『おにいちゃんのハナビ』は、2010年公開の日本映画。2010年9月11日、撮影の舞台となった新潟県で先行上映され、9月25日より全国公開された。
概要
新潟県小千谷市片貝町を舞台に、実際にあった話に基づいて描かれた作品である。妹の病気の治療のために東京からこの町に引っ越してきた一家。引きこもりになり心を閉ざしてしまった兄は、病弱な妹から勇気をもらい再生していくが、そんな最中、妹は白血病を再発させてしまう。家族が暮らすこの町では毎年、世界一の花火が打ち上げられる片貝まつりが開かれており、兄は妹のために大きな花火を打ち上げることを決意する。
この実話は2005年に放送された新潟県中越地震後の被災地を取り上げたドキュメンタリー番組で紹介されたことが、映画化になるきっかけとなった[1]。
初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では、同日(2010年9月25日)上映公開11作品中、第1位と高評価されている[2]。
その他
主演の高良健吾は以前、作中の須藤太郎と同様に新しい環境に馴染めず少しだけ引きこもった時期があった[3]。
白血病と戦う妹を演じた谷村美月はこの作品で初めて坊主頭になった。
キャスト
スタッフ
漫画
2010年からYOMBAN(Webコミックゲッキン)で不定期連載が行われた。全3話。作画は渡瀬のぞみ。
関連項目
脚注
外部リンク