATA are available at: “The NIST Reference on Constants, Units and Uncertainty ”. National Institute of Standards and Technology . 2009年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2009年1月15日 閲覧。
^ a b Zombeck, M.V. (2007). Handbook of Space Astronomy and Astrophysics (3rd ed.). Cambridge University Press. p. 14. ISBN 978-0-521-78242-5 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204082414/https://books.google.com/books?id=tp_G85jm6IAC&pg=PA14 2020年8月25日 閲覧。
^ Murphy, M.T. (2008). “Strong Limit on a Variable Proton-to-Electron Mass Ratio from Molecules in the Distant Universe”. Science 320 (5883): 1611–1613. arXiv :0806.3081 . Bibcode : 2008Sci...320.1611M . doi :10.1126/science.1156352 . PMID 18566280 .
^ Zorn, J.C.; Chamberlain, G.E.; Hughes, V.W. (1963). “Experimental Limits for the Electron–Proton Charge Difference and for the Charge of the Neutron”. Physical Review 129 (6): 2566–2576. Bibcode : 1963PhRv..129.2566Z . doi :10.1103/PhysRev.129.2566 .
^ Gupta, M.C. (2001). Atomic and Molecular Spectroscopy . New Age Publishers. p. 81. ISBN 978-81-224-1300-7 . オリジナル の2014-09-30時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140930054250/http://books.google.com/books?id=0tIA1M6DiQIC&pg=PA81 2020年8月25日 閲覧。
^ a b Odom, B. (2006). “New Measurement of the Electron Magnetic Moment Using a One-Electron Quantum Cyclotron”. Physical Review Letters 97 (3): 030801. Bibcode : 2006PhRvL..97c0801O . doi :10.1103/PhysRevLett.97.030801 . PMID 16907490 .
^ Anastopoulos, C. (2008). Particle Or Wave: The Evolution of the Concept of Matter in Modern Physics . Princeton University Press. pp. 261–262. ISBN 978-0-691-13512-0 . オリジナル の2021-01-07時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210107160318/https://books.google.com/books?id=rDEvQZhpltEC&pg=PA261 2020年8月25日 閲覧。
^ Gabrielse, G. (2006). “New Determination of the Fine Structure Constant from the Electron g Value and QED”. Physical Review Letters 97 (3): 030802(1–4). Bibcode : 2006PhRvL..97c0802G . doi :10.1103/PhysRevLett.97.030802 . PMID 16907491 .
^ Schlappa, J.; et al. (2012). “Spin-orbital separation in the quasi-one-dimensional Mott insulator Sr2 CuO3 ”. Nature 485 : 82-85. doi :10.1038/nature10974 .
^ Eduard Shpolsky , Atomic physics (Atomnaia fizika), second edition, 1951
^ Dehmelt, H. (1988). “A Single Atomic Particle Forever Floating at Rest in Free Space: New Value for Electron Radius”. Physica Scripta T22 : 102–110. Bibcode : 1988PhST...22..102D . doi :10.1088/0031-8949/1988/T22/016 .
^ Gabrielse, Gerald (2006年10月4日). “Precision pins down the electron’s magnetism ”. CERN Courier . IOP Publishing. 2024年6月6日 閲覧。
^ Meschede, D. (2004). Optics, light and lasers: The Practical Approach to Modern Aspects of Photonics and Laser Physics . Wiley-VCH . p. 168. ISBN 978-3-527-40364-6 . オリジナル の2014-08-21時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140821185221/http://books.google.com/books?id=PLISLfBLcmgC&pg=PA168 2020年8月25日 閲覧。
^ Haken, H.; Wolf, H.C.; Brewer, W.D. (2005). The Physics of Atoms and Quanta: Introduction to Experiments and Theory . Springer . p. 70. ISBN 978-3-540-67274-6 . オリジナル の2021-05-10時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210510144005/https://books.google.com/books?id=SPrAMy8glocC&pg=PA70 2020年8月25日 閲覧。
^ Steinberg, R.I. (1999). “Experimental test of charge conservation and the stability of the electron”. Physical Review D 61 (2): 2582–2586. Bibcode : 1975PhRvD..12.2582S . doi :10.1103/PhysRevD.12.2582 .
^ Beringer, J. (2012). “Review of Particle Physics: [electron properties ”]. Physical Review D 86 (1): 010001. Bibcode : 2012PhRvD..86a0001B . doi :10.1103/PhysRevD.86.010001 . オリジナル の2022-01-15時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220115063155/https://pdg.lbl.gov/2012/listings/rpp2012-list-electron.pdf 2022年2月24日 閲覧。 .
^ Back, H.O. (2002). “Search for electron decay mode e → γ + ν with prototype of Borexino detector”. Physics Letters B 525 (1–2): 29–40. Bibcode : 2002PhLB..525...29B . doi :10.1016/S0370-2693(01)01440-X .
^ a b c d e Munowitz, M. (2005). Knowing the Nature of Physical Law . Oxford University Press. p. 162 . ISBN 978-0-19-516737-5 . https://archive.org/details/knowingnatureofp0000muno
^ Kane, G. (October 9, 2006). “Are virtual particles really constantly popping in and out of existence? Or are they merely a mathematical bookkeeping device for quantum mechanics?” . Scientific American . https://www.sciam.com/article.cfm?id=are-virtual-particles-rea&topicID=13 2008年9月19日 閲覧。 .
^ Taylor, J. (1989). “Gauge Theories in Particle Physics” . In Davies, Paul. The New Physics . Cambridge University Press . p. 464. ISBN 978-0-521-43831-5 . オリジナルの2014-09-21時点におけるアーカイブ。. https://books.google.com/books?id=akb2FpZSGnMC&pg=PA464 2020年8月25日 閲覧。
^ a b Genz, H. (2001). Nothingness: The Science of Empty Space . Da Capo Press . pp. 241–243, 245–247. ISBN 978-0-7382-0610-3
^ Gribbin, J. (January 25, 1997). “More to electrons than meets the eye” . New Scientist . オリジナル の2015年2月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150211085433/http://www.newscientist.com/article/mg15320662.300-science--more-to-electrons-than-meets-the-eye.html 2008年9月17日 閲覧。
^ Levine, I. (1997). “Measurement of the Electromagnetic Coupling at Large Momentum Transfer”. Physical Review Letters 78 (3): 424–427. Bibcode : 1997PhRvL..78..424L . doi :10.1103/PhysRevLett.78.424 .
^ Murayama, H. (10–17 March 2006). Supersymmetry Breaking Made Easy, Viable and Generic . Proceedings of the XLIInd Rencontres de Moriond on Electroweak Interactions and Unified Theories. La Thuile, Italy. arXiv :0709.3041 . Bibcode :2007arXiv0709.3041M 。 — lists a 9% mass difference for an electron that is the size of the Planck distance .
^ Schwinger, J. (1948). “On Quantum-Electrodynamics and the Magnetic Moment of the Electron”. Physical Review 73 (4): 416–417. Bibcode : 1948PhRv...73..416S . doi :10.1103/PhysRev.73.416 .
^ Huang, K. (2007). Fundamental Forces of Nature: The Story of Gauge Fields . World Scientific . pp. 123–125. ISBN 978-981-270-645-4 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204071144/https://books.google.com/books?id=q-CIFHpHxfEC&pg=PA123 2020年8月25日 閲覧。
^ Foldy, L.L.; Wouthuysen, S. (1950). “On the Dirac Theory of Spin 1/2 Particles and Its Non-Relativistic Limit”. Physical Review 78 (1): 29–36. Bibcode : 1950PhRv...78...29F . doi :10.1103/PhysRev.78.29 .
^ a b Griffiths, David J. (1998). Introduction to Electrodynamics (3rd ed.). Prentice Hall. ISBN 978-0-13-805326-0 . https://archive.org/details/introductiontoel00grif_0
^ Crowell, B. (2000). Electricity and Magnetism . Light and Matter. pp. 129–152. ISBN 978-0-9704670-4-1 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204083733/https://books.google.com/books?id=s9QWZNfnz1oC&pg=PT129 2020年8月25日 閲覧。
^ Mahadevan, R.; Narayan, R.; Yi, I. (1996). “Harmony in Electrons: Cyclotron and Synchrotron Emission by Thermal Electrons in a Magnetic Field”. The Astrophysical Journal 465 : 327–337. arXiv :astro-ph/9601073 . Bibcode : 1996ApJ...465..327M . doi :10.1086/177422 .
^ Rohrlich, F. (1999). “The Self-Force and Radiation Reaction”. American Journal of Physics 68 (12): 1109–1112. Bibcode : 2000AmJPh..68.1109R . doi :10.1119/1.1286430 .
^ Georgi, H. (1989). “Grand Unified Theories” . In Davies, Paul. The New Physics . Cambridge University Press. p. 427. ISBN 978-0-521-43831-5 . オリジナルの2014-09-21時点におけるアーカイブ。. https://books.google.com/books?id=akb2FpZSGnMC&pg=PA427 2020年8月25日 閲覧。
^ Blumenthal, G.J.; Gould, R. (1970). “Bremsstrahlung, Synchrotron Radiation, and Compton Scattering of High-Energy Electrons Traversing Dilute Gases”. Reviews of Modern Physics 42 (2): 237–270. Bibcode : 1970RvMP...42..237B . doi :10.1103/RevModPhys.42.237 .
^ “The Nobel Prize in Physics 1927 ”. The Nobel Foundation (2008年). 2008年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年9月28日 閲覧。
^ Chen, S.-Y.; Maksimchuk, A.; Umstadter, D. (1998). “Experimental observation of relativistic nonlinear Thomson scattering”. Nature 396 (6712): 653–655. arXiv :physics/9810036 . Bibcode : 1998Natur.396..653C . doi :10.1038/25303 .
^ Beringer, R.; Montgomery, C.G. (1942). “The Angular Distribution of Positron Annihilation Radiation”. Physical Review 61 (5–6): 222–224. Bibcode : 1942PhRv...61..222B . doi :10.1103/PhysRev.61.222 .
^ Buffa, A. (2000). College Physics (4th ed.). Prentice Hall. p. 888. ISBN 978-0-13-082444-8 . https://archive.org/details/collegephysicsvo00jerr/page/888
^ Eichler, J. (2005). “Electron–positron pair production in relativistic ion–atom collisions”. Physics Letters A 347 (1–3): 67–72. Bibcode : 2005PhLA..347...67E . doi :10.1016/j.physleta.2005.06.105 .
^ Hubbell, J.H. (2006). “Electron positron pair production by photons: A historical overview” . Radiation Physics and Chemistry 75 (6): 614–623. Bibcode : 2006RaPC...75..614H . doi :10.1016/j.radphyschem.2005.10.008 . オリジナル の2019-06-21時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190621192329/https://zenodo.org/record/1259327 2019年6月21日 閲覧。 .
^ Quigg, C. (4–30 June 2000). The Electroweak Theory . TASI 2000: Flavor Physics for the Millennium. Boulder, Colorado. p. 80. arXiv :hep-ph/0204104 . Bibcode :2002hep.ph....4104Q 。
^ a b Tipler, Paul; Llewellyn, Ralph (2003). Modern Physics (illustrated ed.). Macmillan. ISBN 978-0-7167-4345-3
^ Burhop, E.H.S. (1952). The Auger Effect and Other Radiationless Transitions . Cambridge University Press. pp. 2–3. ISBN 978-0-88275-966-1
^ Jiles, D. (1998). Introduction to Magnetism and Magnetic Materials . CRC Press . pp. 280–287. ISBN 978-0-412-79860-3 . オリジナル の2021-01-26時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210126003325/https://books.google.com/books?id=axyWXjsdorMC&pg=PA280 2020年8月25日 閲覧。
^ Löwdin, P.O.; Erkki Brändas, E.; Kryachko, E.S. (2003). Fundamental World of Quantum Chemistry: A Tribute to the Memory of Per-Olov Löwdin . Springer Science+Business Media. pp. 393–394. ISBN 978-1-4020-1290-7 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204071147/https://books.google.com/books?id=8QiR8lCX_qcC&pg=PA393 2020年8月25日 閲覧。
^ McQuarrie, D.A.; Simon, J.D. (1997). Physical Chemistry: A Molecular Approach . University Science Books. pp. 325–361. ISBN 978-0-935702-99-6 . オリジナル の2021-01-07時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210107160307/https://books.google.com/books?id=f-bje0-DEYUC&pg=PA325 2020年8月25日 閲覧。
^ Daudel, R. (1974). “The Electron Pair in Chemistry”. Canadian Journal of Chemistry 52 (8): 1310–1320. doi :10.1139/v74-201 .
^ Rakov, V.A.; Uman, M.A. (2007). Lightning: Physics and Effects . Cambridge University Press. p. 4. ISBN 978-0-521-03541-5 . オリジナル の2021-01-26時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210126003319/https://books.google.com/books?id=TuMa5lAa3RAC&pg=PA4 2020年8月25日 閲覧。
^ Freeman, G.R.; March, N.H. (1999). “Triboelectricity and some associated phenomena”. Materials Science and Technology 15 (12): 1454–1458. Bibcode : 1999MatST..15.1454F . doi :10.1179/026708399101505464 .
^ Forward, K.M.; Lacks, D.J.; Sankaran, R.M. (2009). “Methodology for studying particle–particle triboelectrification in granular materials”. Journal of Electrostatics 67 (2–3): 178–183. doi :10.1016/j.elstat.2008.12.002 .
^ Weinberg, S. (2003). The Discovery of Subatomic Particles . Cambridge University Press. pp. 15–16. ISBN 978-0-521-82351-7 . https://archive.org/details/discoveryofsubat00wein_0/page/15
^ Lou, L.-F. (2003). Introduction to phonons and electrons . World Scientific . pp. 162, 164. Bibcode : 2003ipe..book.....L . ISBN 978-981-238-461-4 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204071149/https://books.google.com/books?id=XMv-vfsoRF8C&pg=PA162 2020年8月25日 閲覧。
^ Guru, B.S.; Hızıroğlu, H.R. (2004). Electromagnetic Field Theory . Cambridge University Press. pp. 138, 276. ISBN 978-0-521-83016-4 . https://books.google.com/books?id=b2f8rCngSuAC&pg=PA138 [リンク切れ ]
^ Achuthan, M.K.; Bhat, K.N. (2007). Fundamentals of Semiconductor Devices . Tata McGraw-Hill . pp. 49–67. ISBN 978-0-07-061220-4 . オリジナル の2021-01-07時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210107160319/https://books.google.com/books?id=REQkwBF4cVoC&pg=PA49 2020年8月25日 閲覧。
^ a b Ziman, J.M. (2001). Electrons and Phonons: The Theory of Transport Phenomena in Solids . Oxford University Press. p. 260. ISBN 978-0-19-850779-6 . オリジナル の2022-02-24時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220224105543/https://books.google.com/books?id=UtEy63pjngsC&pg=PA260 2020年8月25日 閲覧。
^ Main, P. (June 12, 1993). “When electrons go with the flow: Remove the obstacles that create electrical resistance, and you get ballistic electrons and a quantum surprise” . New Scientist 1887 : 30. オリジナル の2015-02-11時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150211085229/http://www.newscientist.com/article/mg13818774.500-when-electrons-go-with-the-flow-remove-the-obstacles-thatcreate-electrical-resistance-and-you-get-ballistic-electrons-and-a-quantumsurprise.html 2008年10月9日 閲覧。 .
^ Blackwell, G.R. (2000). The Electronic Packaging Handbook . CRC Press . pp. 6.39–6.40. ISBN 978-0-8493-8591-9 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204083743/https://books.google.com/books?id=D0PBG53PQlUC&pg=SA6-PA39 2020年8月25日 閲覧。
^ Durrant, A. (2000). Quantum Physics of Matter: The Physical World . CRC Press. pp. 43, 71–78. ISBN 978-0-7503-0721-5 . オリジナル の2016-05-27時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160527150628/https://books.google.com/books?id=F0JmHRkJHiUC&pg=PA43 2015年10月16日 閲覧。
^ “The Nobel Prize in Physics 1972 ”. The Nobel Foundation (2008年). 2008年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年10月13日 閲覧。
^ Kadin, A.M. (2007). “Spatial Structure of the Cooper Pair”. Journal of Superconductivity and Novel Magnetism 20 (4): 285–292. arXiv :cond-mat/0510279 . doi :10.1007/s10948-006-0198-z .
^ “Discovery about behavior of building block of nature could lead to computer revolution ”. ScienceDaily (July 31, 2009). 2019年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2009年8月1日 閲覧。
^ Jompol, Y. (2009). “Probing Spin-Charge Separation in a Tomonaga-Luttinger Liquid”. Science 325 (5940): 597–601. arXiv :1002.2782 . Bibcode : 2009Sci...325..597J . doi :10.1126/science.1171769 . PMID 19644117 .
^ “The Nobel Prize in Physics 1958, for the discovery and the interpretation of the Cherenkov effect ”. The Nobel Foundation (2008年). 2008年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年9月25日 閲覧。
^ “Special Relativity ”. Stanford Linear Accelerator Center (August 26, 2008). 2008年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年9月25日 閲覧。
^ Adams, S. (2000). Frontiers: Twentieth Century Physics . CRC Press . p. 215. ISBN 978-0-7484-0840-5 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204071142/https://books.google.com/books?id=yIsMaQblCisC&pg=PA215 2020年8月25日 閲覧。
^ Bianchini, Lorenzo (2017). Selected Exercises in Particle and Nuclear Physics . Springer. p. 79. ISBN 978-3-319-70494-4 . オリジナル の2020-01-02時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200102022221/https://books.google.com/books?id=lktADwAAQBAJ&pg=PA79 2018年4月20日 閲覧。
^ Lurquin, P.F. (2003). The Origins of Life and the Universe . Columbia University Press. p. 2. ISBN 978-0-231-12655-7 . https://archive.org/details/originsoflifet00paul/page/2
^ Silk, J. (2000). The Big Bang: The Creation and Evolution of the Universe (3rd ed.). Macmillan. pp. 110–112, 134–137. ISBN 978-0-8050-7256-3
^ Kolb, E.W.; Wolfram, Stephen (1980). “The Development of Baryon Asymmetry in the Early Universe” . Physics Letters B 91 (2): 217–221. Bibcode : 1980PhLB...91..217K . doi :10.1016/0370-2693(80)90435-9 . オリジナル の2020-10-30時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201030105942/https://authors.library.caltech.edu/99675/2/Development%20of%20Baryon%20Asymmetry%20in%20the%20Early%20Universe.pdf 2020年8月25日 閲覧。 .
^ Sather, E. (Spring–Summer 1996). “The Mystery of Matter Asymmetry ”. Stanford University. 2008年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年11月1日 閲覧。
^ Burles, S.; Nollett, K.M.; Turner, M.S. (1999). "Big-Bang Nucleosynthesis: Linking Inner Space and Outer Space". arXiv :astro-ph/9903300 。
^ Boesgaard, A.M.; Steigman, G. (1985). “Big bang nucleosynthesis – Theories and observations”. Annual Review of Astronomy and Astrophysics 23 (2): 319–378. Bibcode : 1985ARA&A..23..319B . doi :10.1146/annurev.aa.23.090185.001535 .
^ a b Barkana, R. (2006). “The First Stars in the Universe and Cosmic Reionization”. Science 313 (5789): 931–934. arXiv :astro-ph/0608450 . Bibcode : 2006Sci...313..931B . doi :10.1126/science.1125644 . PMID 16917052 .
^ Burbidge, E.M. (1957). “Synthesis of Elements in Stars” . Reviews of Modern Physics 29 (4): 548–647. Bibcode : 1957RvMP...29..547B . doi :10.1103/RevModPhys.29.547 . オリジナル の2018-07-23時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180723054833/https://authors.library.caltech.edu/45747/1/BURrmp57.pdf 2019年6月21日 閲覧。 .
^ Rodberg, L.S.; Weisskopf, V. (1957). “Fall of Parity: Recent Discoveries Related to Symmetry of Laws of Nature”. Science 125 (3249): 627–633. Bibcode : 1957Sci...125..627R . doi :10.1126/science.125.3249.627 . PMID 17810563 .
^ Fryer, C.L. (1999). “Mass Limits For Black Hole Formation”. The Astrophysical Journal 522 (1): 413–418. arXiv :astro-ph/9902315 . Bibcode : 1999ApJ...522..413F . doi :10.1086/307647 .
^ Parikh, M.K.; Wilczek, F. (2000). “Hawking Radiation As Tunneling”. Physical Review Letters 85 (24): 5042–5045. arXiv :hep-th/9907001 . Bibcode : 2000PhRvL..85.5042P . doi :10.1103/PhysRevLett.85.5042 . hdl :1874/17028 . PMID 11102182 .
^ Hawking, S.W. (1974). “Black hole explosions?”. Nature 248 (5443): 30–31. Bibcode : 1974Natur.248...30H . doi :10.1038/248030a0 .
^ Halzen, F.; Hooper, D. (2002). “High-energy neutrino astronomy: the cosmic ray connection”. Reports on Progress in Physics 66 (7): 1025–1078. arXiv :astro-ph/0204527 . Bibcode : 2002RPPh...65.1025H . doi :10.1088/0034-4885/65/7/201 .
^ Ziegler, J.F. (1998). “Terrestrial cosmic ray intensities”. IBM Journal of Research and Development 42 (1): 117–139. Bibcode : 1998IBMJ...42..117Z . doi :10.1147/rd.421.0117 .
^ Sutton, C. (August 4, 1990). “Muons, pions and other strange particles” . New Scientist . オリジナル の2015年2月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150211085842/http://www.newscientist.com/article/mg12717284.700-muons-pions-and-other-strange-particles-.html 2008年8月28日 閲覧。
^ Wolpert, S. (24 July 2008). "Scientists solve 30 year-old aurora borealis mystery" (Press release). University of California. 2008年8月17日時点のオリジナル よりアーカイブ。2008年10月11日閲覧 。
^ Gurnett, D.A.; Anderson, R. (1976). “Electron Plasma Oscillations Associated with Type III Radio Bursts”. Science 194 (4270): 1159–1162. Bibcode : 1976Sci...194.1159G . doi :10.1126/science.194.4270.1159 . PMID 17790910 .
^ “Atomic Spectroscopy: A compendium of basic ideas, notation, data, and formulas ”. National Institute of Standards and Technology (2007年). 2007年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2007年1月8日 閲覧。
^ Fowles, G.R. (1989). Introduction to Modern Optics . Courier Dover . pp. 227–233. ISBN 978-0-486-65957-2 . オリジナル の2021-01-07時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210107160307/https://books.google.com/books?id=SL1n9TuJ5YMC&pg=PA227 2020年8月25日 閲覧。
^ Grupen, C. (2000). “Physics of Particle Detection”. AIP Conference Proceedings 536 : 3–34. arXiv :physics/9906063 . Bibcode : 2000AIPC..536....3G . doi :10.1063/1.1361756 .
^ “The Nobel Prize in Physics 1989 ”. The Nobel Foundation (2008年). 2008年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年9月24日 閲覧。
^ Ekstrom, P.; Wineland, David (1980). “The isolated Electron” . Scientific American 243 (2): 91–101. Bibcode : 1980SciAm.243b.104E . doi :10.1038/scientificamerican0880-104 . オリジナル の2019-09-16時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190916211444/https://tf.nist.gov/general/pdf/166.pdf 2008年9月24日 閲覧。 .
^ Mauritsson, J.. “Electron filmed for the first time ever ”. Lund University . March 25, 2009時点のオリジナル よりアーカイブ。2008年9月17日 閲覧。
^ Mauritsson, J. (2008). “Coherent Electron Scattering Captured by an Attosecond Quantum Stroboscope”. Physical Review Letters 100 (7): 073003. arXiv :0708.1060 . Bibcode : 2008PhRvL.100g3003M . doi :10.1103/PhysRevLett.100.073003 . PMID 18352546 .
^ Damascelli, A. (2004). “Probing the Electronic Structure of Complex Systems by ARPES”. Physica Scripta T109 : 61–74. arXiv :cond-mat/0307085 . Bibcode : 2004PhST..109...61D . doi :10.1238/Physica.Topical.109a00061 .
^ “Image # L-1975-02972 ”. NASA (April 4, 1975). December 7, 2008時点のオリジナル よりアーカイブ。2008年9月20日 閲覧。
^ Elmer, J. (March 3, 2008). “Standardizing the Art of Electron-Beam Welding ”. Lawrence Livermore National Laboratory . 2008年9月20日時点のオリジナル よりアーカイブ。2008年10月16日 閲覧。
^ Schultz, H. (1993). Electron Beam Welding . Woodhead Publishing . pp. 2–3. ISBN 978-1-85573-050-2 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204084011/https://books.google.com/books?id=I0xMo28DwcIC&pg=PA2 2020年8月25日 閲覧。
^ Benedict, G.F. (1987). Nontraditional Manufacturing Processes . Manufacturing engineering and materials processing. 19 . CRC Press . p. 273. ISBN 978-0-8247-7352-6 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204084012/https://books.google.com/books?id=xdmNVSio8jUC&pg=PA273 2020年8月25日 閲覧。
^ Manfrinato, Vitor R.; et al. (2013). “Resolution limits of electron-beam lithography towards the atomic scale”. Nano Letters 13 (4): 1555–1558. doi :10.1021/nl304715p .
^ Madou, M.J. (2002). Fundamentals of Microfabrication: the Science of Miniaturization (2nd ed.). CRC Press. pp. 53–54. ISBN 978-0-8493-0826-0 . オリジナル の2021-01-07時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210107160805/https://books.google.com/books?id=9bk3gJeQKBYC&pg=PA53 2020年8月25日 閲覧。
^ Jongen, Y.; Herer, A. (2–5 May 1996). [no title cited] . APS/AAPT Joint Meeting. Electron Beam Scanning in Industrial Applications. American Physical Society . Bibcode :1996APS..MAY.H9902J 。
^ Mobus, G. (2010). “Nano-scale quasi-melting of alkali-borosilicate glasses under electron irradiatio”. Journal of Nuclear Materials 396 (2–3): 264–271. Bibcode : 2010JNuM..396..264M . doi :10.1016/j.jnucmat.2009.11.020 .
^ Beddar, A.S.; Domanovic, Mary Ann; Kubu, Mary Lou; Ellis, Rod J.; Sibata, Claudio H.; Kinsella, Timothy J. (2001). “Mobile linear accelerators for intraoperative radiation therapy”. AORN Journal 74 (5): 700–705. doi :10.1016/S0001-2092(06)61769-9 . PMID 11725448 .
^ “Principles of Radiation Therapy ” (June 1, 2007). 2013年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2013年10月31日 閲覧。
^ Chao, A.W.; Tigner, M. (1999). Handbook of Accelerator Physics and Engineering . World Scientific . pp. 155, 188. ISBN 978-981-02-3500-0 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204071146/https://books.google.com/books?id=Z3J4SjftF1YC&pg=PA155 2020年8月25日 閲覧。
^ Oura, K. (2003). Surface Science: An Introduction . Springer Science+Business Media . pp. 1–45. ISBN 978-3-540-00545-2
^ Ichimiya, A.; Cohen, P.I. (2004). Reflection High-energy Electron Diffraction . Cambridge University Press. p. 1. ISBN 978-0-521-45373-8 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204084445/https://books.google.com/books?id=AUVbPerNxTcC&pg=PA1 2020年8月25日 閲覧。
^ Heppell, T.A. (1967). “A combined low energy and reflection high energy electron diffraction apparatus”. Journal of Scientific Instruments 44 (9): 686–688. Bibcode : 1967JScI...44..686H . doi :10.1088/0950-7671/44/9/311 .
^ McMullan, D. (1993年). “Scanning Electron Microscopy: 1928–1965 ”. University of Cambridge. 2009年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2009年3月23日 閲覧。
^ Slayter, H.S. (1992). Light and electron microscopy . Cambridge University Press. p. 1. ISBN 978-0-521-33948-3 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204084446/https://books.google.com/books?id=LlePVS9oq7MC&pg=PA1 2020年8月25日 閲覧。
^ Cember, H. (1996). Introduction to Health Physics . McGraw-Hill Professional . pp. 42–43. ISBN 978-0-07-105461-4 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204084443/https://books.google.com/books?id=obcmBZe9es4C&pg=PA42 2020年8月25日 閲覧。
^ Erni, R. (2009). “Atomic-Resolution Imaging with a Sub-50-pm Electron Probe” . Physical Review Letters 102 (9): 096101. Bibcode : 2009PhRvL.102i6101E . doi :10.1103/PhysRevLett.102.096101 . PMID 19392535 . オリジナル の2020-01-02時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200102164706/https://digital.library.unt.edu/ark:/67531/metadc927376/ 2018年8月17日 閲覧。 .
^ Bozzola, J.J.; Russell, L.D. (1999). Electron Microscopy: Principles and Techniques for Biologists . Jones & Bartlett Publishers . pp. 12, 197–199. ISBN 978-0-7637-0192-5 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204084447/https://books.google.com/books?id=RqSMzR-IXk0C&pg=PA12 2020年8月25日 閲覧。
^ Flegler, S.L.; Heckman, J.W. Jr.; Klomparens, K.L. (1995). Scanning and Transmission Electron Microscopy: An Introduction (Reprint ed.). Oxford University Press. pp. 43–45. ISBN 978-0-19-510751-7
^ Bozzola, J.J.; Russell, L.D. (1999). Electron Microscopy: Principles and Techniques for Biologists (2nd ed.). Jones & Bartlett Publishers . p. 9. ISBN 978-0-7637-0192-5 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204084444/https://books.google.com/books?id=RqSMzR-IXk0C&pg=PA9 2020年8月25日 閲覧。
^ Freund, H.P.; Antonsen, T. (1996). Principles of Free-Electron Lasers . Springer . pp. 1–30. ISBN 978-0-412-72540-1 . オリジナル の2022-02-04時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220204084620/https://books.google.com/books?id=73w9tqTgbiIC&pg=PA1 2020年8月25日 閲覧。
^ Kitzmiller, J.W. (1995). Television Picture Tubes and Other Cathode-Ray Tubes: Industry and Trade Summary . Diane Publishing. pp. 3–5. ISBN 978-0-7881-2100-5
^ Sclater, N. (1999). Electronic Technology Handbook . McGraw-Hill Professional . pp. 227–228. ISBN 978-0-07-058048-0
^ “The History of the Integrated Circuit ”. The Nobel Foundation (2008年). 2008年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ 。2008年10月18日 閲覧。
推薦文献
この節は更新が必要とされています。 この節には古い情報が掲載されています。編集の際に新しい情報を記事に
反映 させてください。反映後、このタグは除去してください。
(2024年6月 )
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
電子 に関連するカテゴリがあります。